【FateGO】マシュ「ジャンヌさん、よろしくお願いします!」
FateGOのSSです
多少のオリ設定、キャラ崩壊がありますので苦手な方はご注意ください
次レスから投下開始します
カルデア
マシュ・ジャンヌ「「ただいま帰還いたしました!」」
ぐだ男「『疲れた……』」
ロマン「お疲れ様。大浴場がまだ開いてるから、使いたかったらどうぞ」
ぐだ男「『マシュたちから先に入ってきていいよ』」
ジャンヌ「ありがとうございます、マスター」
マシュ「そんな、先輩を差し置いて私が先に入るなんて……」
ぐだ男「『じゃあ一緒に入る?』」
マシュ「えっ!? そ、それは……まだ私たちには早いのではないでしょうか」
ぐだ男「『冗談のつもりだったんだけど……』」
マシュ「し、失礼しましたっ」
ジャンヌ「親交を深めるために同じ湯船に浸かるというのは良いアイデアだと思いますよ。私も激しい戦闘の後には、ジルといわゆる『裸の付き合い』をしたものです」
ロマン「は、裸の付き合いだって!? その話、もう少し詳しく聞かせてもらっていいかな?」
ぐだ男「『ドクターが想像してるような意味ではありませんよ』」
マシュ「互いに一糸纏わぬ姿でいても気まずくならないような、非常に親密な関係であるということです」
ぐだ男「『それもちょっと違うかな……』」
ダヴィンチちゃん「本音で語り合えるような関係、つまり心を裸にして付き合えるような関係のことだね」
ジャンヌ「そうなのですか? 私は単に共に水浴びをする程度の意味だと思っていたのですが……」
ロマン「……その言葉、件の彼が聞いたら落ち込むだろうね」
ダヴィンチちゃん「男女でやましい感情なしに裸を晒せる関係なら、本来の意味と同じようなものだろう。深く考える必要はないよ」
ジャンヌ「なるほど、勉強になりました。ありがとうございます」
ぐだ男「『疲れてるから今日はいいよ。2人で入ってきたら?』」
マシュ「はい、分かりました」
ジャンヌ「では行きましょうか、マシュ。実は私、貴女とも『裸の付き合い』をしてみたかったのです」
マシュ「ええ。私も貴女と話したいことがあります」
ロマン「……ダヴィンチちゃん。大浴場のセキュリティってどこの管轄だったっけ?」
ダヴィンチちゃん「うん? 一括で私の工房になってるが、それがどうかしたのかい?」
ロマン「くそ、やっぱりそうだよなあ!」
ぐだ男「『ドクター……』」
大浴場
ジャンヌ「すごいですね、これほど大きな湯船を見たのは初めてです!」
ジャンヌ「さあ、まずは身体を洗いましょう。それが銭湯の作法と聞きました」ゴシゴシ
マシュ「はい、私もこれほど大きな……いえ、何でもありません」
マシュ「(すごい……まるで生きてるみたい)」
ジャンヌ「どうかしましたか?」
マシュ「本当に何でもありませんから。お背中をお流しします、ジャンヌさん」
ジャンヌ「お願いします、マシュ」
ジャンヌ「ふう……いい湯加減ですね。身体の疲れがとれるようです」カポーン
マシュ「サーヴァントである私たちには疲労という概念はないと思うのですが……」
ジャンヌ「気分ですよ、気分。あまり難しく考えないことです」プカー
マシュ「はあ……」チャポ
マシュ「(やはり脂肪は水に浮くのですね……)」
マシュ「み、水の中だとやはり、その、楽になりますか?」
ジャンヌ「え?」
マシュ「いえ、すいません、冗談です……」
ジャンヌ「……ああ。胸の話ですか? そうですね、浮力を受ける分多少軽くはなりますが、元から大した負荷にはなっていませんから」
マシュ「そんなはずありません! ジャンヌさんほどのものをお持ちなら、きっと毎日肩凝りや乳揺れに悩まされているはずなんです!」
ジャンヌ「慣れればどうということはありません。ジルなども布を巻いて揺れを抑えるべきだと何度も忠告してくれましたが、どうにも息苦しくて、結局やめてしまいました」
マシュ「……ジャンヌさんは、その、ジル・ド・レェさんのことは、どう思っていたのですか?」
ジャンヌ「……とても、頼れる人でした。私のような小娘を、最後まで信じきってくれた人」
ジャンヌ「私がいなくても、ジルがいなくても、結局歴史には何も変わりはなかったのかもしれません。それでも、彼とともに戦場を駆けた日々は、とても尊いものだったと思います」
