オモコロをご覧の皆さんこんにちは。鼻炎王です。
突然出てきたモジャモジャ頭のおっさんが「鼻炎王」とか言い出した所で「ヒィッ!頭のおかしい豚がしゃべった!?」くらいの感想しか持てないと思いますので、
僕から改めて鼻炎王について説明しますね。
鼻炎の、王です。
まあ賢い皆さんの事ですから「鼻炎に王様とかあるの?」って思うかも知れないんですけど、
僕の鼻炎ってハッキリ言ってレベルが違うので、
お前らみたいなもんがちょっと鼻水が出たくらいで「鼻炎が酷くて……」みたいな事を言ってるのを聞いたらマジの勢いで爆笑してしまいますね。
両手パンパン叩いて隣のサラリーマンにちょっともたれかかりながら指さすと思います。
いかんせん、僕の鼻炎なんて三国志に例えたら関羽雲長ですからね。
五虎大将軍の筆頭として長安あたりで青龍偃月刀を振りまわして暴れまわるタイプの鼻炎です。
ちょっと風邪ひいて鼻水が出るなー、くらいの鼻炎なんて言うたら雑兵ですよ。雑兵。
兵隊のランクで言ったら4等兵くらいのもんです。よくわかんないけど。
まあそういう事を言ってると、嫉妬深い皆さんの事だから、
「じゃあお前の鼻炎はどれだけ酷いんだよ!?証明してみろや屁こき豚が!」
みたいな事を言い出すと思うんですけど、そういう人には逆に聞きたいですね。
あのね、フランスパンに殺されそうになった事、あります?
僕の鼻炎言うたらもう生まれつきの事だし、一年中鼻が詰まりっぱなしなんですよ。
当たり前のように口呼吸だし、むしろ鼻呼吸なんてした事無いレベルだし、
ちょっと固めのフランスパンを大き目に千切って口の中に入れたら、
全然噛み切れないわ口の中いっぱいだわ鼻呼吸出来ないわで毎回窒息しそうになるんですけど??
「お餅とフランスパンは殺しにかかりに来てるよね」っていうセリフに共感出来る人だけが鼻炎持ちを名乗って良いと思うわけです。
それ以外はエセ鼻炎ですよエセ鼻炎。鼻炎王だなんてとんでもない!
ええと、何の話でしたっけ?
まあとにかく、僕の鼻炎って言えばそんな感じでマジでひどいんですよ。
子供の頃から中学生になるまでくらいは一生懸命病院に通って薬も飲んだんですが、
結局全然良くならないので「まあしょうがないわ」ってなもんでもう一生治らないものとして覚悟を決めてたんですよね。
地元でもちょいと騒ぎになるレベルの鼻炎だったもんで、
高校生の頃なんて友達から「一生鼻炎が治らないヨッピー」って呼ばれてましたからね。
まあそんなわけで寝てる時のイビキはずっとひどいんですけど、
こないだ一緒に出張行った柿次郎にも「うるさくて寝れない」ってマジ切れされるし、
なんなら寝てる時に「呼吸が止まってた」とか言われるわけですよ。やべぇ!それ早死にするやつじゃねぇか!
嫌だ!まだ死にたくない!タイのゴーゴーバーにも行った事ないのに!
そんなわけで布団かぶって死への恐怖にブルブル震えたらですね、
「鼻炎はレーザーで鼻の粘膜を焼いたらマシになるらしい」みたいなウワサを聞きましてね。
「お!それやんけ!」と思ってレーザー治療で有名な耳鼻科に行って「レーザーで粘膜焼いてや」ってお医者さんにお願いしたんですよ。
お医者さん
「君の場合、鼻炎と言うより、鼻の骨が曲がってるせいで鼻が詰まってるからレーザー当てても意味無いね。手術しか無いわ」
なるほど。病名で言うと鼻中隔湾曲症というそうです。
もはやアレルギー関係無ェ!
ただ、鼻中隔湾曲症についてはお医者さんが言うには外科手術すればだいたい改善するらしいんですよね。
鼻の気道を塞いでた軟骨を物理的に削るそうです。
はい。そんなわけで急遽入院する事にしました。
そう、つまり本日の特集は「おっさんが鼻炎の手術受けた」という、ただそれだけのレポート記事です。
オモコロ10周年なのに色々とすいません。
■入院初日(手術前日)
病室のベッドでキメポーズを取る鼻炎王。
お昼くらいから入院したんですが、安静にしろ、という指示が特に無かったので病院を抜け出して散髪しました。
暇だったからです。
食べ物の制限は無いのですが、21時からは物を食べるのが禁止らしい。
散髪に行った所で、戻ってきたら結局は暇死するレベルで暇なので、
持ち込んだパソコンでHuluの海外ドラマ「24(トゥエンティ―フォー」を見てたら主人公のジャック・バウアーが人を殺しまくってました。痛快。
■入院2日目(手術当日)
手術直前の僕。前日の散髪のせいで角刈りみたいになってる。
本当はカメラマンを入れつつ、手術をTwitterで「全身麻酔なう」とか言いながら実況中継したら面白いな、とか思ったし、
「世界初!全身麻酔でオチる瞬間をニコ生で実況中継!皆さんのコメントの量によって麻酔の量が変わる!」みたいな企画を考えたのですが、
お医者さんに「殺すぞ(意訳)」と怒られたので残念ながら手術中の写真は一切ありません。
ちなみに手術着に着替えた上で、エコノミー症候群を防ぐ為にこういうよくわかんないギチギチのパンストみたいなやつを履かされます。
ベッドに寝かされて、いよいよ全身麻酔をかけられる僕。
看護婦さん
「すぐ眠くなりますからねーー」
僕
「あ、なんか身体がフワフワしてくる感覚ありますね。でも結構ハッキリしゃべれるし意識全然ありますよ」
看護婦
「もう効いてきますよーー」
僕
「えー、じゃあ頑張って抵抗してみますね。ほら、ぜんぜんまだしゃべr……しゃべr…………」
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