「最低最悪の映画」「近年稀にみる駄作」「金返せ」などなど…Yahoo!映画の評価は、あの『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』をも下回る1.8と、とにかく酷いことになってしまっています。
三谷監督といえば、来年はNHK大河ドラマ『真田丸』の脚本を務めることとなっています。
大河ドラマはここ数年低迷が続いており、NHKは来年の『真田丸』にかなりの期待を寄せていると報じられていますが、大丈夫なのでしょうか…。
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『ギャラクシー街道』、興行成績は好調です。
全国433スクリーンで公開され、オープニング週末2日間で動員19万9340人、興収2億7045万7900円を記録して週末映画ランキングでは初登場1位を獲得。
この成績は、三谷監督の前作『清須会議』と比べると動員比で51.5%、興収比で55.9%という出足だそうで、最終興収予想は15億円。
好調ではありますが三谷作品としてはやや低調、といったところのようです。
この映画のレビュー欄が、どのサイトでも酷いことになっています。
映画.comではレビュー評価が2.1、Yahoo!映画ではなんと1.84点となっているのです(2015/10/27現在)。
(以下引用)
「大手ポータルサイトの映画ページにおける評価の平均は、26日17時時点で5点満点中、なんと『1.8』。
このサイトにおいて、いまだかつてこれだけの注目作がいきなり1点台なのは記憶にありません。
今夏に公開され、酷評の嵐が吹き荒れた実写版『進撃の巨人』ですら2点台であることを考えれば、この点数がいかに異常であるかわかるでしょう。
この分では、観客動員を伸ばすのは極めて厳しいでしょうね」(映画記者)
(以上引用 日刊サイゾー)
ちなみに、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』は、映画.comでは2.8、Yahoo!映画では2.26でした。
かなり厳しい評価をされているようです。
(以下引用)
「三谷作品といえば、随所に笑いが散りばめられていたり、終盤に向けて伏線が回収されていく面白さが特徴です。
香取は宣伝で出演したテレビ番組などで『感動なし、笑いだけ』『スペースエロティックコメディー』と表現していましたが、鑑賞した人の感想によると今作は笑いどころが少ない上に下ネタが含まれているため、家族で見るのは厳しいという声も。
ネット上では『最低最悪な映画』という声や、三谷ファンからも『ひいき目に見てもつまらない』と非難轟々で、レビューサイトなどが大荒れしている状況です」(芸能ライター)
(以上引用 サイゾーウーマン)
「とにかく、コメディなのに全く笑えないという意見が多いです。
出演した西川貴教が最後に歌うところ以外に見所がないという声も……。
さまざまな登場人物の人生模様が同時進行で繰り広げられていく『グランドホテル形式』が三谷の得意技ですが、今回は適当に話をつなぎ合わせた“ヤッツケ感”を多くの観客が感じたのでしょう。
深い愛着を持つファンも多いだけに『枯渇した』『さようなら』『もう三谷作品は見ない』と“絶縁宣言”も見受けられます。
こんな評価でも『日本アカデミー賞』にはノミネートされるんですかね(笑)」(同)
(以上引用 日刊サイゾー)
では、実際のレビュー欄から一部引用してみます。
(以下引用)
「コメディを謳っているが笑えなかった。
ひょっとして自分の感性に合わないだけで、人によっては壺にはまって抱腹絶倒なのだろうか?
いやいや、私が観た劇場で周囲の観客の反応も冷ややかだった。」
「悪くないです。
悪くないですけど、私は三谷監督が悪い意味でチラチラして気になってしまいました(下ネタちょっと引きました)。」
「期待し過ぎにしてもつまらない。途中で席を立ちたくなりました。」
「今回の作品はガッカリさせられました。
おなじみの三谷作品メンバーはよかったのですが、ストーリー展開にがっかりさせられました。
どんでん返しも期待していたのですが、あれっ?って感じが続きあれっ?て感じで終わってしまい、なんかがっかりです。」
「久々に「時間を無駄にした!!」と思える映画との出会いでした。」
「監督の作品は好きなのですが、、これは期待していただけに残念な作品でした。」
「三谷さんの映画とかドラマとか好きだった自分としては不完全燃焼にもほどがある映画だった」
「期待ハズレもいいところな作品でした。
ストーリーはゼロ!
