どうも、ガンダム好きです。鉄血のオルフェンズ、最高じゃないですか…?
…と今回はそんなことを言いに来たんじゃないんです! そう、今年はぼくが大好きなSDガンダムが30周年! あの2頭身、ぼくと同い年だったんです。
今でこそ、SDガンダムのプラモ=BB戦士ですが、ぼくが小学生の頃にはもう1つの「SDガンダムプラモ」がありました。そう、「元祖SDガンダム」です! もうこの時点で頭上に「?」が浮き出てる人! 完全に置いてきますよ!!
小柄で買いやすいBB戦士に対して、少し割高で二回りほど大きい元祖SDガンダムは、子ども心に「いいものを持っている…」という謎の所有欲を満たしてくれました。
武者頑駄無シリーズのラインナップが充実したBB戦士とは違って、元祖SDガンダムは騎士ガンダムやG-ARMSのラインナップも多く、どちらかというと騎士ガンダムが好きなぼくは、完全に「元祖SDガンダム派」でした。
BB戦士がバネでスピアや弾を飛ばすのに対して、元祖SDガンダムはレバーで動くギミックや電飾なんてのもありました。百式改なんて「見た目がエイリアンに似ている」というだけでグロテスクな牙を生やされてましたからね…。いらんだろ!
そんなわけで今回は…。
じゃーーーーーん!!!!
20年以上前に組み立てていた、今は亡き元祖SDガンダムを組み立てようというワケです! さすがネットオークション、今は売っていない昔のキットも手に入れられるんですわ…。
とはいえ、BB戦士は継続しているものの元祖SDガンダムはなくなってしまったわけですが、プラモって古いものでも型さえあれば何度でも再版できるものです。BB戦士は、1990年代の商品が今でもおもちゃ屋さんで売られています。
ってことは、元祖SDガンダムだってプラモなんだし、いつか再版されるんじゃないの!? と思ってバンダイのお客様センターに問い合わせたことがあるのですが、「元祖SDガンダムはプラモデルではない」という衝撃の事実を伝えられました…。タイトルでは「プラモ」って言ってるけど、今回作るコレ、プラモじゃないんですよね…!
「組み立て式玩具」であって、プラモデルの事業部とは別なので玩具を担当する事業部に問い合わせてくださいとのことだったんです。もちろんプラモデルではないので、BB戦士のような再版は予定していないとのこと…。金型自体があるかどうかはその時の問い合わせではわからなかったので、もし残してあるのなら再版してほしいものですね…。
箱の形とサイズ感…なつかしすぎる…。実家近くのおもちゃ屋さんを思い出す…!!
それにしても騎士ガンダムカッコよすぎますよね…。騎士ガンダムのモデルは、ガンダムではなくガンダムMk-Ⅲ。なのでガンダムより顔がほっそりしているワケですね。
SD戦国伝の世界では武者頑駄無真悪参(ムシャガンダムマアクスリー)だった彼ですが、頑駄無一族に伝わる「銀の盾」を盗み将頑駄無の元から破門。落雷とともに異次元に飛ばされ善と悪、2つになった魂の片割れが別世界のスダドアカワールドに飛来し騎士ガンダムになったのです(「スダドアカ」は「カードダス」の逆読み)。
武者・騎士・コマンドの世界って繋がっていて、ちょいちょいクロスオーバーするのが、子ども心にたまりませんでした。そして今あらためて「ガンダム→頑駄無」って当て字、無理やりすぎませんか?
