北海道の東からカムチャツカ半島の南に連なる千島列島の現在の様子をご紹介。
千島列島は1875年「樺太・千島交換条約」により千島全島が日本領になりましたが、戦後はソ連、そしてソ連崩壊後はロシアが実効支配しており、日本政府が返還要求をしている北方領土も含まれています。
戦前は、北海道の僻地と同様インフラ整備は不十分でしたが、豊富な漁業資源を背景に水産業・水産加工業が盛んに行われていました。
現在は多くのロシア人たちが居住し工業や漁業などで生計を立てていますが、ロシア本国から遠いことや地震などが多く自然環境が厳しいことから、住民たちも苦労しながら暮らしているようです。
しかし、ここ最近は択捉島をリゾート化して観光客を招致する計画が実施されており、住民たちもにわかに活気づいているそうです。