雪ノ下雪乃「理不尽シリーズ・・・?」
- 2015年11月01日 21:40
- SS、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
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※時系列的には10巻と11巻の間ぐらいの設定。
※元ネタはガキ使の中の企画、理不尽ダウンタウンシリーズ(ダウンタウン及びその他の芸人は当然は出てきません)
※ちょっとキャラ崩壊あり
ある日の雪ノ下。
雪ノ下「ふぅ・・・流石に一日ずっと猫動画を見てると、いくら私が猫好きといえど、飽きてくるわね」
雪ノ下「デスティニーランドの動画も見飽きてしまったし・・・」
雪ノ下(デスティニーランド・・・比企谷くん達と一緒に行けて、すごく楽しかったわ・・・)
雪ノ下(・・・比企谷くんって休日何をしているんでしょうね・・・)
雪ノ下(比企谷くん・・・)
雪ノ下(また比企谷くんと一緒に休日を過ごしたいわ・・・)
雪ノ下(・・・とは言っても、比企谷くんを誘う用事も特にないのよね)
雪ノ下(はぁ比企谷くん、好き・・・)
雪ノ下(・・・会いたいわ・・・)
雪ノ下(・・・こうやって考えてると寂しくなるから、これ以上は考えるのは辞めましょう)
雪ノ下「・・・何か面白い動画ないかしら」
雪ノ下「・・・うん?関連動画に、ダウンタウンの動画・・・?」
雪ノ下「ダウンタウン・・・私が生まれる前から、ずっとお笑い界の頂点として君臨しているコンビよね・・・」
雪ノ下「・・・あまりお笑いに興味はないけれど・・・芸能界という浮き沈みの激しい業界で天下を取った人たちなら、私が学べる事もあるかしら・・・」
雪ノ下「退屈しのぎに見てみるとしましょう」
雪ノ下「えー・・・タイトルは・・・理不尽ダウンタウンシリーズ・・・?」カチカチ
翌日、放課後。
由比ヶ浜「やっはろー!」
八幡「おっす」
いろは「せんぱーい。おーそーい!」
八幡「あのな一色、なんでお前はいつも生徒会じゃなくてまず奉仕部にいるんだよ・・・」
いろは「えー、いちゃだめなんですかー?」
八幡「いや、別に居ちゃダメとはいわんけどな・・・」
いろは「え?それってずっと俺の傍に居ろってことですか?付き合えってことですか?まさか男のツンデレですか?私そういう人マジ引くんで無理ですごめんなさい」
八幡「お前一体なんなんだよ・・・」
雪ノ下「比企谷くん、由比ヶ浜さん、こんにちは。お茶はいるかしら?」
八幡「おう、雪ノ下。悪いが頼むわ」
由比ヶ浜「ゆきのんありがとー!」
いろは「あ、っていうかー。今日は本当に用事あるんですよ―!」
由比ヶ浜「え、なになに?」
いろは「いやー、ほら。もうすぐ学校見学会の時期じゃないですかー?」
由比ヶ浜「そうなの?」
八幡「ああ、そういや小町が見に行くって行ってたな」
雪ノ下「・・・」カチャカチャ
八幡「で、その学校見学会が奉仕部に何の関係があるんだ?先生たちも運営に関わってる・・・ていうか、先生たちがメインで動いてるんだろうし、なんかトラブルがある訳じゃないだろう?」
いろは「はい。当然トラブルとかはないんですけどー・・・先生たちがイメージビデオ作ろうとか言い出したんです」
由比ヶ浜「い、イメージビデオ・・・?」
八幡「おい、由比ヶ浜・・・お前さすがにそれくらいは分かるだろう?」
由比ヶ浜「わ、分かるし!バカにしすぎだし!」
八幡「(さっきの言葉の調子的に分かってなさげだったが・・・)しかしなんでまたそんな面倒くさいのを」
いろは「いや、最近いじめ問題とか多いじゃないですか?それでそういうイメージを持たれないよう、明るい楽しい学校生活!みたいのを演出したいらしいんですよね」
八幡「ああ、そういう目的か・・・」
由比ヶ浜「へぇー、いいんじゃない?」
いろは「ただ、私達生徒会主導で作れって言われちゃってー・・・急にイメージビデオって言われても正直困りますよー・・・」
八幡「そういうのって専門の業者とかがやるもんじゃないのか?」
いろは「はい、私も言ったんですけど、そういうのだとどうしても味気ないとか言われてしまいまして・・・総武高校らしい個性あるビデオを作って欲しいらしいです・・・」
由比ヶ浜「なんか、めっちゃアバウトな指示だね・・・」
いろは「その通りですよー!激おこプンプン丸です!ぷんぷん!」
