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シルヴィ「ご主人様が服屋の店員さんとデートしてる……」 : ホライゾーン - SSまとめサイト

シルヴィ「ご主人様が服屋の店員さんとデートしてる……」

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2015-11-26 (木) 00:07  その他二次創作SS TeachingFeeling   コメント:2   このエントリーをはてなブックマークに追加
1: ◆YVw4z7Sf2Y 2015/11/16(月) 22:45:20.16 ID:b0VKMqvzO

シルヴィ「ご主人様。お出かけですか? 私も一緒に…」


シルヴィ「今日は往診…ですか? 分かりました。じゃあ私はお留守番していますね」


シルヴィ「……あ、ちょっと待ってて下さい」トテトテ


シルヴィ「……お待たせしました。寒くなってきましたからね。風邪ひかないようにマフラー巻かせてください」マキマキ


シルヴィ「え? わざわざありがとう? ……ご主人様の健康が第一ですから」


シルヴィ「できました。………最後に屈んでもらえますか」


シルヴィ「…………」チュッ


シルヴィ「……行ってらっしゃいませ。ご主人様///」





2: ◆YVw4z7Sf2Y 2015/11/16(月) 22:48:30.41 ID:b0VKMqvzO

ーー
ーー

ヒュー
ガタガタ

シルヴィ「凄い風……ご主人様、大丈夫かな」


シルヴィ「そうだ。何かあったかいもの……スープでも作って待ってよう。寒い中帰って来るだろうから……それに」



《ご主人様。暖かいスープを作ってみました。食べてみてください》

《暖かいですか? ふふ…良かったです》

《え…シルヴィの方が暖かい? あっ…だ、ダメですスープが冷めてしまいます…あんっ・》




シルヴィ「………///」


シルヴィ「つ、作らなきゃ…」


シルヴィ「……あ、材料が足りない」ガサゴソ


シルヴィ「買いにいかなきゃ。まだお店やってるかな…」


ーー
ーー


シルヴィ「ふぅ……買えてよかった」


シルヴィ「暗くなってきた…ご主人様もそろそろ帰ってくるかな。急いで作らないと…」


シルヴィ「ん……あれはご主人様だ! お仕事の帰りかな……….?!」










先生「ーーーー」

不気味な店員「ーーーー」





シルヴィ「ご主人様と………服屋の店員さんが一緒に歩いてる……どうして……?」




3: ◆YVw4z7Sf2Y 2015/11/16(月) 22:54:36.44 ID:b0VKMqvzO

シルヴィ「………仕事帰りにたまたまあって話してるだけかな…ご主人様はお得意様だから…きっとそう……うん」


シルヴィ「…………」


ーーーー
ーーーー



シルヴィ「………」


シルヴィ「……ご主人様…まだかな…」ソワソワ


シルヴィ(なんだかすごくモヤモヤする……ご主人様は服屋の店員さんと何を…もしかして)


シルヴィ(い、いやご主人様が外で何をしようと奴隷である私には関係が……ない……)


シルヴィ「…………」


シルヴィ「……ご主人様……」


ガチャッ


シルヴィ「あ、ご主人様! お帰りなさいませ!」ギュッ


シルヴィ「…………!」


シルヴィ(香水の匂い……私の知らない…)


シルヴィ「………」


シルヴィ「…あ。す、すいません。何でもないです」


シルヴィ「何か美味しいそうな香りがする? ふふ、実は暖かいスープを作ったんですよ。一緒に食べましょう」


シルヴィ「…………」




7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/16(月) 23:06:05.98 ID:SYt6mNHjo

