モバP「声と願い」
事務所
藤居朋「おはようございまーす」
モバP「おう朋かおはよう」
朋「おはよう、P。えぇっとその子は?」
白菊ほたる「はじめまして…白菊ほたると申します…」
モバP「見ての通り新しくここに所属になったからよろしく」
朋「かわいい子を見つけて来たじゃない。スカウトしたの?」
モバP「まぁ、他のオーディションで落ちたところをな」
朋「そうなの、あたし藤居朋です。よろしくねほたるちゃん!」
ほたる「あ、はい…よろしくお願いします…」
朋「そんなかしこまらなくて良いのよ。もっとリラックスして…」
パリーン!
朋「キャッ!急に窓が…」
モバP「またか…しょうがないな…」
朋「またかってどういうことよ!」
ほたる「あの…私のせいなんです…私が不幸を呼び寄せてしまうせいで…」
モバP「本人いわくそういうことらしんだが…まぁつまり朋と似たようなもんだ」
朋「そうだったのね…ならとっておきのがあるわ。ハイ!これあげる!幸せの青い鳥!」
モバP「なんだこの可愛いぬいぐるみは」
朋「もともとストラップにGPSを入れて無くしやすい携帯に付けようかなって思ってたけど思いのほか大きくなっちゃって」
朋「でもこれがあれば幸せになれること間違いないわ!!さぁどうぞ!!」ズイッ
ほたる「あ、ありがとうございます…」
モバP「可愛いな。俺にも欲しいな…」
朋「あんたにも今度作ってやるわよ」
モバP「わーい!」
朋「それにしても…困った体質みたいね…」
ほたる「以前所属していたプロダクションが倒産してしまって…すみません…その前も…その前も…。」
モバP「まぁ念の為に芳乃にも見てもらうか…」
翌日事務所
がちゃ
朋「おはようございまーす」
モバP「フンッ!!フンッ!!」
木場真奈美「タイムが落ちて来ているぞP!腹筋をもう10セット追加だ!!」
マスタートレーナー「ただ闇雲に運動するだけでは意味がないぞ!自分がどんな肉体になりたいのか、どんな風に強くなりたいのか、頭の中に理想図を描いて、それに近づけようと努力するんだ」
モバP「だからって、これっはハァハァもうギブっ!」
真奈美「しょうがない智香。頼む」
若林智香「任せて下さい☆」
智香「GO FIGHT WIN!!頑張れ頑張れプロデューサー!!」
モバP「ぐぉぉぉぉお!!なんだ!?体が勝手に動くぞ!!」
藤原肇「おはようございます。朋さん」
朋「おはよう肇ちゃん。で、なにやってるの?アレ?」
肇「そ、それは…私にもさっぱり」
東郷あい「木場ササイズだ」
朋「あ、あいさんおはようございます」
あい「うん、今日もいい天気だね。おはよう」
肇「それで、木場ササイズとはなんでしょう?」
あい「あぁ、なんでもほたる君に何があっても護れるように身体を鍛えて貰ってるそうだ」
朋「相変わらずやることが極端ね。まぁ良いことだとは思うけれど」
ほたる「あの…おはようございます」
朋「おはよう。あら、その花は?」
あい「おや、スズランだね。確か花言葉は幸福の訪れだったかな」
ほたる「はい…幸せになれるっていうので持ってきたんですけど…なんだか元気がなくて…お水をあげて、しっかりお世話すれば…元気になりますか…?」
肇「大丈夫だと思いますよ。綺麗な花を咲かせるように私達もお手伝いしますね」
ほたる「ありがとう…ございます」
翌日事務所
がちゃ
朋「おはようございまーす」
モバP「ん″ん″ん″ん″ん″ん″!」
財前時子「ほら、主人に噛み付いたらどうなるかしっかりその体で覚えておくのよ」
荒木比奈「いいっスね。なかなか人が吊り下げられてるところってうまく描けなかったんで参考になるっス」
吉岡沙紀「この体制でボディペイントを施せば良いアートになるとおもうんすよ!」ワイワイ
朋「……」
あい「やぁ、おはよう今日も爽やかな1日になりそうだね」
朋「おはようございますあいさん。まぁ大体分かりますけどあれは一体…」
あい「あぁ、木場ササイズで自信がついたのか時子くんに飛び掛かってね。2秒で返り討ちに遭ってしまったわけさ」
朋「このあと由愛ちゃんが来るけど大丈夫なのかしら」
あい「そうだなそろそろやめさせよう。時子くん!そのぐらいで勘弁してもらいないか?君もこの後仕事があるはずだ」
時子「…っち、分かったわよ。貴方、次同じ事が起きたらどうなるか覚悟しておきなさい」
モバP「ハァハァ。やっぱりだめだったか…筋肉は人を護る為に使うべきだったんだな!」
朋「朝からなに馬鹿なことをやってるのよあんたは」
モバP「あぁ、みんなおはよう!今日も元気に仕事しような!」
あい「縛られている状態でそんなこと言われても説得力に欠けると言うものだよプロデューサー君」
モバP「…すまない。ちょっとこれほどいてくれないか?」
朋「全く世話のやける…って硬っ!どんだけぎちぎちに縛ったのよもぅ」
モバP「そうだな、時子にはもうちょっとほどけやすいようにできないか話してみるよ」
あい「ところでプロデューサー君。今日はボイストレーニングと言ったな?」
モバP「はい、先に真奈美さんがレッスン室に入ってます。それで後から由愛とほたるが来るので一緒に練習してください」
あい「我々と大人組と彼女達だとバランスが悪くないのかな?」
モバP「良いですよおもいっきしやっちゃって。それで大人組のかっこよさと自信を持って望む力強さを見せつけて欲しいんです」
あい「なるほど、心得た。つまり彼女達の成長に力添えをってことかい?」
モバP「それだけではないですが…まぁひとつよろしくお願いしますよ」
あい「了解。一つここは君の顔を立てて任されてみるとするよ」
レッスン室
成宮由愛「あの…今日はよろしくお願いします」
ほたる「え…と今日はボイストレーニングですよね…?」