八幡(なにこいつあざと可愛い)
雪ノ下「・・・」トットット
いろは「まぁ一応愚痴ってるだけじゃなくて意見は出しあったんですよー」
由比ヶ浜「うんうん」
いろは「で。最終的には・・・こう、クイズ番組形式でワイワイやりつつ、総武高校の色んな所を楽しく紹介していく、みたいな感じのビデオにしようみたいな流れになったんです」
八幡「・・・言っちゃ悪いが、そこそこありきたりなような・・・」
いろは「ですよねー・・・正直私もそう思いました・・・まぁでも、それを覆すほど斬新な意見も出なかったんで、とりあえずそのビデオを取る事に決定したんですよ」
由比ヶ浜「そうなんだ・・・って、それなら私達関係なくない?」
いろは「いえいえ、ここからが本題なんです・・・実はそのビデオに先輩達も出てくれないかなぁーと思いまして」
雪ノ下「・・・っ」ガタッ
八幡「はぁ?」
由比ヶ浜「うん?なんで私達が?」
いろは「いやー、ほら。奉仕部って個性に溢れてるじゃないですか。こういう部活は他の学校にはまずありませんし、しかも由比ヶ浜先輩も雪ノ下先輩もすっごく綺麗ですしー」
由比ヶ浜「そ、そうかな・・・えへへ・・・///」
いろは「で、唯一の男子部員は目がちょっとアレで性格もちょっとアレですけど、でも別にいじめとかなく仲良くやってるじゃないですかー」
八幡「アレってなんだ、アレって・・・」
いろは「その感じが今回の内容にピッタリかなーって思って・・・どうですか?暇ならぜひお願いしたいんですけど・・・」
由比ヶ浜「うーん・・・どうしよっかヒッキー、ゆきのん? 私はいろはちゃんのお願い、聞いてあげたいけど」
八幡「・・・まぁ特に依頼もないしな。やってもいいと思うが・・・(ただ、雪ノ下ってそういうのは苦手じゃ・・・)」
雪ノ下「・・・一色さん」テクテク
いろは「は、はい?あの、雪ノ下先輩・・・?きょ、距離が近いです」
雪ノ下「・・・是非やらせて頂くわ」手をギュ、
いろは「え・・・あ、ありがとうございます・・・」
八幡「・・・ど、どうした雪ノ下」
雪ノ下「どうした?とは」
八幡「いや、お前そういうのは苦手なんじゃないかと・・・一体どういう風の吹き回しだ・・・?」
由比ヶ浜「そうだよゆきのん、何かあったの?」
雪ノ下「別に。それはあなたたちの想像でしょう? それより一色さん。その企画では少々インパクトに掛けるわね。私がその企画を見直すわ」
いろは「え、いや・・・別にそこまでは・・・」
雪ノ下「遠慮しないでいいわ一色さん。全面的に協力させて貰うわよ」
いろは「は・・・はい・・・」
いろは「せ、先輩・・・どうしちゃったんですか今日の雪ノ下先輩は?」ヒソヒソ
八幡「俺が聞きたいわ・・・まぁ雪ノ下のやる事なんだから悪いようにはならんだろ、多分・・・」ヒソヒソ
雪ノ下「では早速練り直しましょうか・・・と、その前に由比ヶ浜さん、あと一色さんも。見て欲しいものがあるのだけれど」
由比ヶ浜「え? なになにゆきのん?」
いろは「見てほしいもの・・・?」
雪ノ下「ええ、じゃあ今から私の家に来てちょうだい。あ、比企谷くんは申し訳ないのだけれど、ちょっと遠慮してもらっていいかしら。今日はもう奉仕部は終了ということにするわ」
八幡「お、おう・・・(なんだか今日の雪ノ下はやけに積極的というかなんというか・・・まぁいい。今日は家に帰ってじっくりプリキュアの動画を見返そう・・・)」
雪ノ下のマンションにて。
雪ノ下「どうかしら?面白いでしょう?」
由比ヶ浜「ゆきのんがお笑い好きだったなんて意外だったなぁ・・・というかこのシリーズ、すっごく面白いねー」
いろは「た、確かに面白いですけど・・・これを生徒会のイメージビデオでやっていいんですかね・・・企画のまんまというか・・・総武高校のイメージに影響が出そうというか・・・主にマイナスな意味で・・・」
雪ノ下「いいのよ。どうせ学校見学会で3~4回放映するだけでしょう?今の情報過多社会ではどんなにインパクトのある事やっても一ヶ月もすればみんな忘れているし、何も問題はないわ。それにこれはオマージュであり、インスパイアであり、リスペクトゆえの模倣よ。決してまんまではないわ」
いろは「上手く綺麗な言葉で誤魔化されてる気が・・・」
由比ヶ浜「ご、ゴリ押しだねゆきのん・・・そんなにこの企画やりたいの?」
