シアトルの有名な「ガムの壁」が綺麗にされて「ただの壁」に
シアトルの観光名所にもなっている「ガムの壁」こと「Gum Wall」。いろいろな色のガムがそこかしこに引っ付き、色鮮やかな不思議な光景を生み出しており、インスタグラムでも「#Seattle」のタグで探すだけでその光景が見ることのできる程の有名どころです。
でも衛生的かと言われれば怪しいところ…そしてついに、ガムの壁からガムが引っぺがされることになっちゃいました。
Seattle Timesの報道によれば、去る11月10日に壁からガムを完全に取り除く作業が始まりました。防護服を着た人々により高圧スチーム洗浄機(126度もあるスチームが出るそう)を使って何層にもこびり付いたガムがはがされて行き、壁に張り付いた大量のガムの数はなんと推定100万個。作業は1週間ほどかかるようで、パイク・プレース・マーケット保存開発局は取り除かれたガムの重さを測ってから捨てることにしています。
ガムの壁からガムが完全に取り除かれるのはこれが初めてのことで、これにかかる費用は4000ドル(約49万円)。何十年もの間に蓄積していったガム(とバイ菌)が取り除かれた部分は、ガムの壁ではなくただのブロック壁になってしまい、なんだか寂しい気もしますね。
…しかし、きっとまた除去作業が終わり次第、ガムが壁のそこかしこにひっついていくことでしょう。
source: The Seattle Times
Bryan Lufkin - Gizmodo US[原文]
(abcxyz)