先日、英語力に自信をつけようと、思い切って一人で行ってきた海外。
空港でいきなりArrival(到着)の意味がわからず、迷ってしまうほどのつたない英語力ながら、必死のコミュニケーションでそれなりに乗り越えられたことで、自分の英語力に自信を持てるようになりました。
ところが先日、そんな武勇伝をイギリス在住のライターに話してみたところ…その自信がとんでもない慢心だったと気づかされる、こんな指摘を受けました。
海外の一人旅ができたのは、英語力ではなかった
以前海外を一人で旅するというチャレンジに成功したエピソードを、イギリス在住の女性ライターらばに、ちょっと得意げに話した時のこと。
「俺の英語力もまんざらでもないよね」 なんてちょっと調子に乗っていると、こんな事を言われました。
らば「うーん、確かに一人で海外に行って来たのは武勇伝だけど、だから英語力が高いかと言うと、ちょっと違うかな。旅行に必要な英語って、レベルで言うとそんなに高くないの」
「どういうこと?」
らば「例えば…現地でどんな英語を話した?」
「How much(いくら?)とか、Where is ○○(○○はどこ?)とか、What is this(これは何?)とか、I want ○○(○○が欲しい)とか…」
らば「そうそう。旅行だとね、したいこと、知りたいことが言えればそれなりになんとかなるけど、使ってるフレーズ自体は少ないの」
「なるほど…」
らば「あと、“How much?”って聞いたら、 値段を答えてくれると思って返事を待つでしょ? 」
「うん」
らば「 相手の話すことがある程度絞り込めていると、リスニングってそれなりにできるものなの。 でも旅行中、誰かから話しかけられたことはなかった?その時ちゃんと意味を理解できなかったんじゃない?」
「そう言えばホテルでフロントから電話が来た時、何を言ってるか全然わからなくて、お互い無言で困ったことがあったなぁ…」
らば「そう、英語力(リスニング力)ってそういうところで発揮されるの。一人で海外に行ってきたのは凄いことだけど、それは英語力と言うよりは、チャレンジ精神によるところが大きいのよね」
「なるほど…!」
無意識のうちに、難しそうな会話を避けていた
らば「あとね、自分の話してる英語を日本語にして考えてみたことある?」
「えーっと、『これが欲しい、いくらですか?』『ありがとう』『○○はどこですか』とか…」
らば「日本語にしてみると、話してる内容って、幼児レベルだと思わない?」
「言われてみれば…」
らば「君の話しかける度胸は日本人にしては珍しいと思うけど、その程度の英語力だと、つたない言葉で通じそうなところばかり行ってたんじゃない?」
「そう言われてみれば、街で見かけたサブウェイ(サンドイッチ店)で食べたかったけど、 注文の会話ができるか怖くて入りにくかったなぁ。 あそこって『パンは焼きますか?』『嫌いな野菜は?』とか、注文に会話が多いんだよね」
らば「うんうん」
「あと肉が食べたい気分だったんだけど、レストランでメニューがよくわからなくて、 英語でもどう聞いていいか言葉が浮かばなくて、適当に指さして頼んだら肉料理が一つもなかった事も… しくしく」
らば「それ悲しい(笑)、そうそう、ある程度海外の文化に触れようと思うと、そういうなにげない事すら不自由するの。 中学レベルの英語ができればそれなりに通じるとは言うけど、それはあくまで最低限のやり取りができるだけ。 国内旅行と同じような楽しみかたをしようと思うと、やっぱりある程度の英語力がいるのよ」
なるほど、私自身はそれなりに大冒険を楽しんでいるつもりでしたが、言われてみると旅行らしいことがあまりできてなかったような…せっかく海外に行ったのに、もったいない!
らば「ところで君の英語力って、TOEICで何点くらい?」
「それなりに行き当たりばったりで話せればいいと思ってたから、そういうの受けたことない…」
らば「TOEICって英語の日常的なコミュニケーション能力を測るテストだから、自分の英語力を知るためにも、一度くらいは受けてみた方がいいよ。ステータスにもなるしね」
なるほど、TOEIC ® テストって就職や昇進に役立つ資格程度にしか思っていませんでしたが、自分の英語力を客観的に知る意味でも、取り組んでみる価値がありそうです。
TOEIC ® テスト初心者向けの講座に取り組んでみると…悲しくなるくらい英語ができていなかった
しかしすでに幼児レベルと指摘された今の英語力で、いきなりTOEIC
®
テストを受験するのは、あまりにも無謀というもの。
そこで、まずはアルクの初心者向けのTOEIC ® テスト教材『これならできる!TOEIC ® テスト超入門』に取り組んでみました。
早速テキストを開いてみると…おお、さすが初心者向けだけあって、やさしそうな感じ。
音楽に乗せて軽快に読み上げてくれるCD、イラストが添えられて頭に入りやすい単語や熟語など、なんだ、TOEIC ® テストって思ってたより簡単そうじゃないか!
このTOEIC ® テスト超入門は、1日1ユニット(4ページ)を15分、週3日のペースで、3か月間で全カリキュラムが終わる学習ペース。このくらいなら楽勝で終わりそうです。
続いてはテキストなしの英会話のリスニング。とは言え、テキストに会話の内容のヒントがあるのと明瞭に話してくれるおかげで、7割くらいは会話の内容が理解できます。
しかし、その会話にまつわる英語の質問が流れると…あれっ、 何を聞かれているのか、わからない!
…そうか、考えてみれば旅行だと誰かに聞くばかりだから、質問されることに慣れてないんだ…!今までの英語の自信って一体…。
しかし解説や、単語の訳を見てみると…なるほど、知らない単語と聞き慣れない文法だっただけで、質問の内容は意外とシンプルだったようです。
さらに会話の英文と訳文を読んでみると、それなりに聞き取れていたようで、ちょっと自信が回復。
むしろ英単語の知識量と、質問されることに弱いという弱点を克服できれば意外と行けるんじゃないかと、逆にやる気がわいてきました。
それから現在まで2週間、ユニットは6つまで終わったのですが、今のところ順調に進んでいます。
忙しくて時間が取れなかったらと心配もありましたが、1日15分のカリキュラムで日本語の解説も付いていてCDだけでも学習できるので、通勤時間も活用して滞りなく進められるのもいいところ。
また実際にここまでやってみると、毎回異なるテーマで聞き慣れない単語こそ出てくるものの、入門レベルのおかげか英語の文法はそれほど難しくなく、丁寧な解説もついているので進めるごとに質問にも慣れ、成長してる気がするのがなんとも楽しいものです。
ちなみにこの教材には、月末にマンスリーテスト、3か月後には総まとめのチェックテストが用意されているのですが、このペースならいいスコアが出せる…かも?
やった感じでは本当に初心者向けにわかりやすく作られているので、就職や昇進などでTOEIC ® テストの必要性に迫られているなら、手始めの取り組みとして良さそうです。
また、マークシート試験に便利な2mmシャーペンもついていました
※
。ひと塗りでマークができて、これ何気に嬉しいかも…!
とりあえず受験はもう少し先になりそうですが、全カリキュラムが終わったら、TOEIC ® テストで何点が取れるのか…今から楽しみですね。
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※シャーペンは2015年11月30日までのキャンペーン特典です。