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女騎士「どうか、正しい判断を」|エレファント速報:SSまとめブログ

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女騎士「どうか、正しい判断を」

1:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/10(火) 09:36:04 ID:MKr747XU


少年「ボクが、勇者に選ばれたんですか?」

少年「神様に祈りましょう」

少年「恋をしました」

少年「ボクは、君を守りたいんです」

女騎士「両親の日記」

の、続き



5:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/10(火) 16:10:11 ID:MKr747XU

 温暖な港町 宿の一室



僧侶「……」

武闘家「……」


女騎士「どうだ?」プルンッ

女騎士「我ながら似合ってると思うのだが?」



武闘家「なんつー格好してんだよ……ほ、ほとんど隠れてねぇじゃねぇか!?」プイッ

女騎士「ははっ。心配するな。きちんとした店で買った水着だぞ?」クスッ


僧侶(あぶない水着……)

僧侶「何やら特殊な魔力を感じますね。見かけより守備力は高そうですが……しかしなぜ、そのような格好を?」



6:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/10(火) 16:26:00 ID:MKr747XU



女騎士「ん? ああ……この町は風俗関係の取り締まりが厳しくてな、資金の調達が難しい。それでこの水着!!」

武闘家「んなもん買ってっから、金が無くなるんじゃねぇの?」


女騎士「聞こえない」

女騎士「船が到着するまで三日……その間は、子供たちに泳ぎを教える教員として金を稼ぐ!!」



武闘家「……」

武闘家「恥ずかしい話だが、俺はまだ働いた事が無い。だから全く分からない」


武闘家「その分からない奴からの意見なんだが、泳ぎを教えるって……儲かるのかそれ? もっと稼げるの有るだろ?」

女騎士「誰が私一人で働くと言った? 武闘家と僧侶にも働いて貰うぞ?」



8:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/11(水) 09:47:49 ID:bnCxf4R2



女騎士「武闘家は、この辺りで暴れているオークの群れの退治だ。『ほしふるうでわ』をやる、持って行け」ポイッ

武闘家「は?」パシッ


女騎士「僧侶は、北に在るエルフの森で満月草の採取だ。男が入ると殺されるが、女は歓迎されるらしい」

僧侶「へ?」



武闘家「お前は?」

女騎士「泳ぎの先生だ」


武闘家「俺は?」

女騎士「オーク退治だな」



9:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/11(水) 09:52:00 ID:bnCxf4R2



武闘家「なんか、オカシ……」

女騎士「おかしくないぞ?」


武闘家「……」

僧侶「……」



武闘家「なぁ?」ヒソヒソ

僧侶「はい、わたくしも変に思います」ヒソヒソ


女騎士「どうした?」

武闘家「アレっ?」ジィーッ



10:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/11(水) 09:57:08 ID:bnCxf4R2



武闘家「女騎士の瞳って、金色だったか?」ヒソヒソ

僧侶「いえ、黒だったと」ヒソヒソ


女騎士「さっきからなんだ、私にも教えろ!?」

女騎士「あんまり無視されると……興奮してくる」ゾクゾクッ



武闘家「おいっ!?」

武闘家「お前さ、何か変だぜ? どうしたんだ?」


女騎士「ん? ああ……武闘家には言って無かったか?」

僧侶「っ!? まさかっ!!?」ビクッ



11:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/11(水) 10:20:13 ID:bnCxf4R2



武闘家「意味が分かねぇ」

女騎士「ふむ。そろそろ我慢できなくなって来たし、頼み事もあったからな……」


女騎士「ちょうどいい。私の変身を見せるか」

武闘家「意味が分かんねぇ」



女騎士「これから私は、三回変身する!!」

武闘家「お前が魔王なんじゃねぇか?」


女騎士「これはな武闘家? 嘘でも冗談でも無く、真実だ」

女騎士「そして……私の切実な願いだ」



12:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/11(水) 11:58:14 ID:bnCxf4R2



武闘家「マジな、話なんだな?」

女騎士「おおマジだ……」コクリ


武闘家「じゃあよ、まずはその格好をヤメろや!!」プイッ

女騎士「ん?」プルンッ



女騎士「いや、この方が都合良いんだ」

武闘家「チッ」


女騎士「では、変身するぞ……」

女騎士「フッ!!!」



13:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/11(水) 14:56:00 ID:bnCxf4R2



女騎士「んん……」プルプル

女騎士「んあああああああああああ!!!」


武闘家「っ!?」ビクッ

僧侶「ひっ!?」ビクッ



女騎士「ふぅっ……」

女騎士「どうだ?」


武闘家「いや、どうだって、どこが変わったんだ?」ジィーッ

女騎士「ほらっ、よく見ろ」



14:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/11(水) 14:58:29 ID:bnCxf4R2



武闘家「……」ジィーッ

武闘家「ん? もしかして、瞳孔が細くなったのか? 縦長ってか、ネコみてぇな瞳だな」


女騎士「正解だ」

女騎士「次の変身に行くぞ?」




女騎士「んん……」プルプル

女騎士「んあああああああああああ!!!」


武闘家「っ!?」ビクッ

僧侶「ひっ!?」ビクッ



15:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/11(水) 15:04:29 ID:bnCxf4R2



女騎士「ふぅっ……」

武闘家「いちいち叫ばねぇと変身が出来ないのかよ!?」


女騎士「出来るが?」

武闘家「じゃあそうしてくれ……」



女騎士「それで、次はどこが変わったか分かるか?」

武闘家「ああ、次は一目瞭然だ……胸が、デカくなったんだろ?」


女騎士「そう、正解……ぐぐっ、駄目だ苦しい!! 水着を脱ぐぞ!?」シュルッ

女騎士「ふぅぅぅっ……」タプンッ



16:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/11(水) 15:14:40 ID:bnCxf4R2



