比企谷八幡は戸塚彩加を選ぶ。
- 2015年11月09日 22:10
- SS、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
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俺ガイルssです
※ホモssじゃないですよ
雪乃「比企谷くん!
私はあなたと付き合うつもりはないけど、
貴方がどうしてもと言うのなら了承してもいいのだけど。」
結衣「ヒッキー!私と付き合おうよ!今ならお得だよ!」
八幡「…」
八幡「どいつもこいつも勝手な事ばかり言いやがって…」
八幡「特に由比ヶ浜のお得って何だよ?スーパーのタイムセールか?」
八幡「だが俺には既に心に決めた人がいる!」
八幡「その人は…」
八幡「俺と付き合ってください!戸塚彩加さん!!」
戸塚「え…僕…?」
雪乃「比企谷くん!あなた何を血迷っているの!?」
結衣「何で女子二人からの告白を蹴って男の子のさいちゃんと付き合うの!?」
雪乃「それに戸塚くんだってあなたと付き合うなんて嫌なはずじゃ…」
戸塚「はい…よろしくお願いします。」
「「えぇ~~~~~~~!?」」
それから数年が過ぎた…
~マンション~
結衣「ゆきの~ん!そろそろ出勤の時間だよ!」
雪乃「私はとっくに用意を終えているわ。あとはあなただけよ。」
結衣「ブ~ッ!一緒に住んでるんだから私の面倒も見てよ!」
比企谷くんの戸塚くんへの衝撃の告白から早数年。
あれから私たちは大学、それに就職と順調に人生を歩んでいるわ。
現在私は大学時代からこの部屋で由比ヶ浜さんとルームシェアをしているの。
その理由は…
戸塚「八幡!早くしなきゃ遅刻しちゃうよ!」
八幡「悪い!もう出るから!」
結衣「あ、ヒッキーたちも今から出勤なんだ。」
戸塚「由比ヶ浜さんたちもなんだ!それじゃあ一緒に行こうよ!」
八幡「まったく…
高校、大学、おまけに就職先の部署まで同じなんて…
お前らとはどこまで腐れ縁が続くんだよ?」
そう、私たちの部屋の隣室に住むこの二人…
比企谷くんと戸塚くんのカップルが全ての原因なのよ。
結局私たちはあの衝撃の告白の後も比企谷くんを諦める事が出来ずにいた。
そこで彼らを見張るためにこうして今でも一緒にいるの。
~会社~
陽乃「ハ~イ!午前中にお仕事はここまで!みんなお疲れさま~♪」
八幡「あ~、ようやく仕事もひと段落か!課長は俺たちをこき使いすぎなんだよ…」
戸塚「雪ノ下課長は若手だけどバリバリ仕事するから部下の僕たちは大変だよね。」
雪乃「姉さんもプレッシャーがあると思うわ。
社長の娘だから親の七光りだと言われたくないから必死なのよ。」
結衣「ここゆきのんのパパの会社だからね。」
ここは私の父が経営する会社。
その新設部署で私と由比ヶ浜さん、それに比企谷くん、戸塚くん、
ついでにこの部署の課長である私の姉さんのたった5人で仕事をしている。
ちなみに比企谷くんと戸塚くんにうちの会社を勧めたのはこの私自身。
何故なら社会人になれば監視の目が行き届かなくなる。
だから私は自らのコネを全て活用して彼らをうちの会社へ就職させた。
結衣「ゆきのんには感謝してるよ!おかげで就活も楽に終えられたもんね!」
雪乃「本当なら戸塚くんは落とそうと思ったけど、
そうなると比企谷くんはうちに就職する気はないだろうし…」
八幡「昼飯に行こうぜ。」
戸塚「八幡、僕美味しいお店知ってるんだよ!」
結衣「あ、ゆきのん!二人がランチに外へ出かけちゃうよ!」
雪乃「目を離したらすぐにこれだわ…急いで追いかけるわよ!」
陽乃「二人ともちょっと待って~!
雪乃ちゃん、それに由比ヶ浜ちゃん、
この部署の女の子同士でたまには一緒に食べましょう~♪」
雪乃「丁重にお断りします、お昼まで課長と顔を合わせる気はありませんので。」
結衣「ゆきのんのデスクは課長と真向かいだからね…」
雪乃「それよりも早く二人を追いかけるわよ!
姉さんに構っていたら見失ってしまったじゃないの!?」
陽乃「も~!お昼なんだから気兼ねなくお姉ちゃんって言ってもいいのに!
ていうかみんな気兼ねなくお姉ちゃん課長って呼んでよ~!
私だけ敬語扱いされてお姉ちゃんは寂しいんだよ~!」
~食堂~
八幡「ここのランチすげー美味いよな。」
戸塚「うん!特にこのパスタなんて絶品だね!」
八幡「あ、口にケチャップが付いてるぞ。よっと!」
結衣「あ、大変だよ!ヒッキーがさいちゃんのお口についたケチャップを舐めてるよ!?」
雪乃「あの二人…周りの目も気にせずイチャイチャと…
いくら食事中だからといって社会人としての規律を守るべきなのだけど!」
陽乃「お姉ちゃんは雪乃ちゃんたちの方が心配だよ。
何であなたたちはあの二人を監視しながらコソコソとランチ取っているの?」
雪乃「当然決まっているでしょ!
