十時愛梨「トリックアンドテイク♪」
ガチャッ
P「あー、疲れた...」グデー...
P「ライブの後の打ち上げって毎回キツイなぁ...」
P「でもなんとか無事に成功してよかったー...」
P「結構飲まされたが...」
P「でも明日はようやく休みだしさっさと寝て...」
ピンポーン♪
P「んっ?」
ピンポーン♪ ピンポーン♪
P「誰だ、もう夜なのに...なんか怪しいな...」
P「チェーンロックかけてっと...よし」
ガチャッ
P「はい、どちらさまで...!?」
?「えへへへ♪トリックオア...」
バタン!
P「あ、ありのまま起こった事を話すぜ!」
P「お、俺は『ドアを開けたと思ったらカボチャに話しかけられた』」
P「な、なにを言ってるかわからねーと思うが俺もなんなのかよくわからなかった...」
P「だがカボチャを被った変な奴が話しかけてきて...」
ピンポーン♪ ピンポンピンポンピンポーン♪
P「またか...こういうのは無視するのが一番...」
?『Pさーん、開けてくださーい!』
P「なんか聞き覚えのある声が...」
ガチャッ
?「あっ、Pさん♪」
P「あの...どちらさまですか?」
?「えぇっ!Pさん私のこと忘れちゃったんですかぁ!?」
P「いや、そんなこと言われてもそんなカボチャの被り物を被ってたんじゃ誰かわからないって...」
?「あっ、そうでした!ん~...」
スポッ
P「...やっぱり愛梨だったのか」
愛梨「えへへ、こんばんは!」
十時愛梨(18)
P「こんばんはじゃないだろ、今何時だと思ってるんだ」
愛梨「ん~っと、10時ですね」
P「そういうことを聞いてるんじゃない、なんでこんな夜遅くに俺の部屋に来たのかってことを聞いてるんだ」
愛梨「もちろんハロウィンだからですよ♪」
P「はい?」
愛梨「トリックオアトリート、です♡」
P「...いや、理由になってないぞ」
愛梨「だってぇ...せっかくのハロウィンなのにPさんといられないなんて...さびしいですよ」
P「仕方ないだろ、仕事だったんだから」
愛梨「わかってます、でも昨日Pさんが...」
---昨日 事務所---
『さて、ご覧ください!今月はハロウィンということで今日も大勢の人々が仮装しながら楽しそうに道路を練り歩いています!』
『みなさんとても楽しそうにしていてすごく賑やかな集まり...』
P「......」カタカタ...
P「ハロウィンか...」
P「...楽しそうだなぁ」
ガチャッ!
愛梨「お疲れ様でーすっ♪」
P「よう愛梨、お疲れ様、リハーサルどうだった?」
愛梨「はい、大丈夫でした!本番もきっと上手くできると思います♪」
P「そうかそうか、そりゃよかった」
愛梨「あっ、ハロウィンのイベントですね、ここに来る途中で私も見かけました!」
P「まあ、今週はいろんなところでこういうのやってるみたいだからな」
愛梨「いいなぁ、私も出たいなぁ...それでいろんな可愛いコスプレとか...」
P「なにを言ってるんだ、お前は明日のハロウィンライブあるだろ」
愛梨「あっ、そうでしたね♪」
P「心配しなくてもライブでいろんな衣装着るから安心しろ」
愛梨「はい!でも...」
P「なんだよ?」
愛梨「...どうせなら、お仕事じゃない時に着たいなぁって」
P「プライベートでコスプレしたいってことか?それならちひろさんとかが詳しいけど...」
愛梨「あっ、違います!そうじゃなくて...」
P「なにが言いたいんだ?」
愛梨「うぅぅ~...もうー!」ダキッ!
