ジャニーズ事務所には、少年隊、SMAPら、デビューしているグループが15組、近藤真彦をはじめ俳優、歌手などのソロアーティストが12名。さらに、東京のジャニーズJr.だけでも100名以上いると言われており、関西ジャニーズJr.もあわせると相当数のアイドル・アーティスト予備軍がいる。一部には運と才をもち短期間でスムーズにデビューした人もいるが、たいていは何年もレッスンを受け、先輩のバックについて経験を積み、タイミングやチャンスにも恵まれて、ようやくデビューするケースが多い。
デビュー組は大勢の中から選ばれ、生存競争に勝ち抜いた少数だが、デビューしても安心してはいられないのが現実。10/4「DASHでイッテQ！行列のできるしゃべくり日テレ系人気番組NO.1決定戦 2015 秋」（日テレ系）で、「今のご時勢、クールにキメているだけではテレビに映れませんよ」と言いきったのは、Hey!Say!JUMPの山田涼介。
苗を何本植えられるかを競う「タイ王国田植え祭り」に挑む際は、「申し訳ないけど、番組対抗のお祭りで僕は手越君に負けたことがない。毎回ボコボコにさせてもらっているので、今日もボコボコにしたいと思います」と前回、吉田沙保里を倒して優勝した、NEWSの手越祐也に宣戦布告。予選をラクラクとクリアして、決勝の「ビーチ押し相撲」では、いとうあさ子に「ジャニーズの意地を見せますよ！」と挑発。押されても鍛えあげた身体を生かして耐え、腹筋、背筋の強さを見せつけて優勝。甘いマスクの王子キャラだけではない、強い心と強い身体をもつ有言実行の山田涼介を印象づけた。
一方、可愛い笑顔とサービストークで軽やかにジャニーズの波を泳ぐ、NEWS一のアイドルキャラ、手越祐也。「タイ王国田植え祭り」の挑戦前は「皆はジャニーズなのにかっこつける要素を忘れているよ。カッコつける要素もありつつ4位以内を確保したい」と抱負を述べた。ただのカッコつけではない、随所に頭の良さが鋭くキラリとこぼれおちるのが手越流だ。「しゃべくり」コーナーでは「この人に負けていると思う芸能人は？」と聞かれて「身近にはあまりいない」と発言。「（マッチさんは別格として）ジャニーズで手越君が一番カッコイイけど、二番目は誰？」と問いかけられても「一番」を否定せず、「（目の前にいる）TOIKOの城島リーダーには勝っている？」と聞かれて「勝っているかもしれない」と自信満々キャラを通した。嫌味がなくストレート。周りの空気をよんで自分が何を求められているのかをわかっての発言だろう。
同じくNEWSの小山慶一郎は、everyのメインキャスターとしても活躍中で、ジャニーズと知らずアナウンサーだと思いこんでいる視聴者も多いという。「マル秘質問」コーナーで小島奈津子から「フジテレビのアナウンサーになる気はない？」と質問され、「アイドルをベースにしながら、ジャニーズ所属のフリーアナウンサー的な感じを目指している」とやんわり発言。NEWSメンバーからは度々天然エピソードを暴露されているが、天然キャラもご愛敬。自分の立ち位置をちゃんと考えている、芯はしっかり者だ。
強気の男はカッコイイ。けれどもジャニーズには強気キャラもいれば、弱気キャラもいる。例えば、KAT-TUNの中丸雄一は調理の手伝いを命じられ「何でもします」と答えるだけでほのぼの感が漂い会場の笑いを誘う。「顔が前に出ている」と指摘されるが、「特徴を出さないと」と実は足長でスタイル抜群なのに、猫背キャラを容認。「しゃべくり」コーナーでは「ジャニーズで誰に負けているの？」と聞かれて「基本、全員に負けています。ジャニーさんにもオーディションの時から『Youは中の上だから』と言われています」と笑顔で答えた。戦わずして負けを認める弱気キャラだが、MCやメンバーにもいじられて実はおいしい役回りだ。
中丸と同様、いじられキャラがHey!Say!JUMPの有岡大貴。「タイ王国田植え祭り」の挑戦前には「手越君は、有岡は眼中にないと思いますが、Hey!Say!JUMPのダークホースはここにいるぞ、というのをしっかり見せたいと思います！」と闘志を見せたが、その後「皆を“バフン（ギャフンの言い違い）”と言わせたい」と発言するなど、ユニークな発言、天然キャラをさく裂させ、会場に笑いの渦を巻き起こした。
中丸、有岡は、グループのメンバーでもいじられつつもこよなく愛され、グループの潤滑油的な存在。視聴者や共演者にも敵をつくらないタイプで、“隙間”を生き抜く強さがある。実際は「負け犬」キャラではなく、力を持っているからこそ抜けがある、「負けるが勝ち」の愛されキャラだ。
テレビ、ラジオ、映画、ドラマ、バラエティ、MC、キャスター役まで。限られた枠の中で仕事を獲得すること、テレビに映ることはジャニーズといえども厳しい生存競争がある。ルックス、歌、踊り、演技ができるだけでは人気、仕事に結びつかない。芸能人、ジャニーズが大勢集まる大型番組は、それぞれの自分のキャラや存在を視聴者にアピールするチャンスでもある。