シルヴィいいよね



8: ◆YVw4z7Sf2Y 2015/11/16(月) 23:23:50.16 ID:b0VKMqvzO

ーーーー
ーー数日後


シルヴィ「ご主人様、今日も往診ですか? 気を付けて行ってきて下さい」


シルヴィ「ん……あの」


シルヴィ「………」チュッ


シルヴィ「……行ってらっしゃいませ///」


ガチャ、バタン


シルヴィ「…………」


シルヴィ「…………」ガサゴソ


シルヴィ「…………」


ガチャ、バタン




9: ◆YVw4z7Sf2Y 2015/11/16(月) 23:26:07.69 ID:b0VKMqvzO

ーーーー
ーー街


シルヴィ「………」キョロキョロ


シルヴィ(ごめんなさい…ご主人様)


シルヴィ(ご主人様を疑って後をつけるなんて最低です…)


シルヴィ(でも不安で不安で…仕方がないんです……ごめんなさい)


シルヴィ「あ、ご主人様だ…」コソコソ


ーーーー
ーーーー


シルヴィ「……くしゅんっ」


シルヴィ「寒い……」


シルヴィ(ご主人様は普通に往診しに回っているだけみたい。……私の考え過ぎかな……)


シルヴィ(そろそろ戻ろ………?!)












先生「ーーーー」


不気味な店員「ーーーー」








シルヴィ(あ……また…服屋の店員さんと…)




10: ◆YVw4z7Sf2Y 2015/11/16(月) 23:37:56.10 ID:b0VKMqvzO

シルヴィ「あ……行っちゃう…」


シルヴィ(二人で何処に行くのかな)コソコソ


シルヴィ(…お店に入ってった…あのお店は…)


シルヴィ(確か高いネックレスとか指輪を売っているお店だ……)


シルヴィ(買って……あげるのかな……)


シルヴィ「………」ギリッ


シルヴィ(………何だろう……凄く…嫌な…気持ち)


シルヴィ(これ以上……辛くて見てられない……帰ろう…)




24: ◆YVw4z7Sf2Y 2015/11/17(火) 17:37:37.73 ID:0c3xymy8O

ガチャッバタン


シルヴィ「…………」


シルヴィ(そうだよね……ご主人様もこんな貧相で……傷だらけの女より、もっと良い人と一緒にいたいよね……)


シルヴィ(服屋の店員さん…ちょっと不思議な人だけど…美人だし……胸も大きいし……私なんかと比べもにならないくらい…良い女だよね)


シルヴィ(ご主人様が望むなら…私は応援しなきゃ。だってご主人様の幸せが…私の幸せ……)


シルヴィ(そう……それが…私の幸せの筈……)


シルヴィ(……うっ……うっ)グスッ


シルヴィ「い、嫌……」


シルヴィ「い、いやだよ………ご主人様が……私を見てくれなくなるなんて…そんなの耐えられないよ……」ポロポロ


シルヴィ「このままだと……ご主人様を取られちゃう……もし、そうなったら私はもう……」ポロポロ


シルヴィ「…………」


シルヴィ「ご主人様に……もっと見てもらえるようにしなくちゃ……」


シルヴィ「ご主人様は……渡さない…」




25: ◆YVw4z7Sf2Y 2015/11/17(火) 17:39:46.12 ID:0c3xymy8O

ーーーー
ーーーー


シルヴィ「………」


シルヴィ(私に出来る事は多くない………)


シルヴィ(そうだ……料理をもっと上手くなろう)


シルヴィ(今までは簡単な朝食だけだったけど……今度はご主人様が満足できるお菓子とか作れるようになろう…)


シルヴィ(………)


シルヴィ「待っていて下さい……ご主人様…」


ーーーーーーー
ーーーー
ーー


シルヴィ「……どうですか、ご主人様?」


シルヴィ「おいしい? ほ、本当ですか?!」


シルヴィ「よ、良かったです…ご主人様のお口に合うか心配で…」


シルヴィ「え……別にそんな苦労なんか…ご主人様言ってくれたらいつでも作りますから…」


シルヴィ「あ……ふぁ……あ、ありがとうございます。喜んでもらえて私は幸せです///」ナデナデ


シルヴィ(ご主人様が喜んでくれてる……よし、この調子で頑張ろう)




