P「事務所が臭い?」
真美「亜美だよ……」
P「また亜美がおかしくなってしまったのか……」
真美「おかげで昨日双海家も臭かったんだよ!なんとかしてよ!」
P「なんとかって言われても……」
真美「な、なんとかしてくれたら……ま、真美の胸、触ってもいいから……」
P「全力で消臭しようじゃないか」
真美「よく分かんないんだけどね、なんか亜美が匂いフェチになったみたいなの」
P「ほうほう。それはまた」
真美「“男が3日間履きっ放しの靴下で牛乳を拭いた匂いフェチ”らしいんだよね」
P「それはキツい。言葉だけでも臭い」
真美「それで、その臭いの元を手に入れたらしくて」
P「3日間履き続けた靴下を亜美に渡した奴がいるのか……」
真美「それを家や事務所に持ち込んでるんだよね!そりゃもう臭くて臭くて」
P「とりあえず確かめてみないことにはな」
真美「事務所へレッツラゴーだね!」
真美「くさぁい……」
響「あっ、プロデューサー!真美!」
P「響!無事か!」
響「今来てみたらなんなのこの臭さ!?」
P「みんなは?臭いで気絶でもしたか?」
響「ううん。なんか臭いに感動しちゃってて……」
P「は?」
春香「はぁ……。昔お父さんに連れられて行ったアイドルのライブの会場の匂い……」
千早「母親が作ってくれたカレーの匂いだわ……」
真「空手の稽古を終えた後の道場の匂い……」
伊織「お兄様がお土産にくれた高級ブランドのバッグの匂いね……」
雪歩「家の匂いですぅ……」
やよい「昨日の晩ご飯の匂いですー!」
貴音「故郷の匂いがします……」
あずさ「これが運命の人の匂いかしら~」
律子「初めてメガネを買ったメガネ屋さんの匂いだわ……」
小鳥「靴下を3日間履きっぱにしてそれで牛乳を拭いた匂いに似てるわぁ……」
P「みんな、頭、おかしい……」
P「ハッ!そうだ!美希の姿が見えないぞ!」
真美「ミキミキならあそこだよ」
美希「Zzz……」
P「寝てる!?アイツすげぇ!」
真美「ミキミキが一番おかしいかも……」
真美「そういえばひびきんはなんで平気なの?」
響「実は今風邪引いてて鼻詰まってるんだ……」
P「こら!体調管理には気をつけろっていつも言ってるだろ!」
響「ご、ごめん!気をつけるさー」
P「よしよし」
真美「そうじゃないでしょ!まずはあの靴下を回収しないと」
P「うっ……。でも近づいただけでも吐きそうだぜ」
響「自分が行く。鼻詰まってて匂い分かんないしさ!」
P「そうか!頼んだぞ!」
全員「くんかくんかくんかスーハースーハー」
響「こ、こうなったら無理矢理にでも取ってやるさ!」
響「うおおおおおおおお!」パシッ
響「取ったげ、ゲロー!」オロロロロ
真「返せよ!」バキィッ
響「ぐはっ」
ポトッ
美希「うーーん……。はにぃ……」ガクッ
響「鼻詰まってても結構キツい……ぞ……」ガクッ
響・美希 [再起不能]
真美「ど、どうしよ兄ちゃん……」
P「俺に任せろ」
真美「でもひびきんの二の舞に……」
P「大丈夫だ。策はある……!」
P(その後、知り合いの事務所から応援を呼び、ちゃんとした方の匂いフェチの子や凄く幸運な子、冒険が好きな子に行かせてみたが戦果はあがらなかった)
P「クソォ!ダメか!」
真美「兄ちゃん……」
P「しょうがない……。俺が行く」
真美「待って兄ちゃん!」
P「うおおおおおお!」パシッ
P「取った!これを窓から投げ……ぐっ!」
伊織「返してよぉ……」
やよい「ご飯……」
P「は、放せ!お前たちは悪夢にうなされてるんだ!」
P「くっ……もう俺も意識を失いそうだ……。こうなったらこいつらごと飛び降りるしか……」
P「ぬぐぐぐぐぐぐぐ」
P「どぅあああああああ!」
パリーン
真美「兄ちゃああああああああん!」
P「3人は……気を失ったか」
P「どうやらアイツらも追ってこないらしい。まさか知能にまで影響があるのか……?」
P「とにかくこれをどこか遠くに……」
亜美「行かせないよ」
P「亜美!」
亜美「返してもらうかんね」
P「わ、渡すか!……いてて、う、動けん」
亜美「無様だね兄ちゃん」
真美「兄ちゃん……」
P「ま、真美……。無事か?」
真美「兄ちゃん、もういいよ。それ、亜美に渡しちゃってさ、2人で逃げよ?」