マシュ「……とても、大切な人だったのですね」
ジャンヌ「はい。ついぞ初恋というものを知ることはできませんでしたが、傍からすれば私たちはそういう関係に見えていたのかもしれませんね」
マシュ「ご本人は必死で否定されそうですけどね」
ジャンヌ「本当に生真面目な人でしたから」クスリ
ジャンヌ「……ところで、マシュのお話をそろそろ聞かせていただきたいのですが」
マシュ「い、いえ。やはり大したことではありませんから、又の機会ということで……お先に失礼しま、きゃっ」ザブン
ジャンヌ「大丈夫です、笑ったりしませんから。さあ」ギュー
マシュ「わ、分かりました! 話します、話しますから放して下さい……!」ジタバタ
――――――――
ジャンヌ「盾役として不安を感じている?」
マシュ「はい。ご存知とは思いますが、私のスキルは全体防御バフ、無敵&NP付加、リレイズです。加えて宝具は全体防御バフ&ダメージカット。ステータスもHPよりの平均型」
マシュ「つまり、スキルと宝具を使ってしまったら、後はただの置物になってしまうのです」
ジャンヌ「置物だなんて、あまり自分を卑下してはいけませんよ」
マシュ「事実ですから。せっかくの全クラス中唯一の弱点なしという特性も、無駄に場に留まり続けてパーティの火力を削ぐ結果にしかなりません」
マシュ「これだけ防御系スキルを持っているのに、さらに攻撃にまで秀でたいと言うつもりはないんです」
マシュ「何が言いたいのかと申しますと、ヘイト集め……『ターゲット集中』スキルを習得し、防御面でパーティのサポートができるようになりたいのです」
ジャンヌ「新スキル獲得、ですか。私たちサーヴァントのスキルは、生前の技術や逸話を元にして生み出されるもの。よって、一朝一夕に手に入れることは難しいのではないでしょうか」
マシュ「……やはりそうですよね。ジャンヌさん、相談に乗っていただいてありがとうございました」
ジャンヌ「待ってくださいマシュ。『一朝一夕に』は難しいとは言いましたが、絶対に無理だとは言っていません」
マシュ「じゃ、じゃあ……」
ジャンヌ「きっと何か方法があるはずです。他のサーヴァントたちにも聞いてみましょう」
マシュ「はい!」
ゲオルギウス「おや、こんばんはマシュ、ジャンヌ。こんな時間に私に何の用ですかな?」
ジャンヌ「実は、貴方に教授していただきたいことがあります」
マシュ「かくかくしかじか」
ゲオルギウス「……なるほど。これは難しい注文だ。サーヴァントに新たなスキルを身につけさせる方法とは」
マシュ「やはり、不可能でしょうか?」
ゲオルギウス「ふーむ、確かに他者にスキルを教授するスキルというものは存在します」
マシュ「本当ですか!?」
ゲオルギウス「ですが、無論私はそのようなものを持ち合わせてはいませんし、私の知る限りでは現在のカルデアにそのスキルを持つサーヴァントはいないでしょう」
ゲオルギウス「私の持つ『守護騎士』やレオニダスの持つ『殿の矜持』はどちらも、生前の逸話がスキルへと昇華されたもの。これらを現代でおいそれと会得することは至極困難です」
マシュ「そうですか……ありがとうございました。この御礼はまた後日に」
ゲオルギウス「お待ちなさい。方法がないとは言っていませんよマシュ。貴女は『被虐体質』というスキルをご存知かな?」
マシュ「被虐体質……?」
ジャンヌ「なるほど、それなら何とかなるかもしれませんね! やはり、貴方に相談したのは正解でした、ゲオルギウス」
ゲオルギウス「何の。礼には及びません」
マシュ「すいません、件のスキルについて説明をお願いしたいのですが……」
ゲオルギウス「これは失礼。被虐体質とは……端的に言いますと、相対者はそのスキルの保持者を攻撃せずにいられなくなるスキルです」
マシュ「苛めたくなる、ということですか」
ゲオルギウス「まあ、そういうことになるでしょう。ただ、これはマイナススキルに近いものです。保持者の近くにいるだけで、周囲の人間は貴女を攻撃したくなり、その衝動はどんどんエスカレートしていく」
