556 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/11/06(日) 01:59:21 ID:7Aeg55Dz0
俺は姉と一緒に遊ぶのが好きだった。
俺が中学2年の時、姉は高校1年の話なんだが。

俺が格闘ゲームで遊んでた時だった、そこに姉が来て
「私もやらせろ!」と言ってきたんだ、まぁそこはいつもの事なんで良かったんだが
その日は姉の機嫌が悪かったようで、姉が格闘ゲームで負けて行き、ドンドン機嫌が悪くなっていたんだ
で、俺が止めるように言っても、ゲームをやって、そのうち姉が負けっぱなしでブチギレて、リアルファイトに発展

俺は姉を押さえようと、肩を持って止めようとしたんだが、姉は目にもとまらぬ早さで俺の背後に回り、
鋭い拳が俺の体を貫いた、姉がその手を俺の体から抜くと共に俺の体からは大量の血が流れた。
俺は倒れ、姉は俺を見下すように見つめていた。
「私を怒らさなければ、命は無事だったものを・・・」
そう言い放ち、俺にトドメをささんと、姉は手にエネルギーを集中させ、
エネルギーの玉を作り出した、ソレを放たんとした時、俺は死んでいった友の事を思い、
最後の気力を振り絞り、立ち上がる。
姉は驚いたようで、一瞬その手が止まったのを俺は見逃さなかった。
俺はその隙をつき、姉に懇親の一撃を叩き込む。
その一撃は姉の体を吹き飛ばし、壁にたたきつけられた
「っぐ・・・」
姉は低い呻き声を上げて、倒れ込み、俺は勝利を確信した
「強くなったな・・・弟よ・・・」
「だが・・・私を倒して・・・その先に何を見る・・・」
姉が俺に問うた
「最強」
ただ、俺が目指す物、それだけである

俺はこの戦いに勝った、だが、この勝利は切ない物となったのであった。