ココア「チノちゃん…お待たせ」
- 2015年11月23日 23:10
- SS、ご注文はうさぎですか?
- 4 コメント
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苦手科目を克服し、ココアさんは主席で法科大学院を飛び級で卒業…
政治家への道を歩み始めました、、そして…
カランカラーン
チノ「いらっしゃいま……」
チノ「……! ココアさん…」
ココア「久しぶりだね、チノちゃん…」
ココア「そして、お待たせチノちゃん…あの時の約束、覚えてる?」
チノ「はい、片時も…忘れたことはありません」
ココア「えへへ、嬉しい…な」
ココア「私、死に物狂いで努力したの。そして、今日…この街の法律は変わった」
ココア「私達、結婚できるように…なったんだよ」
チノ「これからは、ずっと一緒に…居られるんですね」テレッ
ココア「うんっ!もう離さないよ…チノちゃん」ギュッ
チノ「ここまでするなんて、本当に…しょうがないココアさんです」
リゼ「ココア、いるか?」
ココア「リゼちゃん…!」
チノ「リゼさん、お久しぶりです…どうしたんですか?」
リゼ「ああ、ココアに一言礼を言おうと思ってな…ここにいると思ったよ」
ココア「お礼を言うのは、こっちだよ…リゼちゃん」
ココア「私一人の力じゃ…達成できなかったもん」
ココア「街の有権者のリゼちゃんが協力してくれたから…実現できたんだよ?」
リゼ「何言ってる、私は力を貸しただけだ…」
リゼ「ココア、お前には感謝している……なにせ」
リゼ「おかげでシャロの気持ちに気付いてやる事が…できたんだからな」テレッ
チノ「それじゃ…リゼさんとシャロさんも…!」
リゼ「ああ…これから役所に届出に行くところだったんだ」
ココア「おめでとう!リゼちゃん」
ココア「えー?それはリゼちゃんが鈍感すぎるだけだと思うよ?」
チノ「そうです、リゼさんが悪いですよ…乙女心が分かってないです」
リゼ「くっ!?」
リゼ「…はは、お前達みたいに分かりやすければ良かったんだが」
リゼ「まあいい、早速届出をしに行かないか?ココア達を差し置いて先に…ってのも悪いと思って」
リゼ「シャロは…先に向かっているそうだ」
ココア「そうだね!チノちゃん」
チノ「あ…でもお店が……」
スッ
タカヒロ「行って来なさい、チノ」
チノ「…はい、行ってきます…お父さん」
リゼ「もう子供じゃないんだ、はしゃぐとみっともないぞ」
ココア「そういえば…チノちゃん、ティッピーは?見なかったけど」
チノ「ティッピーは先月死にました」
ココア「そうだったんだ…ご、ごめんね」
チノ「いいんです、これでおじい…ティッピーにもいい報告ができます」
リゼ「あ、いたいた…おーい、シャロ!」
シャロ「あ、、り…リゼ先輩!」
ココア「シャロちゃーん、久しぶり」
チノ「お久しぶりです、シャロさん」
シャロ「二人とも…ご無沙汰ね」
リゼ「揃ったようだし、早速中に入ろう」
ココア「うんっ」
チノ「それは当然です、ココアさん」
ココア「これに必要事項を書いていくんだね…よしっ」
ココア「………」カキカキ
ココア「…チノちゃん」
チノ「どうしたんですか?」
ココア「夫と妻ってところ…どっちに名前かけばいいのかな」
チノ「そ、それは…盲点でしたね」
ココア「うーん…」
ココア「どっちでもいっか、妻の所に書こうっと…」
チノ「ちょ、ちょっと待ってください!」
チノ「つ、妻は夫を支えるものと聞きます…」
チノ「わ、私はココアさんを…支えて……あげたいんです」
チノ「だから、だから…っ」カァァ
ココア「えへへ、ありがと…チノちゃん」カキカキ
ココア「はいっ、妻はチノちゃんね」
チノ「///」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
リゼ「すみません、もう一枚下さい」
リゼ「………」
リゼ「固くなりすぎだ、シャロ…落ち着いて書けばいいのに」ポン
シャロ「す、すびばぜん!あ、また間違えちゃった…」
ココア「お、遅かったねリゼちゃん」
リゼ「ああ、シャロが間違えまくりでな」
シャロ「うう…ごめんなさい」
リゼ「気にするな、これで手続きはお終いだ…」
リゼ「早速だがシャロ…今夜はパーティーだ、急いで戻ろう」
チノ「ふふ、リゼさんらしいですね」
リゼ「家族や屋敷の皆に紹介したくてな、、主役の私達が遅れたんじゃみんなに申し訳ない」
シャロ「家族かぁ… 私の親は娘置いてどこほっつき歩いてるのやら…」
シャロ「え!?」
リゼ「部下のSPに命じてな、見つけなきゃクビだと言って1ヶ月探させた…」
リゼ「…もうこの街に来ているはずさ」
ココア「さ、さすがリゼちゃん…」
リゼ「それにもう…出稼ぎに行く必要なんて、、ないんだ」
リゼ「これからは…みんなで一緒に暮らせるぞ」
シャロ「り、りぜしぇんぱい…」ウルウル
シャロ「うう…一生付いていきますっ!」
