猫騙る不審電話に注意呼びかけ 警視庁 これは嘘ニュースです
同署によると、女性にかかってきた電話は「にゃあ」という猫の鳴き声から始まるもので、興味を持った女性が返事をすると「カリカリが食べたいにゃあ」と食事を要求。さらに話を続けると要求はペットフードから焼き魚、中トロへと次第にエスカレートし、最終的に現金222万円を近くの駅まで持ってくるよう言われたという。不審に思った女性は要求に応じず、同署に通報した。
このような猫好きを狙った金銭の要求は古くから「猫騙(だま)し」と呼ばれ、江戸時代の文献にも「二十二両乞はるる」という猫騙しの記録が残っている。だが毎年全国から十数件の通報があるにもかかわらず、これまで犯人が捕まったことはなく、実際に金銭を奪われた被害者もいない謎の現象だ。
通報した女性から電話音声の提供を受けた捜査関係者によると、録音データにはこれまでと同様、猫の鳴き声と女性の返事しか入っていなかったという。