WCCFtechは22日(現地時間)、米AMDの次世代GPUファミリー「Arctic Islands」の一部製品が、テープアウトを迎えた模様と伝えています。
「Radeon R400」シリーズとして2016年内の登場が予測されているArctic Islandsファミリーですが、製品ラインナップのうちそれぞれパフォーマンス帯およびメインストリーム帯を担う「Ellesmere(エルズミア)」と「Baffin(バフィン)」が、今回新たにテープアウトしたとされています。
なお、既に次世代GPUファミリーにおけるフラッグシップ製品としては、「Greenland(グリーンランド)」の存在が知られています(過去記事)。
Greenlandには、「Fury」シリーズにおいて初めて実装された次世代高速メモリ「HBM1(High Bandwidth Memory 1)」の後継規格「HBM2」が実装される見込みとされている一方で、先日にはその生産歩留まりの低さからArctic IslandsへのHBM2の採用が見送られた可能性も指摘されています(過去記事)。
そのほか上記3製品は、すべて台湾TSMCの「16nm FinFET(16nm FinFET+?)」プロセスで製造される見込みですが、AMDのCEOによると、Arctic Islandsは現行シリーズと比較して2倍高いワットパフォーマンスを実現する予定とのことです。
[WCCFtech]
ソーシャルシェア
著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
コメント投稿