葛城「こんな人が正規空母のリーダーなんて認めない!」赤城「」モグモグ
葛城「葛城、着任したわ。これからよろしくね」
提督「ああ、よろしく。君は……正規空母だね」
葛城「そう、立派な正規空母だかんね!」
提督「そうか、では正規空母の寮に案内……」
扉『』バタン
瑞鶴「提督ー!正規空母寮から下着盗んだでしょ!」ダダダダ
提督「うおっ!」
瑞鶴「翔鶴姉が下着が足りないって言ってたわ!あんたが盗んだんでしょ!」ギリギリ
提督「わかったからまずはその構えた弓を下ろしなさい」
瑞鶴「嫌よ、きっと翔鶴姉の下着であんな事やこんな事をしてたんでしょ!許さないんだから!」
瑞鶴「覚悟しなさい!」
翔鶴「瑞鶴、私の下着あったわ。洗濯物を見落としてたみたい」ガチャ
瑞鶴「え……?」
翔鶴「え……」
提督「……」
瑞鶴「……」チラッ
提督「……」ムスッ
瑞鶴「……」ダラダラ
提督「瑞鶴?」
瑞鶴「……はい」
提督「もういいかい?」
瑞鶴「……はい」
翔鶴「ごめんなさい提督、瑞鶴がまた勝手に」ペコペコ
翔鶴「ほら、瑞鶴も謝りなさい」
瑞鶴「ご、ごめんなさい」ペコッ
提督「全く、相変わらず瑞鶴は思い込みが激しいなぁ」
提督「思い込みとはいえ上官を襲ったんだ、それなりの罰は与えるぞ」
瑞鶴「えぇ!そんなぁ!」
翔鶴「こんな妹ですが私の大切な妹です。だからどうか解体だけは」
提督「はっはっは、そんな物騒な事はしないよ」
提督「ちょうどさっき新しい正規空母が着任したんだ」
瑞鶴「え?」
提督「葛城、この二人は同じ正規空母の先輩だ。挨拶しなさい」
葛城「はい、私は正規空母葛城でしゅ!よ、よろしくお願いします!」
提督「(噛んだ)」
瑞鶴「(噛んだね)」
翔鶴「(噛んだわ)」
提督「そんなに緊張しなくても大丈夫だ」
葛城「そ、そう?」
瑞鶴「中々元気がありそうね」
翔鶴「昔の瑞鶴にそっくりだわ」
提督「言われてみればそうだな」
瑞鶴「そんなことないもん!」
提督「そこでだ、瑞鶴には罰も兼ねてこれから暫く葛城の指導をしてもらう」
瑞鶴「え……?もしかして私に後輩ができるの?」
提督「そうだ」
瑞鶴「うそ!?やったぁ!」ピョンピョン
翔鶴「こら瑞鶴、あんまりはしゃいじゃだめよ。もう先輩なんだから」
提督「そういうことだ、まずは葛城に鎮守府を案内してくれ」
瑞鶴「わかったわ!」
葛城「これからよろしくお願いします!瑞鶴先輩!」
瑞鶴「私に任せなさい!早速連れてってあげるわ、行きましょ!」グイッ
葛城「はわわ!」
翔鶴「瑞鶴、あんまり無理矢理連れ回しちゃだめよー」
瑞鶴「わかったー!」ダダダダ
葛城「速い、速いです瑞鶴先輩ぃ!」ズルズル
提督「大丈夫だろうか」
翔鶴「た、多分」
―正規空母寮―
瑞鶴「まずは正規空母の皆を紹介するわ。おじゃましまーす!」ガラガラ
飛龍「あ、瑞鶴ちゃんこんにちは、どうしたの?」
蒼龍「何かいいことでもあったみたいだね、いい顔してるもん」
葛城「(この二人も正規空母なのかな?)」
瑞鶴「あれ、赤城さんと加賀は?」
飛龍「稽古よ」
瑞鶴「なーんだ、折角纏めて紹介しようと思ったのに。でもあいつがいないのはラッキーかな」
蒼龍「そういえばさっきから瑞鶴ちゃんの後ろにいる娘は誰?」
瑞鶴「ふっふっふ、なんと私の後輩です!」
飛龍「へー、新しく着任した正規空母かぁ」
蒼龍「これからよろしくね」
葛城「葛城と申します、精一杯頑張るのでこれからよろしくお願いします!」ビシッ
飛龍「ふふ、そんな畏まらなくてもいいよ」
蒼龍「新しい正規空母なんていつ振りだろ。懐かしいなぁ、昔の瑞鶴ちゃんそっくりだね」
瑞鶴「なんで皆同じ事言うの!?」
葛城「あの、瑞鶴先輩。この方達は?」
瑞鶴「あ、まだ紹介してなかったね」
瑞鶴「このオレンジの着物を着て煎餅食べてる方が飛龍さん」
飛龍「よろしくー」
瑞鶴「青い着物を着てお茶飲んでるのが蒼龍さん」
蒼龍「よろしくね」
瑞鶴「二人そろって二航戦!しかも正規空母の中で一番早く改ニ実装されたんだよ!」
葛城「おおおお!」キラキラ
蒼龍「なんか照れるなぁ」
飛龍「何言ってんの、五航戦の二人ももう改ニでしょ」
瑞鶴「でもお二人に比べればまだまだですよ」
葛城「瑞鶴先輩も改ニなんですか!?」
瑞鶴「ええ!私も翔鶴姉も改ニよ!」エッヘン
葛城「凄い、凄すぎます!」キラキラ
瑞鶴「更にif改装っていうのもあるのよ!」
葛城「ふわぁ」キラキラ
瑞鶴「はっはっは!」
加賀「最近のひよこはよく鳴くわね」
瑞鶴「げっ、加賀!?」
飛龍「良いタイミングだね」
蒼龍「おかえりなさい」
加賀「ただいま」
加賀「改ニになったからといって自分の腕が上がったと勘違いしてるんじゃないかしら」
