こんにちは、バーグハンバーグバーグの山口むつおです。
すみません、つい先日「負けハードを買い漁る」という記事を書かせていただきましたが、またゲームの話をさせてください。
みなさんは「ガンコン」というものをご存知でしょうか。
ガンコンとはナムコから発売された、プレイステーション用銃型コントローラの名称です。他にも、セガサターンに対応した「バーチャガン」といったものもあります。これでプレイするのはもちろんガンシューティングゲームです。
画面に直接銃を撃つため、臨場感あるゲームプレイが可能となります。逆に普通のコントローラだと何の醍醐味も味わえなかったりします。
しかし、これだけではありません。世の中にはもっと変わったコントローラが存在するのです。今回はそんな変わったコントローラの数々をご紹介したいと思います!!
今回の企画に、平日にも関わらず協力してくれたのはこの2人!
バーグハンバーグバーグ社員のまきの。
小さい頃から初代ファミコンに親しむという、ゲーム黄金期とともに青春を過ごした1982年生まれの33歳。僕と同い年!
同じくバーグハンバーグバーグ社員の永田。
1987年生まれの28歳。幼稚園の頃にスーパーファミコンと出会った世代。僕とはちょっとだけ世代がズレています。
- 山口
- …つまり、前回の負けハードの時と同じメンバーです。
- まきの
- 永田に至っては服装まで一緒という。
- 永田
- まるで時が止まってるみたい。
ハンドルの「反発力」まで感じる事ができるnamcoの「ジョグコン」
まずはじめに紹介するのは、1998年にnamcoから発売された「ジョグコン」です。
- 山口
- ジョグコンの特徴は見ての通り、この真中のダイヤル部分だね。
- まきの
- 昔同じnamcoから「ネジコン」っていうの出てなかったっけ?
- 永田
- あー、なんか見た事ある気がする!
- 山口
- ジョグコンもネジコンも変わったコントローラだよなあ。
ソフトは同じく、namcoのレースゲームの代表作であるリッジレーサーの4作目である「R4」を用意!
- 山口
- 実はあんまり対応してるソフトはないみたい。
- まきの
- まあそうよね、レースゲームのハンドルの役割っぽいなとは思ってたし。
それではさっそくプレイしてみます。まきのがジョグコン、永田は普通のコントローラです。
- まきの
- ちょっと待っ…!なんかダイヤルが固い!操作が難しいんだけど!
- 山口
- ジョグコンってハンドル操作の反発力をキックバックしてるらしい。だからよりリアルな感覚が楽しめるってコントローラなのよ!
- 永田
- こりゃ余裕だな…。
- まきの
- 差がどんどんついていく〜!
結局、勝負は通常コントローラを使った永田の圧勝!
- まきの
- くぅ〜〜〜!完敗だわ…でもダイヤルから伝わってくる反発力の感覚は面白かったな。やり込むなら是非こっちのコントローラで練習したい!
- 山口
- 下手に回るだけのハンドルのコントローラより面白いよね。でもまきの君よぉ…。
- 山口
- 持ち方はこうじゃなくて…
- 山口
- こうやで。
- 永田
- 本当の車を運転する感じで、両手を使うんですよ!
- まきの
- ごめんな。ワシ、免許持ってまへんねん…。
- 山口
- あー…。
こちらも大流行「ダンス・ダンス・レボリューション」専用コントローラ
お次は超メジャーなこちらのゲーム!いまだにアーケードでは大絶賛稼働中の「ダンス・ダンス・レボリューション」のプレイステーション用コントローラです。
- 永田
- …コントローラというよりか、マットですねこれは。
- まきの
- マットですね。結構友達で持ってる人多かったなあ。
- 山口
- 実はオレ、このマットでやった事がないから楽しみです。
それでは早速プレイ開始。モードはHARD、選んだ曲は「アイヤイヤ〜」でお馴染みの「Butterfly」です。
- 山口
- え…?!全然できん!足がもつれる!
- まきの
- 歳…?
結局、開始10数秒で強制終了!
- 山口
- 全然ダメだ…頭ではわかってるけど、脳と足がうまく連動してくれない感じ…。
- 永田
- 僕がお手本を見せますよ。
- 山口
- 永田〜!!デブが大はしゃぎすな〜!!ここ5階だぞ!!!
- まきの
- ダンス・ダンス・レボリューション…近所迷惑問題があるんよね…。
- 永田
- ハァ、ハァ…。めっちゃ楽しいわ…。
ブームにもなった「電車でGO!」の専用コントローラ
お次は知ってる人も多い、大流行したあの電車運転シミュレーションゲーム「電車でGO!」専用コントローラです。
- 山口
- 今回用意したのはセガサターン版なので、正確には「電車でGO! EX」用のコントローラという事になります。
- 永田
- これ僕、普通のコントローラでなら友達の家でやった事あるんですけどめっちゃ難しいですよ。僕、1ステージもクリアした事ないですもん。
- まきの
- うまい事駅で止めるだけでしょ?楽勝よ。
これがコントローラ。それにしても気になるところが一箇所…。
- 永田
- 気になってたんですけど、この窪みって何なんですかね?