リゼ「おいおい、大げさだな…あんまくっつくなって///」
シャロ「私…幸せですっ」ポロポロ
ココア「良かったね…シャロちゃん」
チノ「そうですね…」
ココア「チノちゃん、私…ちょっと寄り道していくね?」
ココア「チノちゃんは…先に帰ってて」
チノ「はい…どちらに?」
ココア「…甘兎庵に」
ココア「千夜ちゃんにも報告しようと思って!」
チノ「…!」
チノ「で、でも…」
ココア「大丈夫だよ?チノちゃんが気にすること…ないんだから」
チノ「はい、そう……ですね」
チノ「先に、ラビットハウスで…待ってます」
千夜「あら…ココアちゃん、いらっしゃい」
ココア「えへへ…来ちゃった、、千夜ちゃん」
千夜「シャロちゃんから話は聞いてるわ…おめでとう」
ココア「ありがとう、千夜ちゃん」
千夜「シャロちゃんもお隣から居なくなっちゃうし…寂しくなるわね」
ココア「大丈夫だよ、毎日遊びに行くから!」
千夜「ふふ、そんなことしたらチノちゃんに怒られちゃうわよ?」
ココア「はう…」
千夜「ちょうどお客さんもいないし、座ってゆっくりしていってね」
ココア「うん、そうさせてもらうね」
千夜「…どうして?」
ココア「私…あの時千夜ちゃんの本音が聞けて…嬉しかったの、とっても」
ココア「でも、私…千夜ちゃんの想いに応えてあげられなくて…その……」
千夜「ふふ、そんな事で悩んでたの?」
千夜「あれは…あの告白は、思いを断ち切るために…したものなの」
千夜「ココアちゃんの気持ちを知ってて、それでも諦め切れなくて…意地悪でしょ?私」
ココア「そ、そんな事…っ」
千夜「私の我侭なんだから、逆にこっちが謝らなきゃなの…ごめんね、ココアちゃん」
ココア「千夜…ちゃん」
千夜「チノちゃんも、すごく優しい子だから、、気を遣わせちゃってると…思うの」
千夜「…幸せになってね、ココアちゃん」ニコ
ココア「ありがとう…千夜ちゃん、、それじゃ…私行くね?」
千夜「これからも、親友でいてね…ココアちゃん」
ココア「うん、もちろんだよ!」
バタン
千夜「………」
千夜「私って…ほんと馬鹿ね」ゴシゴシ
青山「青春…ですね。 若いって素晴らしいです」
千夜「あ、青山さん!?いつから…」
青山「つい先ほどから。盗み聞きみたいで…すみません」
千夜「いえ、気にしないでください…それよりも」
千夜「青山さん…愚痴、聞いてもらっても…?」
青山「ええ、もちろんです…」
ココア「ただいまーっ」
チノ「おかえりなさい、ココアさん」
タカヒロ「ココア君…一応昔のように3階の部屋は空けておいた」
タカヒロ「荷物の整理もまだだろうが…今夜は泊まって行くといい」
ココア「あ、ありがとうございます!」
チノ「あ…あの」
チノ「わ、私の部屋に二人じゃ…駄目ですか?」
ココア「チノちゃん…!」
チノ「何もない部屋じゃ寂しいと思いますし!」
タカヒロ「………」
タカヒロ「そうだな、今日は3階は空けておくか…狭くてすまないね、ココア君」
ココア「いえ、そんなことないですっ」
タカヒロ(ふ…要らないお節介だったようだな)
ココア「えへへ、チノちゃんと一緒にお風呂入るの…久しぶりだねっ」
チノ「………」ムスー
ココア「ど、どうしたのチノちゃん!? 変なこと…言ったかな?」
チノ「い、いえ…」
チノ「ココアさん、また胸大きくなって…うらやましいです」ジー
チノ「私なんて…背も胸も…全然あの頃と…変わらなくて」
ココア「そ、それもチノちゃんの個性だよ?」
ココア「それに…」
ココア「そんなちっちゃくて可愛いチノちゃんが…私は好きだな」ギュ
チノ「!? ココアさん…っ 当たって…」
ココア「えー?当ててるんだよ 夫婦だもん♪」
ココア「このまま洗いっこするよ~」ゴシゴシ
チノ「あぅ…ココアさん、、くすぐったいです……っ」
チノ「昔…ですか?」
ココア「う
コメント一覧
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- 2015年11月23日 23:31
- お尻がぴょんぴょんする
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- 2015年11月23日 23:35
- いつ強引な条例の施行に怒り狂った住民が襲撃してメチャクチャになるのかハラハラしながら読んだ
何も起こらなかった。安心した
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- 2015年11月23日 23:36
- いいっすねぇ
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- 2015年11月23日 23:55
- ラノベ世界では兄弟で結婚式を挙げた奴らもいるんだ
きららワールドで同性婚ができない道理があるわけない
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