P「こーら、離れなさい」
愛梨「むぅぅぅ!むぅぅぅ~!」ギュウウウウウ
P「やめろっての、駄々をこねるな」
愛梨「...いじわる」
P「いじわるってお前なぁ...」
愛梨「...お仕事なのはわかってますけど」
愛梨「でも、せっかくのハロウィンなんだからふたりっきりでゆっくりとか...」
P「無茶言うなよ、明日は忙しいんだからとても無理だ」
愛梨「ですよねぇ...」
P「そのうち埋め合わせはするよ、どこか連れて行ってやるから、なっ?」
愛梨「あっ、じゃあライブが終わったらパーティー...」
P「あー、多分それは無理だ、ライブ終わったらスタッフとの打ち上げが...」
愛梨「むぅぅ...じゃあ私も一緒に参加...」
P「ダメダメ、居酒屋でやるから未成年組は参加できないんだ」
愛梨「そんなぁ...」
P「気持ちは分かるけど我慢しろ、愛梨はいい子だろ?」ナデナデ
愛梨「はーい...」
P「よし、それじゃもう帰った方がいいぞ、明日はライブだしな」
愛梨「わかりました、それじゃ失礼しますね」
P「おう、早く寝ろよ?」
愛梨「はい...あっ、Pさん!」
P「なんだ?」
愛梨「えっと...Pさんの打ち上げって何時くらいから始まるんですか?」
P「うーん...昼からライブやって、その後片付けとかが終わった後だから、6時くらいからだと思う」
愛梨「6時...」
P「どうした?」
愛梨「いえ、なんでもないです!それじゃお疲れ様でした!」
バタン
愛梨「6時からかぁ...」
愛梨「よーし♪」
------
P「じゃあお前、俺の打ち上げが終わって帰ってくるのずっと待ってたのか?」
愛梨「いえ、ずっとじゃないです、いったん部屋に戻って色々と準備して、それからPさんが来るまでアパートの近くで...」
ムニッ
P「なんてことするんだこの大バカめ!」ムニムニ...
愛梨「いひゃい~!」
P「まったくとんでもないやつだ、待ってろ、今タクシー呼ぶから」
愛梨「えぇ!私とパーティーしてくれないんですかぁ?」
P「するわけないだろ、もう遅いんだから」
愛梨「お願いしますっ!私色々と準備してきましたからぁ!」
P「ダメだ、お前だって疲れてるんだから早く帰って休みなさい!」
愛梨「お願いしますー!」
P「ダメ!」
愛梨「おーねーがーいー!」
P「ダメだ!」
愛梨「......」
P「いい加減にしないと本気で...」
愛梨「グスッ...」
P「えっ?」
愛梨「グシュ...えぐっ...ふぇぇぇ...」
P「お、おい!なにも泣くことは...」
愛梨「うぇぇぇん...」
P「あ、愛梨!お前の気持ちもわかるけど...でもな?」
愛梨「グスッ...おねがい...しますぅ...なかに...いれてくださぃぃ...」
愛梨「なん...でも...えぐっ...しますからぁ...」
P「こ、こら!そういうことを簡単に言うのは...」
ガチャッ!
「おい、うるせーぞ!夜に玄関先でなにやってんだ!」
P「す、すみません!」
「ったく、女くらいおとなしくさせとけよな...」バタン!
