直木賞作家の佐木隆三(本名・小先良三)さんが死去しました。
画像:【佐木隆三】
NHK
享年78才でした。
佐木さんは先月31日、入院していた故郷である北九州市内の病院で亡くなったとのこと。
死因は「ガン」とされています。
佐木さんは福岡県立八幡中央高校を卒業後、当時の八幡製鉄所(現・新日本製鐵)に就職。
同人誌などで小説の執筆活動を始め、1963年に製鉄会社を舞台にした小説「ジャンケンポン協定」で
新日本文学賞を受賞。
1976年に実際に起きた連続殺人事件をもとにした小説「復讐するは我にあり」で直木賞受賞。
以後、オウム真理教による「地下鉄サリン事件」や死刑に処せられた宮崎勤による「幼女連続誘拐殺
人事件」などの裁判を取材したノンフィクション作品を世に送り出し、ノンフィクションの大物作家として
知られ、テレビ番組のコメンテーターなどもつとめました。
1999年に東京から故郷・北九州市に移住。
2006年11月から2012年3月まで「北九州市立文学館」の館長をつとめ、文学の普及にあたりました。
私も佐木隆三さんの本を読んだことがあります。
ご冥福をお祈りいたします。
安らかにお眠りください。