真奈美「ああ!今日はよろしく頼む」
あい「じゃあ早速、発声練習から始めるかい?」
ほたる「~~~♪」
由愛「~~、~♪」
あい「~~♪」
真奈美(ふむ、ほたるは過去にもプロダクションに居たからかなれている感じがするな。由愛は…緊張からか少し声が上擦っているな…さて)
真奈美「よし止め!由愛、緊張しなくてもいいんだぞ。いつも通りの発声で」
由愛「…!ごめんなさい…」
あい「フフッ真奈美さんは怒っている訳じゃないよ。どれ、少し休憩でもしようか」
由愛「あの…さっきはごめんなさい」
ほたる「いえ…私もあまりうまくないので成宮さんに迷惑じゃないかって思ってしまって」
由愛「そんなことないです、それであの…名前で…由愛って呼んで下さい。ほたるちゃんと友達になりたいから…」
ほたる「そんな私なんかと友達だなんて…不幸が移りますよ…」
由愛「あの、私…同じくらいの年の人が全然いなくて…寂しかったけどほたるちゃんが来てくれて本当に嬉しかったんです…だから、そんなこと言わないで下さい」
ほたる「…ありがとう。…由愛ちゃん!」
由愛「はい!ほたるちゃん!」ニコッ
真奈美「そろそろ始めるとするか。次からは一人ずつやってもらおうか、まず由愛から」
由愛「…はい!」
由愛(ううぅ…緊張する…でも友達が…ほたるちゃんが居てくれるからいつもより大丈夫、かも)
由愛「~~~♪」
真奈美「流石だ、さっきよりかなり良くなったぞ」
由愛「えへへ…!ありがとうございます」
真奈美「そしたらほたる、次やってみようか」
ほたる(由愛ちゃんも頑張ったんだ…私も頑張らないと!)スゥ
ほたる「~~~~♪」
あい(これは…!?)
ほたる「あの…私ちゃんとできて…」
由愛「凄いよ!ほたるちゃん!」
真奈美「素晴らしい歌声だったぞほたる。正直、私も驚いている」
ほたる「あ、ありがとうございます…」
朋「それでこれが運命線ね。まぁ悪くないじゃない」
モバP「なるほどなるほど」
肇「占いにも色々種類があるんですね」
がちゃ
真奈美「今日は私も色々と勉強になった。また機会があればよろしく頼むぞ」
ほたる「はい、よろしくお願いします」
朋「あ、みんなレッスンから戻って来たみたいね」
モバP「お疲れ様ー由愛、どうだった?」
由愛「はい、皆さんと歌を歌えて楽しかったです!それに…今度もまたほたるちゃんと一緒に歌おうねって約束しました!」
モバP「それは良かったな。じゃあなるべくレッスンもお仕事も一緒にできるように調整してみるか」
由愛「…!ありがとうございます!」
あい「君には一杯食わされてしまったようだね」
モバP「あいさんもお疲れ様です。まぁ単純な歌唱力だけならほたるは素晴らしいものを持っていますよ」
あい「自信をつけるという君の狙いはほたる君と由愛君の二人で解決してしまったよ。やれやれ、今日の後半は我々の方が学ぶことが多くなってしまったよ」
肇「窯焚き一生…おじいちゃんが言っていました。陶芸は死ぬまで修業なのだそうです。きっ
コメント一覧
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- 2015年10月27日 22:25
- 文には人となりがでるよな
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- 2015年10月27日 22:38
- そういや分度器って日常生活で使う機会ってないよなぁ
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- 2015年10月27日 22:40
- ※2の恐ろしく早いツッコミ、俺でなきゃ見逃しちゃうね
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- 2015年10月27日 22:41
- 仲間同士で助け合い成長していくってこういう事だよな・・・アニメでも見たかったなぁ・・・
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- 2015年10月27日 22:42
- ※2
ヤダ…カッコイイ…
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- 2015年10月27日 22:45
- 時子様と師匠とても良い仕事していたな(笑)
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- 2015年10月27日 22:46
- よしのん以外は声が付いてないアイドルか
難しいだろうけどなるべくたくさんのアイドルにボイスが付いたらいいなあ
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- 2015年10月27日 22:52
- 木場ササイズの語感の悪さに草
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- 2015年10月27日 23:27
- ※9いいエクササイズだがイクササイズには劣るな
せいぜい753点といったところか
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- 2015年10月27日 23:43
- ??「彼女には願望を実現する能力がある」
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まぁこういう奴は親からも愛されず学校でも厄介者扱いされてたんだろうなw
分には人となりが出るからなw