愛梨「ヒック...グスッ...」
P「......」
P「はぁ...泣く子にゃ勝てん...」
P「まったく...」
愛梨「Pさぁん...」
P「...もう負けたよ」
愛梨「えっ...?」
P「ほら早くしろ、ずっと外で待ってたから寒かっただろ」
愛梨「じゃあ...」
P「...入っていいぞ」
愛梨「...はいっ!」
------
P「はいお待たせ、ココアだぞ」
愛梨「ありがとうございます、はぁ~...あったかい♪」
P「どのくらい待ってたんだ?」
愛梨「うーん...8時くらいからだと思います」
P「そんなに?じゃあお前この寒空の中で2時間も外にいたのか...」
愛梨「大丈夫です!私、秋田の出身ですから!」
P「そういう問題じゃないだろ、まったく...変なやつにでも襲われたらどうするつもりだったんだ」
愛梨「平気です、もしそうなったら走って逃げちゃいますから!」
P「よく言うよ、走るとすぐに転ぶくせに...」
愛梨「うっ...そう言われると...」
P「まあ、とにかく何もなくてよかった」
愛梨「えへへ、そうですね♪」
P「それと、ハロウィンライブお疲れ様、とってもよかったぞ」
愛梨「ありがとうございます!Pさんもお疲れ様でした♪」
P「ところで...」
愛梨「なんですか?」
P「さっき『準備してきた』って言ってただろ?なにを準備してきたんだ?」
愛梨「あっ、気になりますか?」
P「うん、気になるよ」
愛梨「えへへ、これです♪」
P「これは...」
愛梨「今日はハロウィンですから、かぼちゃを使ったハロウィンケーキを作ってきたんです♪」
P「へぇ、美味しそうだな」
愛梨「Pさんのために、心をこめて作ったんですよ♪」
P「俺のために?」
愛梨「昨日思ったんです、せっかくのハロウィンなのにPさんはずっと働きっぱなしで全然ハロウィンを楽しめてないんじゃないかって...」
P「それはしょうがないだろ、ハロウィンライブのために提出しなきゃならない物がいっぱいあったし、現場でもなんだかんだ指示を出さないといけないし...」
愛梨「それは...そうでしょうけど...」
愛梨「でも、だからってPさんがハロウィンを楽しんじゃいけないって理由にはならないと思いますっ!」
愛梨「私たちのために毎日夜遅くまで頑張ってお仕事して、いっぱい動き回って...」
愛梨「一番大変なPさんがハロウィンを楽しめないなんて、絶対に間違ってます!」
愛梨「Pさんがいっぱい頑張った分、私がPさんにハロウィンをいっぱい満喫させてあげたいんですっ♪」
P「愛梨...」
愛梨「あはは...って言ってもあともう少しで日付変わっちゃいますけど...」
スッ...
愛梨「きゃっ...」
P「......」ナデナデ
愛梨「あ、あの...Pさん?」
P「...い
コメント一覧
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- 2015年11月05日 22:45
- さぁ愛梨、暖房で暑くなった身体を冷ましてあげるよ~。(ミニセンプウキ構え)
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- 2015年11月05日 22:46
- あーあー!
俺の家にもアイドルがいたずらしにこねーかなぁー!
-
- 2015年11月05日 22:58
- ※2
チャオ♪呼んだかなエンジェルくん?
-
- 2015年11月05日 23:02
- 米3北斗普通にいいやつだからきてほしい
いっしょに恋を初めるポーズしたい
-
- 2015年11月05日 23:03
- 米3 一緒に鍋つつきたい
-
- 2015年11月05日 23:03
- 安定の駄文P
-
- 2015年11月05日 23:22
- じゃあ羅刹は貰っていきますね
-
- 2015年11月05日 23:26
- やはりおまえか
-
- 2015年11月05日 23:26
- ジョインジョイントトキィ!
-
- 2015年11月05日 23:26
- なら俺はピピンを貰っていくぜ
-
- 2015年11月05日 23:30
- ※3
男でもアイドルなら誰が来ても楽しめそうな気がする
-
- 2015年11月05日 23:32
- ふーーーん
十時愛梨って大学生でテニスサークルのマネージャーなんだってね
大学テニサーのマネージャーって事は…
絶対そうだよ!
プロデューサーさんはそんな女今すぐ捨てて花と子犬が好きなわた渋谷凛ちゃんみたいなタイプの娘にイタズラするべきなんじゃないかな?
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- 2015年11月05日 23:33
- ※3
あと二人呼んでGERでマルチプレイやろうぜ!
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- 2015年11月05日 23:34
- ※12
デレステの愛梨のウワサ見てこい
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- 2015年11月05日 23:35
- 愛梨ぃー。ほーら魔法の解ける鐘の音だよ。懐かしのアイドル牧場に戻ろうねぇー♪
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- 2015年11月05日 23:36
- ※12
ちゃんと公式で女友達に守られてるって言われただろ(女友達に襲われていないとは言ってない)
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- 2015年11月05日 23:41
- おう駄文P、伊吹も忘れずに書くんやで
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- 2015年11月05日 23:47
- 最近巨乳アイドル→「駄文さんか」っていう方程式が完成してる
-
- 2015年11月05日 23:52
- タイトルでカードゲームかと思って飛び付いたが違った
残念だが駄文に出会えたのでチャラだぜ
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