26: ◆YVw4z7Sf2Y 2015/11/17(火) 17:41:31.26 ID:0c3xymy8O

シルヴィ「え、これからお出かけですか。服屋に?」


シルヴィ「………」


シルヴィ「あ、いえ。もちろんご一緒させていただきます!」


ーーーー
ーー服屋


不気味な店員「あらあら、いらっしゃいませ。ご自由に見ていってくださいな」


シルヴィ「………」


シルヴィ(店員さんってやっぱり美人だな……ミステリアスだし、胸も大きいし……)


シルヴィ「………」ツルペタ


シルヴィ(はぁ……)


不気味な店員「……? お嬢さん? 私の顔に何かついてる?」


シルヴィ「あ、いえ。な、何でもないです…」






27: ◆YVw4z7Sf2Y 2015/11/17(火) 17:42:50.22 ID:0c3xymy8O

ーーーー
ーーーー


不気味な店員「お客様、お帰りですか。いつもありがとうございますわ」


不気味な店員「あ、良かったらこれ。お嬢さんと食べて下さいまし」


シルヴィ「?」


不気味な店員「いえいえ…何時も買っていただいてるほんのお礼ですわ。では、ありがとうございました」


シルヴィ(なんだろう……何か甘い匂いがする?)


ーーーー
ーーーー


シルヴィ「ご主人様、開けてみますね」


シルヴィ「……わぁ。お菓子ですね。凄く美味しそう…」


シルヴィ(手作りみたい……あの人が作ったのかな…)


シルヴィ「お茶にしますか? 分かりました。では、淹れてきますね」


シルヴィ「お待たせしました。じゃあ、いただきます……」パクッ


シルヴィ「……!」


シルヴィ(お、美味しい……)




28: ◆YVw4z7Sf2Y 2015/11/17(火) 17:44:14.21 ID:0c3xymy8O

シルヴィ「え……あ、凄く美味しい? ほ、ほんとですね…まるでお店で売っている物みたいです」


シルヴィ(本当に……美味しい。私の何か比較にならないくらいくらいに……)モグモグ


シルヴィ(……これと比べたら…私のなんか……)


シルヴィ(これには……勝て…ない……)


ーーーー
ーーーー


シルヴィ「往診ですか?」


シルヴィ「…………」


シルヴィ「あ……す、すいません。気を付けて…行ってらっしゃいませ」


ガチャッバタン


シルヴィ「………」


シルヴィ(私が、あの人に勝るものが見つからない…。料理も勝てないだろうし……夜伽も…ご主人様が本当に満足できているのか分からなくなってしまった……)


シルヴィ(だって傷だらけで貧相な体よりも……あの店員さんの方が良いに決まってる……)




29: ◆YVw4z7Sf2Y 2015/11/17(火) 17:45:22.88 ID:0c3xymy8O

シルヴィ(あの店員さんは…傷だらけの私に服を見繕ってくれた。商売だからかもしれないけど……傷を気持ち悪がらないで、真剣に服を選んでくれたのは嬉しかった)


シルヴィ(なのに……今はあの人を思い浮かべるだけで…憎くてたまらない……私から…ご主人様を取らないでっ………)ギリッ


シルヴィ「……痛っ」


シルヴィ(あ……血が……)


シルヴィ「……っう……うう」グスッ


シルヴィ(頭の中が…ごちゃごちゃして……もうどうすれば良いか…分からないよ…)ポロポロ




30: ◆YVw4z7Sf2Y 2015/11/17(火) 17:49:26.56 ID:0c3xymy8O

ーーーー
ーーーー


シルヴィ「…………ん」


シルヴィ(あ……いけない。寝ちゃったみたい…)


シルヴィ(ご主人様はまだいない……)


シルヴィ(もう知らないふりをするのは無理…….帰って来たら、聞いてみよう……)