ほかのモンスターと違い、戦士ザクには「赤い翼のあのお方は9999の力を持っておられる」というセリフが
また片割れの悪の魂は、戦士ザクの乗っていたドラゴンに直撃してサタンガンダムに! カードダスで戦士ザクがサタンガンダムの”恐怖の正体”であるブラックドラゴンのHPを知っていたのは、そういう理由があるからだそうです。今見ると、道の真ん中で気をつけして横目でこっち見てる姿、かわいすぎますね…。
では、SDガンダムをいろいろと思い出しながら組み立てていきます。
元祖SDガンダムを作っていく
蓋にも遊び心満載の元祖SDガンダム
「SDガンダム外伝」は結構シリアスな話ですが、漫画だと敵もコミカルだったりします
説明書。確かに「C・A・K(カラフル・アクション・キット)」だけで「プラモデル」とはどこにも書かれていない…
説明書のプルも懐かしすぎる
パーツを無くしたプル、なぜか脳にバッチリ記憶されてる…。腕のないガンダムの表情もよい
「光の騎士スペシャル」ということで、金メッキパーツが多い
通常のメッキでないものもあるので…
下地を吹いてスプレーで塗装
すべてのパーツをメッキに!
パチパチと組み立てながら、スミ入れなど細かい部分を塗っていくと…
完成!!
できた~~!!!!
さすが元祖SDガンダム! 下手したら、今売っているBB戦士よりもパーツの色分けがしっかりしています。
とはいえ、やっぱり20年前のキット。なんか顔は本物よりブサイクでございます。あと、剣をまっすぐにしか持てないのもなんだか情けないです。
現在販売されているBB戦士のバーサル騎士と並べると、頭身がまったく違う! 昔は元祖SDガンダムの方が2周りほど大きかったのに…!
ちなみに、バーサル騎士ガンダムの鎧は、ボロボロになった三種の神器「霞の鎧」と、もともと騎士ガンダムが着ていた鎧を鍛冶師テムが掛け合わせたもの。ショルダーアーマーは騎士ガンダムの盾(かつて「銀の盾」と呼ばれていたもの)と割れてしまった三種の神器「力の盾」を合わせて作られました。
3つ目の神器「炎の剣」は、サタンガンダムとの戦いで失ってしまったので、レビル王から家臣の証としてもらったバーサルソードを装備しています。「バーサル騎士」は、ラクロア王国では最高位の騎士の称号らしいですよ!
酔っぱらってるし、敵と味方の見境がないが、腕は確かなテム(原作のテム・レイよりマシなのか…?)
バーサル騎士ガンダムに比べて、ネオブラックドラゴンは今見てもカッコイイ! そもそも顔がデカいキャラクターだからでしょうか…?
サタンガンダムやネオブラックドラゴンは、新たにBB戦士からは出ていないため、SDXというアクションフィギュアと比較。多少頭身は低いものの、やっぱりバーサル騎士ガンダムほどじゃないですね。
騎士ガンダムに敗れたサタンガンダムは、魂を戦士ガンキャノンに宿して反撃のチャンスを狙っていました。
上が「ラクロアの勇者」編で、下が「伝説の巨人」編のガンキャノン
サタンガンダムの魂に憑りつかれたガンキャノンは、明らかに角や顔がサタンガンダムに寄っています。というかここまで変わったら周りが気付けよ! ウソの情報で、自分が復活するための杖を探させたりも…。
ブラックドラゴンの杖は…。
ネオブラックドラゴンになる際に吸収して、背中のマジックスケルトンに。こいつを押したり引いたりすることで、羽がパタパタするというギミックがあります(魔王のわりにかわいいギミック)。
三種の神器「炎の剣」は…。
ネオブラックドラゴンが刺されたまま吸収。こいつのおかけで以前よりパワーアップしたみたいです。
まとめ
というワケで、幼いころにプラモを作っていたみなさんも、懐かしいキットを組み立ててみてはいかがでしょうか?
BB戦士は次のキットが№400とのことで、なんだか盛り上がっています。ぼくはバーサル騎士ガンダムとネオブラックドラゴンが融合した「スペリオルドラゴン」だと予想しています! 元祖SDガンダムではありましたが、BB戦士ではまだありませんからね…!
ちなみにスペリオルドラゴンは、ほかにバーサルロードスペリオルガンダム、スペリオルドラゴンEX、スペリオルドラゴンEx-AS、スペリオルドラゴンSR、デビルスペリオル、スペリオルカイザーなどなど、いろいろなバージョンがあってぼくもうまく把握していないのですが、その辺りの話はまた今度…。