女「エ○チしてください」男「遠慮します」
- 1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/02/22(日) 12:46:15 ID:BPmCmLXY
- 女「えっ……」
男「遠慮します」
女「流石に聞こえてましたよ」
男「知ってます」
女「なら何故言ったのですか?」
男「大事なことなので二回言いました」
女「まあまあ、遠慮なさらず」
男「では遠慮なく言いますが」
男「気持ち悪いです」
女「!?」 - 2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/04/29(水) 00:22:38 ID:wTt/9feU
- 男「いきなりそんなことを言われても普通は戸惑うだけです」
女「しかしあなたは」
男「気持ち悪いです」
女「二回言わないでください」
男「遠慮します」
女「男性とは女性に性交を求められれば嬉しがると聞きましたが」
男「それは間違いです」
女「えっ」
男「好きでもない女性に言い寄られても気持ち悪いだけです」 - 3 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/04/29(水) 00:27:19 ID:wTt/9feU
- 女「男はケダモノ」
男「……」
女「女はみな男の奴隷」
男「ありえません」
女「女はみな男の肉便k」
男「言葉を慎んでください」
女「ともかく」
男「はい」
女「エッチしてくd」
男「嫌です」 - 4 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/04/29(水) 00:29:53 ID:wTt/9feU
- 女「私には魅力が足りませんか」
男「そうかもしれません」
女「そうなんですか?」
男「そうかもしれません」
女「そうですか」
男「はい」
女「酷いわ!私を否定するなんてサイテー!」
男「はい」
女「はい」 - 5 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/04/29(水) 00:32:20 ID:wTt/9feU
- 女「あなたはエッチしたくないんですか」
男「くどいですよ」
女「私、気になります」
男「あなたとは嫌です」
女「えっ」
男「先程も言いましたが」
女「私には魅力が」
男「はい」
女「はい」 - 6 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/04/29(水) 00:34:50 ID:wTt/9feU
- 女「仮に」
男「はい」
女「私が色仕掛けをしたとします」
男「させません」
女「興奮するのが男でしょう」
男「しません」
女「押し倒されても」
男「出来ません」
女「今のは聞き捨てなりません」
男「知りません」 - 10 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/15(木) 11:02:31 ID:zWQXgBfk
- 女「では先っぽだけと言う事で妥協しましょう」
男「それのどこが妥協しているのですか」
女「先っぽだけでもダメと言うのですか」
男「はい」
女「はい」 - 11 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/15(木) 11:05:19 ID:zWQXgBfk
- 女「・・・・・」
男「何をしているのですか」
女「見ての通り、洋服を脱ぎ始めています」
男「私の目の前で脱ぐのはやめてください」
女「なぜですか、巨乳ですよ」
男「気持ち悪いです」
女「Oh........」 - 12 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/15(木) 11:08:18 ID:zWQXgBfk
- 女「流石に落ち込みます」
男「いいから服を着て下さい」
女「はい」
男「はい」
女「そろそろ時間なので、今日のところは帰宅しますね」
男「はい、さようなら」
女「また明日」
男「はい」 - 13 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/15(木) 11:11:56 ID:zWQXgBfk
- 女「こんにちは」
男「こんにちは」
女「エッチしましょう」
男「それは出来ません」
女「それは残念です」
男「当たり前です」
女「体調はいかがですか」
男「あなたがエッチさえ求めてこなければ、良好でした」
女「それは良かったです」
男「あなたは馬鹿ですか、教育者の顔が見たいです」 - 14 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/15(木) 11:13:58 ID:zWQXgBfk
- 女「私の先生はあなたです」
男「今は違います」
女「いえ、昔も今も、本当の先生はあなたしかいません」
男「過ぎた事です、忘れなさい」
女「嫌です」
男「あなたはいつでも私を困らせる」
女「それが私です」 - 15 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/15(木) 11:16:59 ID:zWQXgBfk
- 男「そろそろ良い時間です、帰った方がいいのでは?」
女「そうですね、帰宅しましょう」
男「ではさようなら」
女「さようなら、また明日きます」
男「はい、また明日」 - 18 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/15(木) 14:30:57 ID:zWQXgBfk
- 女「今日は少し寒いですね」
男「そのようですね」
女「色づいていた紅葉も、大方散ってしまいました」
男「少し寂しいものです」
女「寒くて寂しいので、人肌で温めて下さい」
男「そう来ましたか」
女「はい」
男「ホッカイロを差し上げます」
女「そう来ましたか」
男「はい」 - 19 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/15(木) 14:34:20 ID:zWQXgBfk
- 女「紅葉と言うと、あれを思い出します」
男「あれとは」
女「昔絵本でありましたよね、葉っぱのフレディでしたっけ」
男「あぁ、懐かしいですね」
女「子供の頃を思い出します」
男「あなたは小さい頃から変わってましたよね」
女「そんな事はありません」
男「どうでしょうね」 - 20 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/15(木) 14:39:51 ID:zWQXgBfk
- 女「少し違う話をしてもいいですか」
男「ダメです、紅葉の話をつづけましょう」
女「紅葉の話はもう飽きました」
男「どうせエッチの話をするのでしょう」
女「期待しているのですか」
男「何に期待すればいいのですか」
赤く染まっていたもみじ達も、力なく枯れ果て、突き刺さるように吹く風に飛ばされる。
その様子を横目に見ながら、私はもみじのように頬を染めた彼女と抱き合う。
結合の音はいやらしくも官能的に響き、私の脳をしびれさせる。 - 21 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/15(木) 14:43:04 ID:zWQXgBfk
- 男「勝手にあなたの妄想を私のモノローグとして進めないで下さい」
女「期待していただけましたか」
男「全くもって」
女「でもこちらのほうは」
