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厳戒態勢下のベルギーで突如猫ツイ祭りが勃発。テロリストに警察の動きを伝えるニャ~! - Engadget Japanese
 
パリで発生したテロ事件に関与した容疑者追跡のため厳戒態勢が敷かれているベルギーで、政府が SNS ユーザーに対し「容疑者グループに警察の活動が伝わらないよう」協力を呼びかけました。これを受けたベルギー国民は呼びかけにユーモアを加えて応じ、ツイッターなどで猫の写真をツイートする一種の"祭り"が勃発しています。
[Image : LoveIsLouder(@ornys_elf)]

現在、ベルギーにはパリのテロ事件容疑者らが潜伏していると見られており、首都ブリュッセルでは警戒レベルを「最高」のまま11月30日まで維持すると発表しています。

ただ、厳戒態勢下でも市民が警察や軍の活動をツイッターなどに投稿してしまうと、捜査内容が犯行グループに筒抜けてしまう可能性もあります。このため、Steven Vandeput 国防相は、"#BrusselsLockdown"のハッシュタグとともに警官らの動向をツイートしないよう、市民に要請しました。

ベルギー市民はこの要望を受け、捜査に関連しそうなツイートを自粛しました。しかし、どこの国にもユーモアを忘れない人はいるものです。オランダ放送協会(NOS)のカメラマンは先のハッシュタグとともに「警察の活動をツイートするかわりにウチのネコ、モーツァルトの写真をどうぞ」とツイートしました。


 
するとこれを見たユーザーも同様にネコの写真(とハッシュタグ)をツイートし始め、ベルギーのインターネットが猫写真であふれる祭り状態に発展しました。

警察活動に関するツイートがまったくなかったわけではないものの、ツイッターが猫写真で溢れかえることでそれは実質的にカモフラージュされ、充分な効果があったようです。一夜明けた月曜日、ベルギー連邦警察は厳しい状況下にあって捜査活動へ静かに協力した市民に感謝を込め、「昨夜我々をサポートしてくれたネコたちへ」と称して、キャットフードの写真を添えたツイートを発信しています。


ちなみに記事執筆時点で、ベルギー警察は11月22〜23日の間に21人を拘束したものの、テロに直接関わったとされるサラ・アブデスラム容疑者の足取りはまだつかめていません。


厳戒態勢下に投稿された猫たちの姿は以下をご覧ください。
厳戒態勢下のベルギーで突如猫ツイ祭りが勃発。テロリストに警察の動きを伝えるニャ~!

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