戻る

このページは以下URLのキャッシュです
http://japanese.engadget.com/2015/10/21/METALGEAR/?ncid=rss_truncated


「スネーク、どうした?」メタルギアシリーズの小島秀夫氏がコナミを退職したとの報道。同社はこれを否定 - Engadget Japanese

MGS
米紙The New YorkerのWeb版にて、「METAL GEAR」シリーズで知られるゲームクリエイター・小島秀夫氏が、10月9日付でコナミデジタルエンタテインメントを退職したと報じられました。国内外の報道機関が同社に確認をしたところ、小島氏は退職したのではなく長期休暇を取っているとのことで、真相は未だに不明のままです。



米国の人気雑誌The New YorkerのWeb版は、ステルスアクションゲーム「METAL GEAR」シリーズを手がけてきた有名クリエイターの小島秀夫氏が、10月9日付でコナミデジタルエンタテインメント(以下コナミ)に離職届を出していたと報じました。

同紙によれば、100人ほどが参加した送別会に出席した匿名希望の人物から得た情報とのこと。送別会にはコナミの早川英樹社長や常務執行役員の兼吉完聡氏(ソーシャルゲーム『ドラゴンコレクション』をヒットに導いたコンビです)の姿はなかったが、9月1日に発売されたばかりの最新作『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』でともに働いた人々や同僚達が参加したとされています。

国内外のメディアがコナミの広報担当者に確認したところ、小島秀夫氏は現在も在籍しており、長期休暇に入っているとのこと。開発期間の長い家庭用ゲームでは、開発後に長期休暇を取ることは珍しくないという趣旨の公式見解を発表しています。

こうしたニュースが報道される背景には、小島秀夫氏のポジションについて気になる情報がいくつか流れた事情があります。今年3月にはコナミの機構改革および人事異動によって小島秀夫氏は役員を解任され、彼が率いていたチーム「小島プロダクション」も「第8制作部オフィス」へと改名。同部署に属している社員のパソコンはインターネット環境から切り離され、小島氏も情報発信を止められたとの報道がありました。

一部報道によれば『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』には8千万ドル(約100億円)もの開発費が投じられたとされ、様々な憶測を呼ぶ一因となっています。が、Adobe社の情報リサーチ部門Adobe Digital Index調べでは、同作の初日の売上は全世界で1億7900万ドル(約212億6000万円)に上り、制作費2億5千万ドルの映画『Avengers: Age of Ultron』の8400万ドルの約2倍を記録したとの報告もあり

もしもAdobe Digital Indexの報告が正しければ、初日の売上が大きな比重を占めるゲームと、上映を重ねてBlu-rayなどのソフト販売もある映画とは単純比較はできませんが、少なくとも開発費に見合った成功は収め、ハリウッド映画に比肩する市場は確保していると言えます。ドル箱でありゲーマーの尊敬を集める小島秀夫氏が退職前の有給休暇を消化するという意味ではない「長期休暇中」であり、「METAL GEAR」の新作に関わり続けることが祈られます。
「スネーク、どうした?」メタルギアシリーズの小島秀夫氏がコナミを退職したとの報道。同社はこれを否定

0 コメント