P「だ、ダメだ……!それじゃおっぱいが……」
真美「胸くらいならいくらでも触らせてあげるから!逃げようよ!」
P「真美にそんな顔させるなんて……俺はプロデューサー失格だな……」
真美「もう、無理しなくていいかんね……」
亜美「え?独り占めしたかったんじゃないの?」
P「違うわ!」
真美「あっ、元気になった」
真美「う、うん!」
亜美「逃げるって、どこに逃げるのさ」
P「どこって……。いろいろあるぜ。俺の家とかな!」
亜美「無駄だよ」
P「なんだと?」
亜美「亜美達の家はもちろん、兄ちゃんの家含めて近隣の民家やホテルには全部あの臭いが蔓延ってる!兄ちゃん達も早く気持ちよくなろう?」
春香「ライブ会場の匂いですよ~」
千早「ほら、カレーの美味しそうな匂い……」
雪歩「畳の香りと硝煙の香りが混ざったようないい匂いですよ……」
貴音「この匂いを嗅いで一緒に私の故郷を感じてほしいのです」
あずさ「もしかしてプロデューサーさんの匂いかもしれないわ~」
律子「この匂いを嗅ぎながら選ぶメガネはずっと大事にできますよ」
小鳥「独り暮らしの不安感だって拭えちゃいますよー」
響「ロケで食べたドリアンもこんな匂いだったけど味は良かったぞ!」
美希「はニぃ……」
真美「そんな……」
P「くっ……!行くぞ真美!」ダッ
真美「あっ!兄ちゃん!」
P「クソッ!クソッ!」
真美「兄ちゃん……」
真美「あっ、兄ちゃん!」
P「ここはあんまり臭わないな……」
真美「そうだね。スーパーは大丈夫だった?」
P「ああ、でもほとんど臭いが移っててとてもじゃないが食えそうになかった。無事なのはこれだけだ。まったく、袋に入っててもすり抜けて臭いが移るなんて厄介だよな……」
真美「食パンと……牛乳……。ねえ兄ちゃん」
P「ん?」
真美「兄ちゃん、3日間靴下履きっ放しでいてくれてよかったよ」
P「ま、まさか……!やめろ真美!」
真美「ずっとこの時を待っていたんだよ!牛乳が手に入るその時を!」
P「クソッ!真美も既に感染していやがったのか!」
真美「もう3日も我慢してたんだよ。そろそろ禁断症状が出るところだったよ……」
P「くっ……万事休すか……」
??「見つけた!君!君ィ!」キィー
P「しゃ、社長!?」
高木「真美君はもうダメだ!君だけでも車に乗るんだ」
P「は、はい!うわ車内もくっさ!」
高木「我慢したまえ」
ガチャ ブロロロロロ
高木「ああ。3日前に音無君から緊急事態だとメールを貰ってね。その時は音無君も無事だったようだが、私が駆け付けた時にはもう……」
P「そうだったんですか……」
高木「その後あの場に居なかった君と真美君と我那覇君を探して車を出したんだ」
P「3日間も探していてくださったんですか」
高木「ああ。君だけでも無事でよかったよ」
P「でも真美が……」
高木「真美君は女性だから仕方がないさ。どうやら特定の男性はあの臭いの影響を受けづらいらしい」
P「どうしてそんなことを……?」
高木「詳しくは961プロで話そうじゃないか」
P「961プロ!?」
高木「今はそんなことを言ってる場合じゃないだろう?」
冬馬「遅かったじゃねーか765のオッサン」
高木「すまない。彼を連れてきたよ」
P「冬馬!お前も無事だったのか!」
高木「詳しくは中で話そう。お腹も空いているだろう?中に食べ物がある」
冬馬「いいから早く入れよ。あ、足元気を付けろよ」
P「お、おう」
冬馬「今着てる服も洗濯して
コメント一覧
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- 2015年11月27日 23:45
- タイトルで響かと思った、ごめんなヒビキン
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- 2015年11月27日 23:48
- 俺も真美の胸揉みたい
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- 2015年11月27日 23:56
- 如月家と高槻家の食卓の闇…
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