私たちはあの二人の愛を未だに認めていないのよ!!」
結衣「そうですよ!同性愛なんて非生産的なんだから!」
陽乃「その同性愛者に負けたんだから二人とも滑稽だよね。」
雪乃「黙りなさい姉さん!大体何であなたまで付いてくるの!さっき断ったはずでしょ!」
陽乃「だってだって!二人があまりにもお馬鹿で滑稽なんだもん~!
未だに未練がましく比企谷くんを追い続けてるなんて面白いじゃない~♪」
結衣「うぅ…でもしょうがないじゃないですか!
女の子ならまだ諦めがつくかもしれないけど…さいちゃんは男の子ですよ!?」
陽乃「戸塚くんは男の子だから諦めがつかないか…
それじゃあ聞くけど、あなたたち二人って戸塚くんより優れた部分があるの~?」
雪乃「勿論よ!私は自慢ではないけど頭脳明晰で容姿端麗、それに実家はお金持ちよ!」
結衣「私だって!可愛いし!」
陽乃「」
陽乃「ハァ…」
陽乃「雪乃ちゃん、恋愛に頭の良さって男の人はぶっちゃけどうでもいいと思ってるよ。」
雪乃「え…?」
陽乃「それに実家はお金持ちだと言うけど、
今の雪乃ちゃんは学生時代とは違って実家からの援助がないヒラ社員だから。
会社でも私生活でも何の権限もない事を忘れないでね。」
雪乃「くっ…そうだったわ…
就職すると同時に親からいい加減自活しなさいと援助を打ち切られたのよ…」
結衣「同棲直後のゆきのんは金銭感覚が狂っていて大変だったよね。」
陽乃「次に由比ヶ浜ちゃん、あなたは可愛さならあると言うけど…
戸塚くんってうちの会社じゃ彼女にしたい社員No.1だからね。あの子の方が可愛いから。」
結衣「えっ!マジで!?
ていうか彼女にしたい社員No.1って何!?私たちは何位だったの!?」
陽乃「由比ヶ浜ちゃんは5位、雪乃ちゃんはランク外だったわ。」
結衣「5位とか微妙…」
雪乃「他の男に好かれる気はないけど何故この私がランク外…」
陽乃「というわけなので二人とも何ひとつ戸塚くんに勝てていませんでした~!
これに懲りてさっさとくだらない未練なんかゴミ箱にポイっと捨てちゃいましょう!!」
雪乃「ふざけないで姉さん!」
結衣「そうですよ!そう簡単に諦める事ができたら苦労しませんから!!」
八幡「あん?誰か騒いでるぞ?」
戸塚「本当だね、お食事中なのに誰だろ?」
結衣「大変!見つかっちゃうよ!?」
雪乃「ここは一時撤退よ!これも全部姉さんの所為だわ!」
陽乃「え~それはとんだ濡れ衣だよぉ!」
~スーパー~
「イラッシャイマセー!」
八幡「仕事も終わったし夕飯買って帰ろうぜ。今夜は何がいい?」
戸塚「そうだね、八幡が作る物ならなんだっていいよ!」
八幡「コラ、なんでもいいって言うのは奥さんがもっとも嫌う言葉なんだぞ。」
結衣「二人は仕事帰りにスーパーへ立ち寄っているね!
それにしても何なのあの熱々ぶり?見てるこっちが恥ずかしいよ!?
そう思わないゆきのん!あれ…ゆきのん?」
雪乃「ちょっとあなた!もう19時よ!このお惣菜に半額シールを貼る時間帯でしょう!
え…?まだ18時55分だから無理ですって?
サービス業の人間がこの程度の融通が利かなくては務まらないと思うのだけれど!」
結衣「ひぃー!ゆきのんったら惣菜コーナーの半額シールを店員さんに催促してるよ!?
昔はあんなケチ臭い子じゃなかったのにこの数年間の自活がゆきのんをドケチに変えちゃったよ!?」
八幡「おい雪ノ下、お前何やってんだよ?」
戸塚「店員さんが困ってるよ。」
雪乃「あら二人ともいいところへ来たわね。
あなたたちからも言ってちょうだい。この店員融通が利かなくて困っているのよ!」
結衣「しかも監視してるヒッキーたちにまで注意されてるし!
お願いゆきのん!これ以上醜態を晒さないで!昔の誇り高かった自分を取り戻して!?」
京華「あ、はーちゃん!久しぶり!」
八幡「京華じゃねーか!
大きくなったな、そうか。このスーパーでアルバイトしているんだな。」
戸塚「川崎さんの妹さんだね。
昔はまだこんな小さかったのにもうアルバイトできる年齢になったんだ。」
京華「えへへ~♪」
コメント一覧
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- 2015年11月09日 22:22
- ひどすぎる (笑)
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- 2015年11月09日 22:41
- 男の娘が40代以降はどうなってしまうのか想像すると悲哀しか生まれない
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- 2015年11月09日 22:41
- キ マ シ タ ワ ー
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- 2015年11月09日 22:44
- ヒドイ
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- 2015年11月09日 22:47
- 平塚静、還暦も秒読み段階
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- 2015年11月09日 22:48
- うん。やり直してこい。いろはすがおらん
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- 2015年11月09日 22:50
- 何これ神話?
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- 2015年11月09日 23:03
- また おまえか
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- 2015年11月09日 23:10
- 最高!このシリーズ大好きよ!はるのんがいつも八幡の味方キャラだし!
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