総務省は、機器同士のデータ通信などデータ通信専用に「020」で始まる番号を割り当てます。早ければ2016年にも利用を開始する方針。IoT時代の本格到来を見据え、番号をこれまでより2桁多い13桁とすることで番号の枯渇に備えます。
現在、携帯電話には「090」「080」「070」で始まる番号が割り当てられています。
このうち090、080はすでに枯渇。2013年11月からはPHSで使われている 070 が加わりましたが、なお枯渇が心配されており、対策として携帯電話向け「060」の新設が検討されていました。
読売新聞によると、10月16日に開かれた総務省の有識者会議で、機器同士のデータ通信などデータ通信専用に、新たに「020」を割り当てる方針が決定。番号をこれまでより2桁多い13桁とすることで、約80億件の番号を揃えます。これにより、現在データ通信専用にも割り当てられている「070」の枯渇は防げると判断され、携帯電話向けの「060」の新設は見送りとなりました。
総務省は2016年4月以降に省令を改正し、早ければ2016年中に「020」の割り当てを開始します。
あらゆるモノがインターネットに繋がる IoT(モノのインターネット)は業界トレンド。スマートフォンやタブレットに留まらず、自動車や家電などあらゆる"モノ"がインターネットに繋がる未来が到来します。モバイル通信の活用が広がるなか、総務省は番号を増やしIoT時代の到来に備えます。