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超高感度カメラやクラウドを利用した防災放送システムなど防災にもテクノロジーが活用:危機管理産業展(RISCON TOKYO) - Engadget Japanese
RISCON

東京ビッグサイトで開催されていた「危機管理産業展(RISCON TOKYO)」より
防災関連やセキュリティなどの最新機材やアイテムが展示されていました。

最近の防災用品には、クラウドなどの最新テクノロジーを活用したサービスやシステム、極限環境でも機能を発揮するための技術が投入された技術も投入されています。

RISCON_SEECAT

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83 枚

 
キヤノンブースでは、超高感度多目的カメラ「ME20F-SH」が展示、デモされていました。
ISO感度400万相当(最大ゲイン75dB時)の超高感度で、0.0005lux以下の低照度環境でも少ないノイズでカラー撮影が可能としています。
EFマウント採用で、一眼レフカメラレンズを使用できるほか、Cマウントアダプターにより、放送局などで使用されるENGカメラ用のレンズも使用できます。
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ライトが使用できない野生動物の撮影や、昼夜を通して火山活動の監視を行うなど災害の長期監視、警察や自衛隊などの訓練や作戦の記録など特殊用途も想定しています。一般用途としては、感度を上げれば上げるほど、ノイズは目立ってしまい他の映像との併用が難しくなってしまいますが、現状でかなりのノイズが乗るレベルの感度域にて、ノイズが目立たなくなるなど、高感度になった恩恵は幅広いと言えます。

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クエスタによるスマートフォンを使用した遠隔防災放送システム「スマ放」は、防災放送システムにスマートフォンを採用して、1対nの緊急放送が遠隔から一括して行えます。これにより、自身が避難しながら緊急放送をおこない避難誘導を行うなどが実現します。

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放送ユニットは、スマートフォンが仕込まれたスピーカ(受信ユニット)とスマートフォンによる送信ユニットで、送信側のスマートフォンから複数台の受信ユニットをコントロールできます。受信ユニットは太陽発電パネルとバッテリーで動作し、信号を受信しない状態では電源がOFFになるなど省エネ設計になっています。



クラウドサーバを使用することで、1対nの放送が可能ということで、スマートフォンからはサイレンのON・OFF、ボリューム調整のほか、音声による放送も行えます。システムにスマートフォンがそのまま採用されているのは、経年による技術や機器の陳腐化に対して端末を交換することで速やかにかつ低コストで対応するためということです。
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3.11の際、津波からの避難を呼びかけ続けて亡くなった係員がいた事などから、避難誘導(防災放送)を遠隔で行える仕組みを作りたいと思ったのが開発の動機だったそうです。
超高感度カメラやクラウドを利用した防災放送システムなど防災にもテクノロジーが活用:危機管理産業展(RISCON TOKYO)

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