シルヴィ(それで……本当だったら…私は……)


ガチャッ


シルヴィ「……! ご主人様。お帰りなさいませ」


シルヴィ「…………」




31: ◆YVw4z7Sf2Y 2015/11/17(火) 17:50:21.13 ID:0c3xymy8O

ーーーー
ーーーー


シルヴィ「………」


シルヴィ(中々言い出せないな……)


シルヴィ「…? ご主人様、どうしました……え、大事な話がある?」


シルヴィ「……はい、分かりました」


シルヴィ(大事な話……そっか、ついにご主人様の方から…)


シルヴィ(しょうがないよね……所詮私は奴隷だもの。拾ってもらえただけで十分な筈だよ…)


シルヴィ(ご主人様の幸せが……私の幸せ……だから私は精一杯笑顔で……)グスッ


シルヴィ(笑顔でいなくちゃいけないのに……)ポロポロ


シルヴィ「え…な、なんでも……ありまぜん…ちょっと目にゴミが……」ポロポロ




32: ◆YVw4z7Sf2Y 2015/11/17(火) 17:51:52.09 ID:0c3xymy8O

シルヴィ「それより……ご主人様……ご主人様は……」


シルヴィ「…………え。これを私に? これは…箱? 開けて見てくれ?」


シルヴィ「は、はい………分かりました」


シルヴィ「これは…………わぁ……綺麗なペンダント」


シルヴィ「これを……私に? え、え………ど、どうして……」


シルヴィ「今日は私がここに来た日? あ………お、覚えていて下さったんですか……」


シルヴィ「1番大事な人だから当たり前? ………1番大事な……」


シルヴィ「………」ポロポロ


シルヴィ「あ、すいません……その、嬉しくて……1番大事な……私が…」ポロポロ


シルヴィ(……でも、ご主人様は服屋の店員さんと)


シルヴィ「……あ、あのご主人様。ご主人様は服屋の店員さんと――」


ーーーー
ーーーー



シルヴィ「あの人にはプレゼントの相談に乗ってもらってた?」


シルヴィ「こういうのは初めてだから……何を選べば良いか分からなかった? そ、そうですか……」


シルヴィ(そ、そういう事だったの……よかった…勘違いだったのね……)ホッ


シルヴィ「え? な、何でもありませんよ。勘違い? し、してませんよ///」


シルヴィ「も、もう。あまりからかわないで下さい……///」


シルヴィ「………」


シルヴィ「……! ご主人様、明日はお休みですよね」


シルヴィ「実は……まだ、不安でこのままだと、また勘違いしてしまうかもしれません……」


シルヴィ「ですから……」シュルッ


シルヴィ「勘違いしないでいいように……今夜、たっぷり教えてください」パサッ


シルヴィ「目が怖い? そんな事ありませんよ。気のせいです」


シルヴィ「ふふ……ではお願いしますね」


シルヴィ「大好きです……ご主人様」



〜完〜




34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/17(火) 17:57:24.91 ID:7p7uRYL9o


まあ絞り取られるオチだよね(歓喜)




35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/17(火) 18:16:43.27 ID:PEFRiMrZO

乙。シルヴィはこうでないとな!



37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/17(火) 18:26:13.13 ID:1nyFP6TrO



この娘、死の淵から復活したら途端に肉食系に変貌したんだけど(´・ω・`)




40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/17(火) 18:33:04.69 ID:zxfV81rP0

乙乙
まさかシルヴィちゃんのssがあるとは…




42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/17(火) 19:50:14.05 ID:oY7JYBleo


青い花のお茶を飲ませて沈静化させないとww




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コメント一覧
46402. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2015/11/26(木) 09:45 ▼このコメントに返信する
奴隷との生活SSとか俺歓喜w
46403. 名前 : 電子の海から名無し様◆- 投稿日 : 2015/11/26(木) 19:50 ▼このコメントに返信する
搾られますね(生暖かい目)
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