男「はて何のことでしょう」
女「完全に沈黙していますね」
男「何を期待していたのでしょう」
女「先生ったらエッチですね、良いでしょう言います」
男「おっしゃらなくて結構です」
女「はい」
男「はい」 - 23 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/15(木) 18:51:35 ID:zWQXgBfk
- 女「もしかしてあなたはロリコンなのですか」
男「違いますが」
女「そうに違いありません」
男「断定されても困るのですが、なぜそう思うのです」
女「あなたは巨乳が好きではないのですよね」
男「別に嫌いとは言っていませんよ」
女「いいえ、気持ち悪いと言いました」
男「あれは、あなたの露出に対する感想です」
女「私への感想」
男「はい」
女「はい」 - 25 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/15(木) 18:56:53 ID:zWQXgBfk
- 女「もしかして着エロ属性をお持ちなんですか」
男「なんですか着エロって」
女「着エロ(ちゃくエロ)は、着衣のあるエロチシズム、およびその造語。注1」
注1 Wikipediaより https://ja.wikipedia.org/wiki/着エロ
男「違いますね」
女「私が脱ぐのが嫌なのですよね」
男「そうですね、脱がないで下さい」
女「では着エロ属性じゃないですか」
男「いや、その理論はおかしいです」 - 26 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/15(木) 21:04:31 ID:zWQXgBfk
- 女「もしかして、ゲイの方なのですか」
男「ゲイですか、いえ私はゲイの方ではありませんね」
女「女に興味が無いじゃないですか」
男「いえ、私は女性の方が好きですよ」
女「それだと、私とエッチしないのはおかしいですよね」
男「おかしくはないですね」
女「いえおかしいです」
男「おかしくありません」 - 27 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/15(木) 21:08:14 ID:zWQXgBfk
- 女「先生は私を見ているようで、見ていませんよね」
男「いきなりどうしたのですか」
女「私も年度がかわればもう大学生です」
男「そういえばそうでしたね」
女「もう子供の頃の私ではないのですよ」
男「私の中では、あなたはいつまでも教え子です」
女「それはわかっています。あなたは私の先生です」 - 28 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/15(木) 21:11:47 ID:zWQXgBfk
- 男「では・・・」
女「ですが、先生は男で私は女です」
男「そうですね」
女「先生は私から逃げていますよね」
男「私は逃げられませんよ」
女「物理的な事を言っているのではありません。精神的な事を言っているのです」
男「はい」
女「はい」 - 29 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/15(木) 21:14:55 ID:zWQXgBfk
- 男「もし、あなたと私が愛し合ったとして・・・」
女「はい」
男「私が死んでしまったらどうなる」
女「・・・・」
男「あなたは悲しむのでしょう」
女「もう手遅れですよ」
男「それはどうい」
女「・・・・」
男「・・・・」
女「こういうことです」
男「まさかあなたに唇を奪われるとはね」 - 30 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/15(木) 21:19:24 ID:zWQXgBfk
- 女「先生は死にません、信じています」
男「そんな勝手な」
女「愛する教え子を置いて、勝手に死なないで下さい」
男「そうですね」
女「手術の間、ずっと祈っていますから」
男「祈りと言うものは、儚いものです」
女「ですが、私は祈ります。あなたとエッチをしたいですから」
男「こんな低俗で、力強い祈りは初めて聞きました」
女「低俗ではありません」
男「ですが、ありがとうございます」
女「はい」
男「はい」 - 31 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/15(木) 21:23:51 ID:zWQXgBfk
- 男「もしも手術が成功して私が戻って来れたら、またあの台詞を言って下さい」
女「絶対手術は成功しますので、先生は返す言葉を考えておいて下さいね」
男「遠慮します」
女「ここでその返しは度肝を抜かれました」
男「では、行って参りますね」
女「ええ、神のご加護にあらん事を」 - 32 :以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/15(木) 21:32:12 ID:zWQXgBfk
- 私が8歳の時、初めてあなたと会いましたよね。
あの時のあなたはまだ学生服を着ていましたっけ。
母から家庭教師を雇ったと聞かされたときは、お姉さんを期待して胸を躍らせていましたのに、心底残念でした。
ただ、あなたの優しげで、しかし真剣な眼差しに、恋をしてしまうには時間は必要なかったようです。
あなたと過ごした時間は私の中で宝物になっているのです。
たとえあの時は、先生と教えコメント一覧
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- 2015年10月15日 22:11
- まとめるのはええな
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- 2015年10月15日 22:11
- 全く気が付かなかったぞ
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- 2015年10月15日 22:14
- こういうの好き
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- 2015年10月15日 22:28
- 強引な王道展開だったけどいい話でした
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- 2015年10月15日 22:57
- 乗っ取られてたことに気付かなかったw
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- 2015年10月15日 23:12
- さきっぽだけからのっとってんのな
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- 2015年10月15日 23:27
- 半年以上放置してたのか
保守して落とさないようにするよりはいいのか
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- 2015年10月15日 23:31
- 最後の最後で
神のご加護にあらんことを、で首ひねったわ
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- 2015年10月15日 23:53
- 男は老人なのかと思ったら最大でも10歳程度しか離れてねーのか
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