- まきの
- さあ…ドリンク置くところ?
- 山口
- ちょっと見て!その謎は説明書に書いてあったぞ!
- 山口
- 懐中時計置きだって。
- 永田
- そんな人いる?
- まきの
- 落札相場で調べてみたら、電車でGO!用の懐中時計ってもんがオークションに出てたらしい。
- 山口
- あるんかい。
- 永田
- 本物の運転手さんは懐中時計持ってるものなのかもな…。
- 永田
- ざっくり言うと、左のハンドルがアクセルで、右のハンドルがブレーキです。線路のコースに合わせてこれをうまく使って速度を調節して、到着時刻通りに駅の規定の位置に停車するっていうのがゲームの一連の流れです。
- まきの
- それだけ聞くと簡単そうだけどなあ。
しかしこれがなかなか…!到着時刻ぴったりを狙って全体の速度を調整するのと、そもそも規定の位置に停車するためのブレーキ量の調節が恐ろしく難しいです。
- まきの
- おいおい…現実の電車の運転手さんは、こんなに難しい運転をしているのかい…?
- 山口
- ゲーム内では停車位置が画面に表示されるけど、現実世界にはそんなものもないだろうしね…。
結局駅よりかなり手前で電車のスピードを殺しすぎてしまい、時間切れに!
- まきの
- これ、思っていたのの10倍難しい〜!
まきのの次にチャレンジした永田は、見事な停車を披露!
- 永田
- っしゃ!!っしゃ!!!!
- 山口
- 昔コントローラでやったのとやっぱり違うの?
- 永田
- やっぱり没入感が違いますね…!普通のコントローラでやった時とは面白さが段違い。
- まきの
- やっぱり本物っぽいものがあると盛り上がるね。
インベーダー25周年記念の筐体型コントローラ
こちらはスペースインベーダー25周年を記念して発売されたPS2用ソフト「スペースインベーダー アニバーサリー」に同梱されていた筐体型コントローラです。
中には当時のインベーダーゲームの筐体を小さくしたようなものが入っていました。
- 山口
- これ、えらい軽いけどどう使うものなんだろうか。
- まきの
- なんか蓋が開くっぽいよ。
- 山口
- あ〜なるほど!これ自体がコントローラなんじゃなくて、既存のコントローラを中に入れて、筐体のほうで操作できるようになってるのか!
- 永田
- アナログな方法だな〜!
ここに既存のコントローラをセット!
- 山口
- ちゃんと動かせてるわ。工夫だな〜。
- まきの
- 当時の筐体はレバーが左右にしかいけないから、おのずとここでも上下の動きは封印される!
タイトル画面にも筐体の画像が!
遊びたい筐体(ゲーム)を選んで、それを遊ぶというシンプルなもの。
- 永田
- …なんか昔のゲームって基本的に難しくないですか?
- 山口
- 最近のゲームは誰でもすぐに遊べるような事を目指してるよね。今の若い人がこれやったらどう思うのかな〜、まあ僕らも世代じゃないけども。
- まきの
- 実際のところ、プレイしてみてどうなの?
- 永田
- …ファン向けですね。このゲームはファン向け。
謎のコントローラ
次に紹介したいのは、このちょっとイカつめのコントローラです。
- 山口
- これ、何が特別なコントローラなのかわかる?
- まきの
- …?
- 永田
- いや…?
- 山口
- これ、コントローラの差し込み口とUSBの差し込み口の2又に分かれてるんですよ。
- 山口
- で、これをPS2本体にそれぞれ挿す…。
- 永田
- そもそも、そんなところにUSB挿せるの知らなかった。
- 山口
- で、この青いつまみをHIGHかLOWに動かすと何か起こります。永田くん、やってみて。
- 永田
- じゃあ青いつまみ、動かします…。
- 永田
- はははは!
- まきの
- 永田がおかしくなった…?
- 永田
- まきのさんもやってみてください。笑っちゃうから。
- まきの
- 青いつまみを動かす…。
- まきの
- フフフ…!
- 山口
- これ実はね…。
- 山口
- 風が出るのよ。
- まきの
- プレイしているゲームの状況に合わせて?
- 山口
- いや…。
- まきの
- ずっと風が出るだけ?
- 山口
- (コクリ)
- まきの
- 何それ。
こちら、Nykoという海外のメーカーから出た「Air Flo XL for PlayStation 2」というコントローラです。おそらく手汗対策として作られたものじゃないかと思われます。
- 山口
- 何回やっても笑っちゃう。
約40個のボタン!操縦シミュレーター「鉄騎」専用コントローラ
最後にご紹介するのはコチラです。
- まきの
- 何のゲーム本体?
- 山口
- 本体じゃないよ。これコントローラだよ。
- 永田
- !? コントローラったって…!
