いつか火星へ。NASAの巨大宇宙ロケットが試験を通過
ついに火星探査の夢が…。
NASAによるスペースシャトル計画が終了した時、多くの宇宙開発に夢を寄せるファンはがっかりしたと思います。「これで月以外へ有人探査は遠のいたな…」と。しかし、NASAはこの程度では諦めてはいません。史上最強のロケット「SLS」を準備することによって、月や火星までの有人探査を視野に入れているんです。
そして今回、そのSLSがNASAのデザインレビューを突破しました。これによりSLSの仕様はほぼ固まりました。次のテストはいよいよ組み立てての実地テストですから、いずれ実物を拝める日も近そうですね!
今回のレビューと同時期に、ロケットのカラーリングも上のコンセプト画像のように淡いオレンジ色に変更されています。なんだかこの淡いオレンジ色を見ると、スペースシャトルを載せていた巨大燃料タンクを思い出して懐かしくなってしまいますね。
SLSには打ち上げ能力の異なる2タイプが存在し、まずは2020年代に小さい方で有人宇宙船を月に、そして2030年ごろには大型タイプで火星への有人探査を予定しています。かつて夢物語でしかなかった火星探査が生きてる間にみられるなんて、ちょっと信じられませんね。長生きしよっと。
source: NASA via The Verge、sorae.jp
(塚本直樹)