4.

タイタニック号座礁の第一報で伝えられたのは「死者なし」という救いのある内容のものでした。 2日後、その救いを打破するかのように正確な死者の数が発表されたのです。

5.

タイタニック号が発見されたのは沈没して73年後の1985年の事でした。ニューファウンドランド沖の深海約3.8ｋｍに長い間眠っていたのです。

6.

タイタニック号が沈んだ時の海水の温度は摂氏０度以下でした。水が凍る温度にほど近い、震え凍えるような海に、多くの人達が投げ出されました。

7.

ライフボートが海に投げ出されたのは、氷山に座礁してから約一時間後のことでした。

8.

1871年に起こった別の座礁事故で奇跡的に一命をとりとめた乗客が、こともあろうにタイタニック号で再度座礁事故に遭い、とうとう帰らぬ人となってしまいました。

9.

海底にはびこる新しい種の「錆を食べるバクテリア」が、座礁後のタイニック号を襲います。 20年もの間、ありとあらゆるタイタニックの「錆」を食い尽くしました。

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ファーストクラス専用に設けられた施設は、「パリ風カフェ」「ティーガーデン」「高級ジム」「図書館」「書斎」「スカッシュコート」「美容院」「犬専門小屋」「喫煙所」「温水プール」　など挙げるとキリがないほどたくさんありました。

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タイタニック号に残る「真実の愛」。メ―シーズ（Macy’s ）というデパートのオーナ－であったストラウス氏とその妻は、結婚して41年目を迎えようとしていました。ストラウス氏は座礁した船を後に、まず妻をライフボートに乗せました。しかし、彼は妻の横に座ろうとはしませんでした。自分は座礁した船に残り、まず女性と子供達をボートに乗せ始めたのです。ライフボートが一杯になったところで、妻はストラウス氏の後を追うように、今にも沈みそうな船に戻ったのです。そして、いつものように仲良く腕を組みながら、沈みゆく船と共に人生の終わりを迎えたのでした。

12.

タイタニックの全長は約270ｍで、フットボール場の2.5倍もの大きさになります。

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この「沈むはずのない船」には防水の遮断壁が１５もありました。例え1つのコンパートメントに水が入り込んでも、次のコンパートメントに水が流れ移り、終いには海に流れ出る仕組みになっていました。

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タイタニック号が沈没した日、ライフボートの訓練を行う予定でしたが、エドワード船長によってキャンセルされたのです。キャンセルされた理由は未だにわかっていません。

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船上にいた演奏家達は、船が完全に沈む2時間前まで必死で乗客の為に演奏を続けました。

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13組のカップルがハネムーンで乗船していました。

17.

タイタニック号が沈む14年前にある小説が描かれました。小説に出てくる船は「タイタン」、氷河に衝突して北太平洋で沈没、そしてライフボートも数が足りず、多くの人が亡くなったというものです。　世間では「予言された沈没」と言われたほどです。

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シェフだったチヤ－ルス・ジョーウィン氏は、凍える海を2時間泳ぎ続けて末に救助隊にによって助け出されました。彼はこう語っています。「船が沈む前にたしなんだウィスキーが体を暖かく保ってくれた」

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タイタニック号が積載していたライフボートは64個。それになのに、そのうちの20個しか使用されなかったのです。そして、その20のライフボートも定員に満たしていない状態だったそうです。

20.

座礁して船が傾き始めてから完全に沈没するまでの時間は、2時間40分でした。

21.

1912年4月14日、タイタニックのラジオオペレーターは、北大西洋での氷山の回避勧告を6回受けていました。

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1500名の乗客が亡くなりましたが、306名の遺体しか見つかっていません。

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ライフボートでの一命をとりとめた乗客は、男性が全体の20％、女性が74％、そして子供が52％と圧倒的に「女性と子供」が優先だったことが理解できます。

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ＳＳカリフォルニア（タイタニックと交信をしていた機関）とタイタニックが座礁し沈没した間の距離はたった20マイル（32ｋｍ）。多くの異常信号を送っていたにも関わらず、ＳＳカリフォルニアの無線オペレーターは既に就寝してしまった為、こともあろうに交信することができませんでした。


タイタニック号の真実いかがだったでしょうか？もし積載されてたライフボートが効果的に利用されていたら、もっと多くの命が助かったのかもしれません。　最後まで乗客の為に演奏を続けた演奏家の人達、愛する人を追ってライフボートから船に戻った女性・・・タイタニック号沈没の背景には様々なドラマがあったのですね。