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『ニセコイ』195話“マンナカ”

さらばマリー!
九州編は色々とアレでしたが、空港でのお別れはなかなかどうして。千棘との友情、サブタイトル通り、以前に宣言していた「マンナカ」を頂くマリーは見事なラストだったと思います。しかし、羽姉は結局最後まで登場しなかったな。告白前に発破をかけてくれたのに、フラれた後は千棘を応援しちゃうし。羽姉とマリーの絡みを最後に見たかったような。

というか「2年の入院」という時間も引っ掛かる。
2年後じゃ高校卒業しちゃうじゃん!絵本の展開どーすんだろ。絵本では、王子さまがお姫さまの下へ向かう時に現れる障害(大きな扉)を助けてくれる3人の女の子とかだったじゃん。つまり、お姫さまである小野寺さんと結ばれる時に障害が現れ、それを助けてくれる3人の鍵もちの女の子(千棘、マリー、羽姉)というメタファーのはずなのに。2年も入院したらマリーは助けてくれる鍵もちの女の子できないじゃん。その時には帰ってくるんだろうか。

そしてマリーは最後に爆弾を落としていくのだった。

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とんでもない爆弾

「桐崎さんの事はどう思っておいでなのですか?」
「…それが答えなんじゃないですか?」
「いい加減気付いてはどうですか?そして認めてあげて下さい。自分の中の本当の気持ちに…」

「楽様は…二人の人を同時に好きになっているんですよ!」







くぁwせdrftgyふじこlp










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うろたえるな小僧ども!!

う、う…うろ、うろたえるな!(←めっちゃ動揺してる)
千棘が追いついて来ていた事など分かりきっていたことじゃろうが!何を今更慌て阿鼻叫喚しておる。こんなの最初から分かっている既定路線でしょーが!我々は心を強く、余裕を持って、真正面から受けて立たねばならん。

かつてPRIDEで人類最強と呼ばれた王者エメリヤーエンコ・ヒョードルが、破竹の勢いで連勝を重ねるミルコ・クロコップからの対戦を避けまくっていた事があった。ひょっとして王者は逃げているのか?僕らがそう思った中で、王者は対戦が決まって堂々と言ってのけたのだ。

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王者はただ待たせていたわけじゃない

強くなる時間を与えてやったんだよ」

小野寺さんもそんな感じだ
確かに一見すれば不公平としか言いようがない。

『ウサギとカメ』で例えるなら、ウサギの小野寺さんは途中で居眠りなんてしなかったからね。寝たのはらっくんだよ!居眠りキムチだよ!寝ずに懸命にゴールへ向けて全力疾走してたのだ。にも関わらず、ゴール直前に見えないバリアが貼られてて、どんなに頑張ってもゴール出来なかった。ゴール直前で動けなくなってたうさぎに対して、ノロノロとやってきた亀さんが、千棘が、追いついちゃうってんだから理不尽すぎる。

しかし!しかしである!
小野寺さん派は王者として、余裕を持ってこう言うべきなんです。

千棘が追いつくのを待っていたんだよ!

むしろ千棘が追いついてこそ、この恋愛レースは面白くなってきたと言えるのではないだろうか?だってさ、最初からリードしたまま余裕で勝ったらなんのドラマもないじゃん?例えばだな…今まで散々あと一歩で神の見えない力でフラグをへし折られたシーンを振り返ってみよう。
take1、もしも野球ボールが飛んで来なかったら?

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小野寺さん
「…一条君、私…実はね――」


「小野…寺…?」

小野寺さん
「私…ずっと一条君の事、好きだったの!」


「オレもずっと…小野寺が好きだった!」

小野寺さん
「嬉しい!」(抱きしめ)


「小野寺!」(抱きしめ)

『ニセコイ』完である。

take2、もしも楽が寝なかったら?

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小野寺さん
「キスしてもいい…?」


「あ、ああ!いいぞ!」
「キムチじゃなくて、気持ちは伝わったよ」

小野寺さん
「チュッ」


(唇が柔らかくてキムチー!じゃなく、きもちいいー!)

『ニセコイ』完である。

take3、もしも温泉でのぼせなかったら?

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「どうして初コイの相手がオレだといいなって思ったんだ…?」

小野寺さん
「え…そ、それは…」
「一条君の事が好きだからだよ!」


「オ、オレも…ずっと前から好きだった!」

小野寺さん
「一条君!」(駆け寄る)


「小野寺!」(駆け寄る)

抱き合う2人(全裸で)

小野寺さん
「一条君…なにか当てって…?」


「あててんのよ」

数年後…

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『ニセコイ』よっしゃあああッッ!THE ENDォオ!!である。

take4、もしもイルミネーションが5秒後だったら?

小野寺さん
「…一条君こそ、どうして来てくれたの?」


「オ、オレ…は…」
「…オレは小野寺の事が…好きだからだ!」

小野寺さん
「…嬉しい。私も…ずっと好きだった!」

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「な…なんだ!?」

小野寺さん
「始まったみたいだねイルミネーション」
「…キレー……」


「…ああ。俺たちを祝福してるようだな」


つん(袖を引っ張る小野寺さん)


「…え。」

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小野寺さん
「その…今夜は…帰りたくない…」
「だから…その…」


「…小野寺!?それって?」

ガシッ(手を掴み歩む2人)


「じゃあ行くか…」

小野寺さん
「…うん」

翌日…

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オトナか!!!!

『ニセコイ』完である。

…ね?圧勝しちゃうじゃん!
野球で例えるなら「33-4」のようなものですよ!

これほど歯ごたえのない日本シリーズ…じゃなくて、恋愛勝負したって面白くないっしょ?ドラマがないんですよ。一方的にフルボッコにしたって仕方ない。「33-4」の試合よりも「3-4」のが遥かに面白いですよね?ボッコボコするよりも手に汗握る試合こそ面白いわけです。ドラマがあるわけ。つまり、そういうことだ!

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そういうことだ

ついにここまで来たか千棘よ!
我ら小野寺さん派はね。余裕を持って、むしろ待ってたぞって感じで迎え撃つのである。一方的に圧勝しても面白くないかんね。ふふん。千棘が追いつくの待ってたんです。例えるなら、歯ごたえの無いセルを倒しても面白くないので、あえて完全体にさせたベジータのような心境ですよ!


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↑今の小野寺さん派の心境

まあ、余裕ぶっこいてたベジータは完全体セルに負けたんだけどな!

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