砂漠に一面の花畑が出現!大雨が降ってカラカラの土地も色彩豊かに大変身!
一気に明るくなったよう!
南アメリカ・チリに広がる広大な砂漠地帯、アタカマ。この砂漠はまさに荒れ果てた殺風景な不毛地帯であるように見えます。しかしながら、ある自然現象がこの砂漠に起こると、想像を絶するほどの様変わりを見せるのです。一体何でしょうか?
この南半球の砂漠にも春(10月と11月)が訪れ、大雨が降る時があります。そうすると長い間土壌の下に眠っていた花達が長い冬眠から覚めたように、一気に咲き誇ります。それは何もなかった茶色の世界から一新、美しい色で飾られた花達でいっぱいになるのです。どちらかというと、開花というよりは ”爆発” したといった表現が正しいくらいに、パッと咲き誇ります。
通常時のアタカマ砂漠
アタカマ砂漠
アタカマ砂漠はチリのアンデス山脈と太平洋の間にある砂漠である。全体の平均標高は約2,000mにも達し、その過酷さからアタカマ砂漠への道は「死への道」と恐れられた。砂漠内にはオアシスがあり、東西交易の拠点としてアンデス山脈と沿岸を結んでいる。世界で最も降水量の少ない地域として知られる。
wiki-アタカマ砂漠-より引用
年に一度、春の時期に
今年の開花はハリケーン・パトリシアと共にやってきました。記録的な大雨だったパトリシア
”今年の開花はまさに劇的で前例がないほど素晴らしいものだ!”とアカタマ砂漠ツーリズムサービスのディアス氏は語っています。それに加えて、通常は年に一回開花するだけなのに今年は2回もあり、チリ国内でも歴史的な記録であることは間違いないということです。
地球温暖化の影響?
ディアス氏はこの珍しい現象について、今話題の気候変動と何らかの関係があると指摘しています。
この地方への観光化が滞る中、観光客への素晴らしい花々のプレゼント。これは嬉しいニュースですね。
辺り一面花の絨毯が敷き詰められたように、綺麗に色を添えたアカタマ砂漠。 この瞬間を待ちに待っていた花達の勢いに、思わず圧倒されそうです。