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デビュー組は大勢の中から選ばれ、生存競争に勝ち抜いた少数だが、デビューしても安心してはいられないのが現実。10/4「DASHでイッテQ！行列のできるしゃべくり日テレ系人気番組NO.1決定戦 2015 秋」（日テレ系）で、「今のご時勢、クールにキメているだけではテレビに映れませんよ」と言いきったのは、Hey!Say!JUMPの山田涼介。
苗を何本植えられるかを競う「タイ王国田植え祭り」に挑む際は、「申し訳ないけど、番組対抗のお祭りで僕は手越君に負けたことがない。毎回ボコボコにさせてもらっているので、今日もボコボコにしたいと思います」と前回、吉田沙保里を倒して優勝した、NEWSの手越祐也に宣戦布告。予選をラクラクとクリアして、決勝の「ビーチ押し相撲」では、いとうあさ子に「ジャニーズの意地を見せますよ！」と挑発。押されても鍛えあげた身体を生かして耐え、腹筋、背筋の強さを見せつけて優勝。甘いマスクの王子キャラだけではない、強い心と強い身体をもつ有言実行の山田涼介を印象づけた。
一方、可愛い笑顔とサービストークで軽やかにジャニーズの波を泳ぐ、NEWS一のアイドルキャラ、手越祐也。「タイ王国田植え祭り」の挑戦前は「皆はジャニーズなのにかっこつける要素を忘れているよ。カッコつける要素もありつつ4位以内を確保したい」と抱負を述べた。ただのカッコつけではない、随所に頭の良さが鋭くキラリとこぼれおちるのが手越流だ。「しゃべくり」コーナーでは「この人に負けていると思う芸能人は？」と聞かれて「身近にはあまりいない」と発言。「（マッチさんは別格として）ジャニーズで手越君が一番カッコイイけど、二番目は誰？」と問いかけられても「一番」を否定せず、「（目の前にいる）TOIKOの城島リーダーには勝っている？」と聞かれて「勝っているかもしれない」と自信満々キャラを通した。嫌味がなくストレート。周りの空気をよんで自分が何を求められているのかをわかっての発言だろう。
同じくNEWSの小山慶一郎は、everyのメインキャスターとしても活躍中で、ジャニーズと知らずアナウンサーだと思いこんでいる視聴者も多いという。「マル秘質問」コーナーで小島奈津子から「フジテレビのアナウンサーになる気はない？」と質問され、「アイドルをベースにしながら、ジャニーズ所属のフリーアナウンサー的な感じを目指している」とやんわり発言。NEWSメンバーからは度々天然エピソードを暴露されているが、天然キャラもご愛敬。自分の立ち位置をちゃんと考えている、芯はしっかり者だ。
強気の男はカッコイイ。けれどもジャニーズには強気キャラもいれば、弱気キャラもいる。例えば、KAT-TUNの中丸雄一は調理の手伝いを命じられ「何でもします」と答えるだけでほのぼの感が漂い会場の笑いを誘う。「顔が前に出ている」と指摘されるが、「特徴を出さないと」と実は足長でスタイル抜群なのに、猫背キャラを容認。「しゃべくり」コーナーでは「ジャニーズで誰に負けているの？」と聞かれて「基本、全員に負けています。ジャニーさんにもオーディションの時から『Youは中の上だから』と言われています」と笑顔で答えた。戦わずして負けを認める弱気キャラだが、MCやメンバーにもいじられて実はおいしい役回りだ。
中丸と同様、いじられキャラがHey!Say!JUMPの有岡大貴。「タイ王国田植え祭り」の挑戦前には「手越君は、有岡は眼中にないと思いますが、Hey!Say!JUMPのダークホースはここにいるぞ、というのをしっかり見せたいと思います！」と闘志を見せたが、その後「皆を“バフン（ギャフンの言い違い）”と言わせたい」と発言するなど、ユニークな発言、天然キャラをさく裂させ、会場に笑いの渦を巻き起こした。
中丸、有岡は、グループのメンバーでもいじられつつもこよなく愛され、グループの潤滑油的な存在。視聴者や共演者にも敵をつくらないタイプで、“隙間”を生き抜く強さがある。実際は「負け犬」キャラではなく、力を持っているからこそ抜けがある、「負けるが勝ち」の愛されキャラだ。
テレビ、ラジオ、映画、ドラマ、バラエティ、MC、キャスター役まで。限られた枠の中で仕事を獲得すること、テレビに映ることはジャニーズといえども厳しい生存競争がある。ルックス、歌、踊り、演技ができるだけでは人気、仕事に結びつかない。芸能人、ジャニーズが大勢集まる大型番組は、それぞれの自分のキャラや存在を視聴者にアピールするチャンスでもある。
（ライター：佐藤ジェニー）
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