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ソフトバンクの工藤公康監督（５２）が、一軍登板なしで契約１年目を終えた松坂大輔投手（３５）の来季について言及した。
８月に右肩手術をした松坂は現在、リハビリ中。
好投手揃いの先発陣の中で復活を目指すことになるが、その再生法として指揮官が掲げたのが“寺原方式”だった。

工藤監督は「手術明けなので１年間ずっとやろうとすると無理になる。
いいところ（状態の時）で見たい。開幕ローテにいないといけないわけではない。
無理をせずに、どのへんでできるようになるか考えてやればいいと思う。
今年の寺原にしてもそうだったでしょ。そういうプランをどう作るかだと思う」と話した。

今季の寺原は右ヒザの手術明けだったこともあり、早々に開幕の二軍スタートが決定。
焦らずに調整させた。初登板は５月５日だった。終盤は失速したものの、
無傷の７連勝を飾るなどして、２位・日本ハムを大きく引き離した中盤戦の“救世主”となった。

もちろん、松坂に関して基本的には実績を考慮して放任する方針だ。
米国での現在のリハビリも報告は受けているというが、完全に一任している。
そんな中でも、起用法としてのサポートはできる限りするというわけだ。

来季は同じく米球界から、同級生で親しい間柄の和田も復帰する。
今季は“マスコミの目”に苦しんだ面もあっただけに「また２月のキャンプから注目されるだろうけど、
スター選手だった和田がチームに戻ることで分散するのは間違いないし、プラスになるはず」（チーム関係者）との声もある。

今月末に開催されるファンフェスティバルにも松坂は不参加の予定。
復帰に向けたリハビリを最優先させる。指揮官はこうも話す。
「１年目に投げられないとダメというわけではない。前に進むために何ができるのか。
日々やっていくしか方法はない。いろんな思いがあっても、晴らすのはマウンドでしかない」

言わずと知れたレジェンド右腕が、来季“リベンジ”を果たすことはできるか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151112-00000002-tospoweb-base
東スポWeb 11月12日(木)5時56分配信