きょ、曲面モニターに囲まれた！

ギズモード編集長マツバは、現在自分が置かれている環境にただただ驚くばかりだった。ここは、四半期に一度行われるギズモードの重鎮たちが集まる秘密会議。新たにギズモード編集長に就任したマツバはその場へ初めて挑んだのだが、そこに居たのは……。

なんと、人ではなかったのだ。

――ど、どうもマツバです…。

モニターが6台、円陣を組んで並んでいた。誰が見ても特殊な環境に大きな驚きと不安を抱えつつ、中央へと歩を進めるマツバ。そして、彼はあることに気がついた。

こ、このモニター。普通のモニターじゃないぞ！ 横に長くて、しかもカーブしている！なんて迫力なんだ！

自分の状態にまだ頭がついてこない。しかし、おそらく自分のために用意されたのであろう、中央の椅子へ腰掛けた。

そして、編集会議が始まるのだ。

ギズモードの知識の座、裏編集会議が始まった！

モニターA『君が新編集長、マツバ君かね？』

――うわ、喋った！ やっぱりか、やっぱりそういうパターンですか！ 「なんかあのアニメに似てるよね〜」とか心のなかで薄々気がついていたけど、やっぱり喋っちゃいますか…。

モニターB『落ち着き給え、我々は君の敵ではない。そしてアレとは無関係だ。しかし、不用意な発言は身を滅ぼすことにもなるから注意するように』

かつて映像の中で見たことがあるような光景に混乱するマツバだが、あくまでもギズモードの編集会議なのだ。どこからどう見ても無関係なのは明らかである。

モニターA『時にマツバ、最近のギズモードよくやっているではないか』

――はい！ テクノロジーとイノベーションの素晴らしさをより多くの人々へ伝えられるように、日々チャレンジしております。

モニターC『そう、テクノロジーとイノベーション。しかし、君はそれらを語る上で見逃せないものが、登場しているのを知っているかね？』

――と、言いますと何でしょうか？

モニターB『LGが開発した、ウルトラワイドモニター。あれは人が作りしテクノロジーの結晶だよ』

――それは…、ひょっとして目の前のこれか！

21：9の新発想！ ウルトラワイドモニターとは？

ウルトラワイドモニター…知っている。僕はそれを知っている。まさに目の前にあるこれらがそうだ。21：9という超ワイド比率で、さらにこのモニターは「曲面」なのだ。

ワイドで曲面。そのおかげで自分を中心として圧倒的なスケール感と迫力が押し寄せてくる。まさかこんなシチュエーションでそれを体験できるなんて、思ってもいなかった。

モニターB『マツバ、聞いているかね？ LGのウルトラワイドモニターだ。曲面なだけでなく、IPSで発色と視野角も広い。また、豊富な入力で、上位モデルは2系統を同時入力・表示することもできる』

――これは…！ WindowsとMacの画面を1つのモニターに同時に表示している…。まるで◯+△号機みたいですね！

モニターA『不用意な発言は控えたまえ。ともかく、これは良いものだ。さまざまなシチュエーション、さまざまな用途で映像がもたらす体験をひとつ上の次元へと引き上げてくれるだろう』

モニターB『良いものだ』

――わかります。わかりますとも！

モニターC『モニターの新たなるステップだ』

――おっしゃるとおぉぉーり！

モニターD『人類の革新（イノベーション）だ』

――これが…これがそうなんですね！

モニターE・F『すべてのモニターをウルトラワイドに…』

――ええ、仰せのとおりに。

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モニターたち『ウルトラワイドモニターの体験を、すべての人々へ…（残響音含む）』

編集長マツバに新たな使命が課せられた！ それは…

秘密裏に存在するギズモード幹部会。ひょっとして彼らはすでに人ではなく、集合知のようなものではないか…？ それが記号化されて今、ウルトラワイドモニターを通じて現れているのでは？

そんな疑問が浮かんでくる。しかし、モニターのスピーカーを通じて届く声はクリアで、まるでそこで人が喋っているかのようにマツバの心に染みこんでいった。

モニターA『いいかマツバ、あれは斬新なテクノロジーだ。注視するように。これはギズモード最高幹部会の決定である。予算に関しては一考しよう』

――よ、予算出るんですか！やったー！

圧倒的な迫力と斬新なテクノロジー、一歩上を行くLGの曲面ディスプレイを目にしたマツバに、ギズモード幹部会から重要な使命が下された。

ギズモードはこのウルトラワイドモニターというイノベーションを伝播することができるだろうか!? 今こそ新編集長の手腕が問われる！

――逃げちゃだめだ！

source: 使い倒せ！ウルトラワイド！ , 21:9ウルトラワイドモニター（LGエレクトロニクス・ジャパン）

（執筆：小暮ひさのり、撮影：小原啓樹）