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お得すぎるSIMフリー版Xperia Z5 Premium+MVNO SIM、格安データSIMを導入してみました - Engadget Japanese

11月20日に日本でもドコモからようやく発売された「Xperia Z5 Premium(以下Z5P)」。すでに海外SIMフリー版を入手していた筆者は、格安SIM「DMM mobile」を購入して運用開始。使用感をレポートします。


まずは、ドコモ版の価格からチェックしていきましょう。新規と機種変が同じ価格で9万3312円(税込、以下同じ)。MNP すると割引されて7万1712円となります。さらに、月々サポートを2年間利用すれば新規と機種変が2万2032円(月々918円)分、MNP が5万3784円(月々2241円)分月々の支払から引かれるので、実質本体価格は新規と機種変が7万1280円、MNP が1万7928円となり、MNP すれば2万円以下でZ5Pが手に入るわけです。

一方、筆者が eXpansys で購入したSIMフリー版 Z5P は9万2414円(早期予約割引価格、通常は9万3645円)、税関で消費税4300円を支払ったので実質9万6714円。新規購入した場合との比較では約2万5000円ほど高く、MNP にいたっては8万円弱の差があります。

こりゃ SIM フリー版はちょっと割高かな~と一瞬思っちゃいますが、2年間分の月々の通信費を考えなければなりません。

そこで、2年間分の通信費を含めて比較したものが下記の表になります。SIMフリー版には価格が安い DMM Mobile を挿すことにしました。妻にあげた iPhone 6 でも使っていて、特に不満を感じていないからです。

比較表では、格安SIMは音声付き SIM でデータ容量を 2GB とした場合でドコモでの利用と同条件にしています。ドコモでの月額通信料はカケホーダイが2916円データSパックが3780円付加機能使用料が324円合計7020円がかかります。そこに、分割払い分が加算され月々サポート分が引かれます。なお契約時の諸費用や月々のユニバーサル費用は含まれていません。格安SIMは通話料が30秒10円(通話アプリ使用時)がかかります。


なんということでしょう。新規・機種変では10万円以上、MNPでも4万円ほどSIMフリー版のほうが安くすみます。容量を増やせばもっと差が開きます。

もちろん、ドコモ版とSIMフリー版では仕様が違います。まずおサイフケータイがありません。Suicaなどの交通系ICカードとして利用している人も多いかと思いますが、SIMフリー版では使えません。またワンセグ、フルセグ、NOTTVも見られませんdTVが4Kに対応しましたが、4K対応機種だと認識してくれません。USBアダプターも海外仕様なので、国内では使えません。当たり前ですが壊れてもドコモのサポートは受けられません。通信環境も格安SIMとは違うと思います。


↑ICカードリーダーアプリを使えば、Suicaなどをかざして履歴を確認できます。

こう書き並べると利用できないことが多そうですが、ここに挙げたことに対し特に不便・不満を感じないのであれば、SIMフリー版が断然オトクなわけです。ちなみに、SIMフリー版がアキバの店頭で売られていたりしますが、eXpansys のほうが安く手に入ります。

今回は、音声付きSIMは選ばずデータSIMの3GBにしました。月々918円です。どうやって契約しようかと考えましたが、DMM mobileのパッケージがAmazonで売っているのを発見。事務手数料分の価格3240円のところ、83%オフの540円だったので、即ポチりました。



DMM mobileにはシェアコースが用意されていますが、最低データ容量が8GBから。妻のiPhoneは音声SIMの1GBで契約していて、筆者は3GBもあれば十分だったので、別契約にしたのです。

翌日には届いて早速設定。SIMカードは、左側のカバーを外し爪でトレーを引き出します。電源をオフにするのをお忘れなく。このトレーは、microSDカードも一緒にセットできるので、余っていた16GBのmicroSDカードも同時にセットしました。裏表を間違えず置いて元に戻しましょう。

↑トレイにはSIMとmicroSDカードの2つを載せて差し込む。↑トレイの差し込む方向を間違えないように。

セットして電源を入れたら、説明書に書かれたサイトへアクセスし契約します。あ、もちろんWi-Fiで接続です。このときすでに契約しているアカウントは使えません。1アカウント1契約のようです。すでに契約していたアカウントで契約しようとしたら「これは新規契約用だからダメだよ」と怒られました。しかたがないので、別のアカウントを作って契約することに。


↑まずアカウントを登録したあと契約。

契約する際は個人情報のほか、支払い用クレジットカードの登録、利用するコースを指定します。契約が終わったら、PSNの設定を行います。



[設定]の[その他の設定]で[モバイルネットワーク]を選択。[アクセスポイント]で[+]をタップして、新規に作成します。

名前 DMM mobile
APN dmm.com
認証タイプ PAPまたはCHAP


とします。ほかは特に何も指定しなくて大丈夫です。あとは、作成した設定をチェックすれば、利用できます。


↑認証タイプの項目はもう少し下にあります。

DMM mobileのサイトへアクセスしログインすると、マイページで残りの使用料が見られます。筆者が契約したのは22日ですが、残り容量は900MB。金額も容量も日割り計算されているようです。


↑利用できる容量も日割り計算されるようです。

残り9日間とはいえ、いきなり900MBと言われると少々不安。DMM mobileのマイページを下の方へスクロールしていくと、[高速通信]のオン/オフができます。オフにすると、200kbpsでの通信となり900MBの容量は減りません。

200kbpsって遅そうと思われがちですが、意外と使える速度だったりします。メールはもちろん、SNSサービス系なら動画を見ようとしないかぎりいけます。筆者はちょうどニコ生を見たかったので、試しに200kbpsにしてみましたが、意外と見られました。電波が安定していれば途切れることも少ないでしょう。

ちなみに、1時間ニコ生を見ていたら本体背面全体が生温かくなりました。ベンチソフトを回すと、上部だけ生温かくなります。ふだん使っているときは、まったくそんなことはなく冷え冷え。負荷がかかればiPhoneだって生温かくなるので、許容範囲だと思います。

またひとつ気づいたのですが、SIMを挿したらバッテリーが結構減るようになりました。[設定]の[電源管理]に表示される時間も、SIMなしなら2日と21時間とか表示されていたのに、SIM挿しただけで24時間程度に。ただ、どうも電波が入りにくいところにいすぎたからのようで、その後は2日とか表示されます。状況に応じて[電源管理]にある[省エネ]モードを活用するのがいいかもしれません。


↑消費電力を抑える細かな設定が行えます。

あともうひとつ、前回の開封レビューで、背面の鏡は指紋がつきにくいと言いましたが、ふだん使いして無意識に触っているとベタベタとちょっと気になりました。拭けばさっと取れますが、気になる人は速攻ケースをつけたほうがよいかと。



ということで、近日中にカメラや動画を中心とした使用感と、各種ベンチ結果などについてレポートしたいと思います。

お得すぎるSIMフリー版Xperia Z5 Premium+MVNO SIM、格安データSIMを導入してみました

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