雪ノ下「ええ、やりたいわ・・・この動画を見た時、久しぶりに声を出して笑ってしまったもの・・・クイズ形式という体も一緒だし、これなら面白おかしい学校生活として個性も主張出来ると思うわ」
いろは「・・・なるほど・・・よし、やりましょう!」
由比ヶ浜「あっさり決まったー!?」
いろは「いやー、なんかありきたりな事やって、後輩になるかもしれない子達に、つまんない生徒会って思われるの嫌じゃないですかー」
いろは「だったらほら、もうお笑い方向に一点特化した方がいいかなーって」
雪ノ下「そういう思い切りの良さは、一色さんの良いところだと思うわ」
いろは「えへへ、そうですかね。ありがとうございますー!んじゃ早速この方向で行きましょう!(だってなんかもう有無を言わさない感じでしたもん、雪ノ下先輩の目・・・)」
由比ヶ浜「でもこれなら、奉仕部だけじゃなくて、人数も必要だよね。生徒会の子とかも出るの?」
いろは「いえ、生徒会メンバーは主に裏方です。カメラ係とか照明係とか。私は司会進行役をしようと思ってるので、もうあと二組くらい呼ぼうと思ってるんですが・・・」
由比ヶ浜「そっか。じゃあ私、優美子とか姫菜とか葉山くんとかに声掛けてみるよ!」
いろは「はい、よろしくお願いします―!」
雪ノ下「・・・ふふ、計画通りね・・・」
いろは(雪ノ下先輩は何を企んでいるんでしょうか・・・)
八幡(その後)
八幡(どうやら雪ノ下主導の元に、そのイメージビデオの企画・進行は進められたらしく・・・)
八幡(気が付けばそのイメージビデオを取る当日になっていた)
八幡(一応、地元のケーブルテレビ局のスタジオを借りたらしく、結構本格的だ)
八幡「おい、雪ノ下」
雪ノ下「なにかしら」
八幡「俺は結局、あの後、奉仕部としてそのイメージビデオに参加する事以外、何もしらんのだが・・・」
雪ノ下「あなたはそれだけで十分よ。ほかは全て私達でやっておいたから」
八幡「・・・そうか。なんか楽させて貰って申し訳ないな」
雪ノ下「いいのよ。私達はなんだかんだ依頼ではあなたに頼る事が多いでしょう。たまにはあなたに楽をさせるべきだと思ったから」
八幡「お、おう・・・どうした雪ノ下、なにか変な物でも食べたのか」
雪ノ下「し、失礼ねっ!私は普通なのだけれどっ」
八幡「いや、だって・・・その俺に対する甘さというか優しさは一体・・・」
雪ノ下「別に、他意はないわ。あ、それより今日のイメージビデオの内容で、クイズ番組形式という事だけれど」
八幡「おう、それは聞いてる・・・というか、一色が言ってた事だしな。なんだ、何か変更があったのか?」
雪ノ下「いいえ、変更はないわ。ただ、普通のクイズ番組風じゃつまらないという話にしたのよ」
八幡「・・・うん?した?」
雪ノ下「・・・言い間違えたわ。なったのよ」
八幡「そ、そうか・・・」
雪ノ下「それで、面白くなるように色々考えてきたから。あなたは私達の指示に従うだけでいいわ」
八幡「ん?それだけでいいのか?」
雪ノ下「ええ、何の問題もないわ」
八幡「・・・大丈夫なんだろうな、色んな意味で」
雪ノ下「心配ご無用よ。私達のイメージビデオで
コメント一覧
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- 2015年11月01日 22:05
- 理不尽シリーズなんていうものがあるのか。初めて知ったわ。
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- 2015年11月01日 22:19
- あね
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- 2015年11月01日 23:06
- あれもそうだけどこれも面白くないぞ
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- 2015年11月01日 23:12
- 前置きで読む気失せたんだが面白いのか?
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- 2015年11月01日 23:53
- 元ネタがわからないけど、これはどこが面白いんだ?
ここまで理不尽な奴いねーよって所なの?
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