パチスロシュタインズゲートで初めてパチスロを打とうと思う人へ
あまりつまらない事は良いたくないですし説教臭い事はもっと言いたくないのですが、パチスロをやるという事はかなりの危険を伴うということを知ってもらいたいので書きます。
1 自分語り
・9年パチスロをやっています。
・最初の1年半で100万以上負けました。そのくらい面白いです。
・現在に至るまで、100回以上引退し、100回以上復帰しています。引退のプロです。
2 パチスロシュタゲについて
メーカーは今までひぐらしやうみねこ、ストパンなどのオタ向け台を何度か出している所で、特に大手というよりは古参の中堅メーカーのようなところです。
今回はチヨマルの完全新曲を起用したり、完全新作を謳うレベルで気合が入っているようです。PVみてパチスロやってみよー!ってなる人もいたのではないでしょうか。
”おそらく面白くないし死ぬほど負けられる台になります”
3 なぜ危険なのか
パチスロの歴史から入るんですが、
10年前(10万入れて9万取り戻す台が人気の時代)
→お上にド叱られて全部禁止になった(2万負ける方が難しい時代)
→「じゃあこれは禁止になってない」「これもいける」と天才達が屁理屈で禁止されていない技術を使い10年前に少しずつ戻した(5万入れて4万取り戻す時代)
→はい全部禁止。お前ら死ね
と、今ココなわけです。
1万円で今までの2万円分くらい遊べる(遊べるというか修行する時間が増えた)ようになったんですが、その分出玉も1/2、いや1/3くらいになってます。
そんなタイミングでこの「パチスロ シュタインズゲート」なわけです。
確かにお金の減るスピードは低くなってますし、仕様を見る限り一日で数万円が消し飛ぶような台じゃないです。
ですが、勝てるか勝てないかで言えば絶対に勝てません。””絶対に””勝てません。
上記の理由によって、今パチ屋は恐ろしいほどの締め付けを受けています。
そしてその負担は遊んでいる側にかかります。
元々パチンコで勝つには、「締め付けると客がいなくなるから少し勝たせる」という隙を突くか、「法律上どうしても吸い込みに上限がかかる」という仕様をつくしかありませんでした。
最初の方法では、うまい人はたくさんの人を雇い、最小限の投資金額で設定(これが良いと客は勝てます。6段階で1が一番悪く、パチ屋の台は9.9割設定1です)が良い台を見抜き、ダメな台は即座に切り捨て…というような手段を取ることで勝ちを拾う事ができました。
二つ目の方法は、以前のようにローリスクローリターンが主流な時代であれば、とても美味しい思いが出来ました。「1000回当たらなければかわいそうだから当たる」という機能を持った台が多かったので、「じゃあ999回当たらないで捨てられてる台座れば1回転で必ず当たるやんけ」という考えて一生パチ屋をウロウロしていればよかったのです。実際には700回転くらいの台を打てば1000円程度儲かる計算になるので、そうやって勝てた時代もあります。自販機の下の小銭を拾うのと同レベルの行為ですが、そうでもしないと勝てない事も事実でした。
今は、ハイリスクミドルリターンの時代で、時間効率も悪く、とてもじゃありませんが上記の”ハイエナ”と呼ばれる立ち回りだけでは稼ぐのが難しくなりつつあります。
とすると、”設定狙い”を行うしかないのですが、98%は最低設定だと思っていいです。
慈善事業じゃないので、稼げる時に稼ぐ、それも将来的に規制により人離れが起こる事が確定している業界です。どう考えたって今が回収時期でしょう。
ですが、問題なのはどこから搾取するかになります。それはオタクです。
還元すべき人は常連です。そしてどこにでもある人気機種を甘く使う事で、「他店より良い」アピールをします。(今の看板機種が北斗なのかGODなのかもうどれ使っても一緒な気はしますが)
そこでパチ屋は考えました。「オタクから搾取すればあいつらアホだからいくらでも金突っ込んでくれる。オタク金持ちだし。」
マジカルハロウィン(堀江由衣が主役)・ツインエンジェル(堀江由衣が主役)から始まった萌え台ブームも、オリジナルを飛び越して既存のアニメ・ゲームから版権を取得する流れに派生し、化物語、まどかマギカのような台は一部に信者を作り(僕も)今でも稼働が多くある人気機種であります。オリジナルのストーリー展開を用意し、いろんな同人絵描きの一枚絵の収集機能があり、楽曲もオリジナルを採用したり、ファンを楽しませる要素が沢山あります。正直かなり面白いです。
さて、これらの萌え台には共通点があります。”辛い