『ぷよぷよ』を生み出したメーカー、元コンパイル社長の仁井谷正充さんが22日にバラエティ番組に出演。その波乱万丈な人生を赤裸々に語った。
サムネイル画像:にょきにょき攻略サイト 番組では「ぷよぷよ」が生まれた経緯について以下のようなやりとりがあった。
司会者「ぷよぷよはドクターマリオのパクリなんですよね?」
仁井谷「そうですね。ルーツがそこにある」
しかも任天堂から「お前パクっただろ」と言われるのを避けるため、当時、落ち目になっていたファミコンディスクシステムに狙い定め、任天堂に企画書を出したら見事に通ったという。
結局、1991年10月25日にMSX2版とファミコン版が発売されたが『ぷよぷよ』が世に知られるのはメガドライブ版やアーケード版が出てからであり「スト2」を手本に対戦を派手にしたら大ヒットという。したがってファミコン版などの存在は知らないひとは多いだろう。
続いて仁井谷さんは以下のように語る。
ある会社に10億円必要だからお願いって言ったら「いいよ」って、その代わり「ぷよぷよ」の権利を売ったことにしてくれと。
セガのことですね。結局コンパイルは10億円を返せず破綻。『ぷよぷよ』の権利はセガのものとなりました。
一時は年収1億円以上あったという仁井谷さんですが、自己破産し数十年たった今ではアルバイト生活みたいな暮らしをしているとのこと。ただ、ゲーム作りはやめていないようで、現在「にょきにょき」という落ちゲーを開発中なんだとか。情熱ですね!
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