加賀「大事なのは貴方自身の腕よ、改ニになればいいってものではないわ」
瑞鶴「そ、そんなのわかってるし!」
飛龍「耳が痛いなぁ」
蒼龍「改ニになったからって慢心してはダメって気づかせてくれるね」
葛城「瑞鶴先輩、この方は?」
加賀「瑞鶴……先輩?」ピク
瑞鶴「こいつは鎮守府の姑、加賀よ。新人いびりを得意としていて隙あらば人の粗を探しているわ」
葛城「ひいぃ!」
加賀「随分大層な紹介ね」ピキピキ
飛龍「始まったかー」
蒼龍「仲が良いねー」ズズズ
葛城「初めまして、葛城といいます!ついさっきこの鎮守府に着任しました!よろしくお願いします!」
加賀「よろしく。これから頑張りなさい」
葛城「は、はいっ!」
瑞鶴「ちょっと何それ!?私が挨拶した時の第一声は『可愛げのないひよこね』だった癖に!」
加賀「そうだったかしら」
瑞鶴「ムキー!」
加賀「それにしても貴女が先輩なんてこの子も可愛そうね」
瑞鶴「どういう意味かしら?」ピキピキ
加賀「だってひよこを先輩と呼ばなくちゃいけないなんて、私なら耐えられないわ」
瑞鶴「ひよこの成長速度なめないでよね、さっさとあんたなんか越えてトサカ引きちぎってあげるんだから」ゴゴゴゴ
加賀「それは楽しみね」ゴゴゴゴ
葛城「はわわわ!喧嘩はいけませんよ!」オロオロ
飛龍「いいのよ、あれがあの二人なりのコミュニケーションだから」
蒼龍「本当は二人共仲良しなんだよ」
瑞鶴「そうと決まればさっそく稽古よ!葛城、行くわよ!」ガシッ
葛城「は、はい!」
瑞鶴「さっさとニワトリになるんだからあああああ」ダダダダ
瑞鶴「あ、そうだ。加賀ぁ!」
加賀「食堂よ」
瑞鶴「わかった!ありがと!」ダダダダ
葛城「へ?どういう事?」
蒼龍「多分ね、赤城さんはどこ?って聞いたんだと思うよ」
飛龍「毎度思うけどなんでわかるんだろうね、加賀さん……」
瑞鶴「葛城、ついてきてー!」
葛城「わ、わかりましたー!」
加賀「葛城さん」
葛城「は、はい?」ピタッ
加賀「あの子はまだ未熟だけどあの子にしかない物も沢山あるわ。ちゃんとそこを見ておきなさい」
葛城「は、はいっ!」
瑞鶴「葛城ー、遅いー!」
葛城「今行きます!」ダダダダ
蒼龍「本人に言ってあげればいいのにね」
飛龍「素直じゃないねぇほんと」
葛城「さっの加賀さんって人、凄かったですね。雰囲気とか威圧感とか色々」
瑞鶴「まあ一応正規空母のエースだしね」
葛城「そうなんですか!?改ニって凄いなぁ」
瑞鶴「いいえ、加賀は改ニじゃないわ」
葛城「へ?」
瑞鶴「改ニじゃないのに改ニに匹敵する強さでしかも搭載数は正規空母の中での一番なの。そこがあの人の凄い所よ」
葛城「そ、そんな……」
瑞鶴「純粋に実力で登りつめたのよ、あの人は。流石一航戦だけあるわ」
葛城「格好いい……」
瑞鶴「ま、あいつがエースの座に着いていられるのも今の内よ!私が直ぐに追い越してやるんだから!」
葛城「頑張ってください!」
瑞鶴「あんたも頑張るのよ」
葛城「はい!」
瑞鶴「そろそろ着くわね。この鎮守府にいる最後の正規空母を紹介するわ」
葛城「はいっ!」
瑞鶴「加賀と同じ一航戦で正規空母のリーダーよ」
葛城「(正規空母のリーダー。きっと凄いんだろうなぁ)」ドキドキ
瑞鶴「すみませーん」ガラガラ
間宮「いらっしゃい」
瑞鶴「赤城さんは……っと」キョロキョロ
瑞鶴「あ、いたいた。おーい、赤城さーん」
葛城「!」
葛城「なんですかあの巨大なカレーは!?」
瑞鶴「赤城さん専用カレーよ。あの人食べるのが好きだから」
葛城「は、はぁ」
瑞鶴「赤城さん、こんにちは!」
赤城「あふぁ、ふいはふはん。ほんひちは(あら、瑞鶴さん。こんにちは)」
瑞鶴「赤城さん、食べてからでいいよ」
葛城「(この人が……頬一杯にカレーを詰めてハムスターみたいになってるこの人
コメント一覧
-
- 2015年11月17日 23:39
- サイトの仕様やで
-
- 2015年11月17日 23:43
- 出たwww忍者電www
-
- 2015年11月17日 23:48
- まぁリーダーとエースは求められるものが違うからね
-
- 2015年11月17日 23:50
- 正規空母が夜戦してる・・・・?
-
- 2015年11月17日 23:55
- 雲竜と天城がいない…うちと同じだな!
-
- 2015年11月17日 23:56
- やっぱり瑞鶴先輩は最高らぎ///(シコシコシコシコシコシコ)
スポンサードリンク
ウイークリーランキング
最新記事
アンテナサイト
新着コメント
QRコード
スポンサードリンク
小賢しことすんなや