武闘家「チッ……」プイッ

女騎士「おい、こっちを見ろ。まだ変身が残ってるんだぞ?」


武闘家「せめてシーツとかで隠せや!! 痴女かお前は!?」

女騎士「安心しろ」ニコリ



女騎士「私は罵られても興奮するだけだ」

武闘家「変態じゃねぇか!?」


女騎士「下だけ穿いてるのもムズムズするな……脱ぐか」スルスルッ

僧侶「ゆ、勇者様!? 仲間とは言え、殿方の前ですよ!!」



17:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/11(水) 15:23:48 ID:bnCxf4R2



女騎士「……」チラッ

女騎士「僧侶は、知っているだろう? 私の本当の姿を?」


僧侶「っ、はい」コクリ

僧侶「それは……見せて頂きましたので」



女騎士「今はある程度コントロール出来るが、それでも完璧では無い」

女騎士「見ての通り、ここまでの変身なら幾らでも誤魔化しが利くだろう」


女騎士「しかし、次の変身は別だ。意図せぬ形で変身した場合、お前たちに多大な迷惑を掛ける」

女騎士「その姿と、その対処法を、仲間には知っていて欲しいのだ……だから、こっちを向け、武闘家」



18:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/11(水) 16:00:05 ID:bnCxf4R2



武闘家「……」

女騎士「安心しろ」ニコリ



女騎士「私はツルツルだぞ?」

武闘家「そんな心配してねぇよ!!」



武闘家「ったく……そっち見るぜ?」

女騎士「かもん」


武闘家「……」チラッ

武闘家「あのよ? 何か、筋力が落ちてねぇか?」



23:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/12(木) 09:22:57 ID:fRrV3vnM



武闘家「ふくらはぎとか腹筋とか、ガチガチだったよな?」

女騎士「変身が進むと筋力は落ちて行くぞ?」


武闘家「は、なんだそりゃ? 変身すると弱くなんのか?」

女騎士「弱くと言うか、より女らしくなると言うか……まぁ、戦闘向きで無くなるのは確かだな」コクリ




女騎士「変身すれば、筋力は弱くなる。がっ!!」キリッ

武闘家「お? 代わりに魔力が強くなるとかか?」



女騎士「いや、代わりにエ口くなる」

武闘家「お前もう、変身すんのヤメろ……」



24:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/12(木) 09:29:40 ID:fRrV3vnM



女騎士「だから、意図せぬ変身も有ると言ったろ?」

女騎士「今から最終形態へ変身する。とにかく、それを確認してくれ」


武闘家「……」

武闘家「チッ。わーったよ、さっさとしやがれ」




武闘家(いち、に、と来て次。変身っても地味だったからな……どうせ髪が伸びるとか、そんなんだろ)

女騎士「では、行くぞ?」



女騎士「んん……」プルプル

女騎士「んあああああああああああ!!!」



28:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/12(木) 15:29:09 ID:fRrV3vnM



武闘家「っ!?」ビクッ

僧侶「ひっ!?」ビクッ



女騎士「ぐうぅっ……」ギチギチッ

女騎士「うううううううううう!!!」バサバサッ



女騎士「……」

女騎士「ふぅっ、ふぅっ……」


女騎士「どうだ?」チラッ

武闘家「ああ、変わった、な……」



29:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/12(木) 15:37:25 ID:fRrV3vnM



女騎士「どこが、変わった?」クスッ

武闘家「上から言ってくわ」


武闘家「まずは、羊みてぇな……角かソレ?」ジィーッ

女騎士「うむ。言われてみれば、羊の角に見えるか」



武闘家「それと背中に、コウモリみてぇな羽も生えてんな?」

女騎士「浮く事は出来るが、長距離は飛べないぞ?」パタパタッ


武闘家「肌の色も……日焼けっつえば良いのか?」

女騎士「小麦色と言え」



30:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/12(木) 15:41:55 ID:fRrV3vnM



武闘家「後は……」チラッ

女騎士「ん? 後は、なんだ?」ビンビンッ


武闘家「……」

武闘家「あのさ?」



武闘家「どうして、チ○コまで生えてんだ?」

女騎士「うむ、それはだな……」ズイッ


武闘家「おっと、近付くんじゃねぇ!!」タッ

武闘家「ソイツもこっちへ向けんな!!」アセアセ



31:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/12(木) 15:54:48 ID:fRrV3vnM



女騎士「……」

女騎士「ふっ、そうは行かない」クスッ


女騎士「母親はサキュバスでな? その血を……こゆーく、受け継いでいるんだ私は」

女騎士「弟も受け継いでいたらしいが、こっちは女なのも有って、外見までサキュバスになれる」



僧侶「……」

武闘家「っ……」ゴクリ


武闘家「それで、わかったから」

武闘家「早く対処法とやらを教えろ!!」



33:以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/12(木) 22:17:59 ID:fRrV3vnM



女騎士「簡単だ」

女騎士「常に私が満ち足りて居れば良い」


武闘家「……」

武闘家「いや、聞いても意味わかんねぇ」



女騎士「詳しくか?」

武闘家「詳しく頼むわ……」


女騎士「女なら、絶頂を迎える時のエネルギーが」

女騎士「男なら直接に精液が、そのままサキュバスとしての私の力になる」
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