ゲオルギウス「本人にはもちろん、周りの人間にも悪影響を与えるスキルです。あまり思いつめず、別の方法でパーティに貢献することを考えてもよいと思いますよ」
マシュ「ご忠告ありがとうございます。でも、私はどうしても先輩の力になりたいんです」
ゲオルギウス「……分かりました。無理に止めることはしません。幸運を祈ります」
ジャンヌ「さしもの竜殺しも、恋する女の子には敵いませんか?」
ゲオルギウス「竜は倒されるべきものですが、少女は守るべきものです。力や信仰でねじ伏せることなどはしませんよ。彼女が望むのなら、私は全力で援助するのみです」
ゲオルギウス「……ふむ。被虐体質とは少し異なりますが、話を聞いておくべきサーヴァントがいますね」
マシュ「どなたですか?」
スパルタクス「女子供であろうとも、そこに叛逆の意思があるのなら私の同輩に違いない。さあ、剣を取れ! そして圧政者を打ち負かすのだ!」
ブーディカ「はいどうどう。今は叛逆はいいの。……それで? スパルタクスに話があるって?」
マシュ「はい。込み入った話になりますので詳細は省略しますが……」
ジャンヌ「マシュはどうすれば皆にいじめてもらえるのかを知りたいそうです」
マシュ「えぇ!? 違います、私そんなこと……」
ジャンヌ「被虐体質を身につけるとはそういうことではないのですか?」
マシュ「そ、そうですけど……」
ブーディカ「皆にいじめてもらいたいって、こりゃまた難儀な相談だね」
スパルタクス「叛逆の悦びとは、これ即ち圧政からの解放である。従って、圧政に耐えることこそが叛逆の始まりである」
ブーディカ「マシュはね、どうすれば周りから圧政を受けられるのかを知りたいんだって」
スパルタクス「体制への不満は隠しこそすれ押し殺すものではない! 内に蓄えた怒りを、最高の機会に爆発させなければ叛逆は成し得ないのである」
ブーディカ「自分に正直になればいいって言ってる
コメント一覧
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- 2015年10月17日 23:09
- ※2
いや、謎仕様ではないだろ…というかそんな理由でクイックの枚数増やされても困る
守り主体の戦いは現状既に必要だよ
ただそこにマシュの居場所が無いって話なのに何言ってんだか…
ジャンヌ出てもどうせ使いこなせないんだし出なくて問題無いんじゃない?
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- 2015年10月17日 23:12
- マシュの宝具はイメージ的にも自分以外回避付与くらい付けてくれたら……(ジャンヌの宝具を見ながら)
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- 2015年10月17日 23:14
- ま、マシュさんは次の三章クリアしたら自動的にレベル上限10上がるから…
(なお大半のSSや本編でのなつきぶりに反して絆レベルは下位の2の模様)
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- 2015年10月17日 23:43
- マシュはお腹だけで価値ある
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- 2015年10月17日 23:43
- 敵の宝具がランダムになって、マシュの居場所がどんどん減っていく…
先頭固定で良かったのになんで不具合だからってランダムにするかな。
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- 2015年10月17日 23:47
- サテーさんの漫画じゃ被虐体質EXくらいありそうなのにな
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まぁ、騎乗スキル付いてるクセにクイックが一枚とか上がっても40までしかレベル上がらないとか謎仕様が多すぎるし、何よりあのゲームのシステムが守り主体の戦いを許してくれないしな、正直微妙?
ジャンヌ?ピックアップ?
...お伽噺でしょ?