- 永田
- 総重量9kgって書いてありますよ。
- 山口
- めちゃくちゃ重いな…。とりあえず出すのを手伝って!
外側の段ボールから引っ張りだすと、そこには軍の支給っぽいケースが!
- まきの
- 箱かっこよすぎ!
- 山口
- これはXBOXの「鉄騎」っていうロボットの操縦シミュレーションゲームなのよ。昔からどういうものなのか気になっていたから、今回の企画のために思い切って用意してみました!
- 永田
- それは仕事って事でいいんですよね?
- 山口
- はい。ちなみにXBOX本体はアクシデントでこのロケの数時間前まで見つかってなかったんですが、見かねた親切な人が貸してくださいました。
- まきの
- ギリギリすぎる。
※今年1番ホッとした瞬間
中には何かのハンドルっぽいものや、フットペダルのようなものが…!
- 山口
- ヤベェ…作りこみがとんでもねえぞ…!
- 永田
- 男の夢が入ってる…!
- まきの
- テンションが…テンションが上がってきた…!
このコントローラ、フットペダルもあるため床置きが不可!なので食卓の上にハンドル部分を乗せることでコントローラの集合体(コクピット?)が完成。
早速座ってみると…。
- 山口
- うわ〜〜〜〜!!!すげぇ〜〜〜〜!!!何これ〜〜〜〜!!!フットペダルもいい感じに固〜い!
最終的にテレビもコントローラの前に置いて、設置完了…!
ゲームスタート!しかしロボットが発進するシーンで問題が発生。
- 山口
- 発進すらできんのだけど…!このゲーム、この段階から操作するのか…!
- まきの
- めちゃくちゃ玄人向けのゲームだな。
- 永田
- 操縦マニュアルがあったのでそれを読んでみましょう。
操縦マニュアルを見せてもらいながら手順を確認する僕。
- 山口
- まずコクピットハッチを開けて…エンジンを始動し…OSが起動したらトグルスイッチを倒して生命維持装置、GPS、燃料制御システムを始動し…って本格的すぎるわ!!乗った事ないから本格的かどうかもわからんけど!!!
- 山口
- あとこれ、軍隊向けのマニュアルかってくらいの情報量だな。調べるの大変!だがその面倒くささがいい…。
- 永田
- 面倒くささを面白さに感じさせますね。
- まきの
- これ、普通のコントローラじゃ再現できない快感だもんな。
ようやくロボットが動き出しましたが、その間に攻め込んで来た敵ロボットにボコボコにやられる僕。
- 山口
- ちょっとォ〜!画面上に情報、多すぎィ〜〜!!
開始数分(ロボットの起動時間含む)でゲームオーバーに…。
呆然と画面を見つめる僕。
- 山口
- しかもこのゲーム、敵にやられるとセーブデータごと消えてなくなるらしい。助かるためには、ロボットが全損する前に緊急脱出ボタンで脱出しなきゃならんのだとよ…。
- まきの
- 本格的にもほどがある!
- 永田
- めちゃくちゃ尖ったゲームだな〜!これ発売するの賭けだったろうな…。
まきの&永田も鉄騎の操縦に挑戦。しかしあっという間に敵に追い詰められます。
- 永田
- マジでやばすぎ〜〜〜!!これ慣れるのに相当時間かかりそう!!
- 山口
- 死ぬな永田〜〜〜!!気合いで何とかしろ〜〜〜!!!
- 永田
- もう無理ぃ〜〜〜〜!!!
- 山口
- 臆病者が…!
- まきの
- 男なら戦って死ね…!
- 永田
- 2人とも、感化されて軍人っぽい考え方になっちゃってるじゃん。
終わりに
- まきの
- いや〜、今回もすごいのがいっぱいあったな。特に鉄騎のコントローラは半端じゃなかった!
- 永田
- そうですね、こういう専用のコントローラがあるだけでゲームへの没入感ってマジで変わりますね。電車でGO!は特に、普通にやるか専用コントローラでやるかでだいぶ違うと思う。
- 山口
- 今ってスマホアプリの時代やん?アプリのゲームって基本は「説明を聞かなくても直感的にゲームを楽しむ事ができる」っていう、誰でもプレイできるように組むのが今の鉄則らしいんだけど、今日やったゲームは真逆だね。でもだからこそ、そのゲームの世界に浸れるっていうのはある。やりにくさを逆に楽しさに変えちゃうようなモノもなくならずに残っていってほしいな〜!
でかいコントローラはしまうのが超大変なので現実に引き戻される。
そんなわけで、みなさんいかがだったでしょうか。こんな変わったコントローラを使ってプレイしてみると、昔プレイしたゲームも新鮮に感じることができます。先述したように、世の中はスマホの登場でどんどん便利になっていますが、ゲームくらいは効率とは無関係なところでドップリとその世界観に浸かってみてもいいのではないでしょうか!
それではまた!
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