お金払ってまで見る作品ではありません」
「年間100本は劇場で映画を観てますが
これほど怒りに満ち満ちながら
劇場を後にしたのは本当に久々!」
「予告編を見てつまらないのだろうと思っていたら案の定つまらないです。」
(以上引用 映画.com、Yahoo!映画)
アンチではなく、三谷さんのファンの方の嘆きが多いように思いました。
ここまで散々な評価だと、今後興収は伸びなさそうですね。
最終興収は15億円程度か、という予想が出ていましたけど、そこまで伸ばせない可能性もありそうです。
これまでの三谷監督作品の興行収入をまとめてみました。
29.6億円 清須会議(13)
42.8億円 ステキな金縛り(11)
39.2億円 ザ・マジックアワー(08)
60.8億円 THE 有頂天ホテル(06)
12.5億円 みんなのいえ(01)
4億円 ラヂオの時間(97)
(データ引用 Wikipedia、その他web拾い)
06年の『THE 有頂天ホテル』を頂点に、徐々に下がっている印象ですね。
これに今回の『ギャラクシー街道』が、たとえば15億円で加わるとさらにその印象が強まってしまいます。
こうなると、心配になってくるのが来年のNHK大河ドラマ『真田丸』です。
日刊サイゾーはこう書いています。
(以下引用)
そして、このインパクトは今作以外にも影響を及ぼす可能性がある。
来年1月にスタートする大河ドラマ『真田丸』(NHK)は、三谷幸喜が脚本を務める。
以前、同じく脚本を務め大ヒットした『新選組!』の実績はあるが、今年の『花燃ゆ』が大苦戦したことを考えると油断はできない。
『ギャラクシー街道』の低評価が、尾を引かないことを願うばかりだ。
(以上引用 日刊サイゾー)
NHKは、今年の『花燃ゆ』が酷かったせいで、早くから『真田丸』に期待をかけているとの報道が出ていました。
→ 今年の紅白は『真田丸』一色!? 『花燃ゆ』惨敗で井上真央はテレビ観戦へ…
キャスティングにも力を入れ、視聴率男の堺雅人さんを主役に据え、内野聖陽さん、高嶋政伸さんなど脇役も豪華、さらに片岡愛之助さん、山本耕史さんなどプライベートが話題の“ワイドショー要員”も取り入れて、とにかく絶対に失敗しないぞという意気込みが伝わってきます。
※キャスティングに対するネットの評価は…
山本耕史&片岡愛之助、大河ドラマ『真田丸』への出演が決定!ネットでは「私生活が思い浮かびすぎてエグい」の声
→ Geinou Ranking
→ Geinou Reading
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キャストは万全、脚本も人気の三谷さんをおさえて万全!…のはずだったのに、『ギャラクシー街道』の意外な大コケでNHKは足元をすくわれてしまうのでしょうか。
歴史ものである、ということを考えれば、13年の『清須会議』がヒットしてますから大丈夫なのではという気もしますが…。
早々に“史上最低の大河”『平清盛』の記録を塗り替えてしまうかに思われた『花燃ゆ』も、その後は12〜13%台を維持しており、現時点での平均視聴率は11.95%。
『平清盛』の全話平均が11.94%だったので、かろうじてまだ上回っています。
『平清盛』は後半ひと桁台を連発してしまいましたが、『花燃ゆ』は9月6日にひと桁台を記録して以降、現在まで2桁をキープしています。
このままいけば、史上最低記録の更新は免れそうですね。
『花燃ゆ』がこのまま好調をキープすれば、視聴習慣としてそのまま『真田丸』を見てくれる人も増えるでしょう。
『花燃ゆ』のラストスパートと、来年の『真田丸』のスタートダッシュ、果たしてどうなるのか…楽しみですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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