車検の検査官3人が逮捕されました。
画像:【輸入車】
https://www.flickr.com/photos/moto_club4ag/5803207522/
21日、大阪府警は「虚偽有印公文書作成」の疑いで、国土交通省所管の「自動車検査独立行政
法人」神奈川事務所(横浜市都筑区)の主席自動車検査官3人を逮捕しました。
3人は柏谷章(44)、山本能功(42)、母ヶ野賢一(42)容疑者ら。
警察の調べによると、3人は車高の高い輸入車に義務付けられている補助ミラーやカメラが無い
にもかかわらず、安全基準を満たしているとの虚偽の自動車検査票を”ねつ造”していたとのこと。
画像:【補助ミラー(サイドアンダーミラー) ※赤枠部分】
http://www.honda.co.jp/VAMOS/webcatalog/performance/
車高が高い輸入車は運転手の視野に死角があり、背の低い児童などがひかれて死亡するケース
も続出。
そのため、日本の安全基準を満たすことが必要ですが、輸入車は正規代理店やメーカー日本法人
による販売の場合、日本の仕様に合わせて製造されており、国が書面だけで審査している一方、
それ以外の業者が輸入するいわゆる「並行」輸入車については同法人など関係法人による安全
基準を満たしているか車検でチェックしています。
輸入車は一定の人気がありますが、「並行」輸入された車は日本の安全基準に合わせた器具を取り
付けるとデザイン性が崩れるとして、車検のときにだけ、取り外しが簡単な吸盤用の補助ミラーなど
を取り付け、車検終了後、客に販売する際に取り外してしまう不正行為も横行しています。
警察では検査官らがほかにも書類をねつ造しているのを確認しており、輸入車販売業者と癒着して
いた可能性もあるとみて、捜査を続けています。
検査官が安全性をないがしろにする理由を考えると、ワイロなどの裏がありそうですね・・