男「男性を『お兄ちゃん』としか呼べなくなる呪い?」女「」コクン
女「......」
女(.....まさかこんなことになるなんて)
男「女ー!一緒に帰ろうぜ!」女「」コクン
男「女ァ!貴様俺のパンツ盗っただろ!!」女「」コクン
老人「『爺クフリート』とはワシのことじゃあぁぁーーっ!!」
男「恋のキューピッド?俺たちが?」女「」コクン
優等生「留学生の指導係だと...?」
男「伝説の焼きそばパン?」女「」コクン
副会長「俺と付き合ってください」生徒会長「却下ぁ!!」.
男「女!温泉旅行に行こう」女「」コクン
男「女!わらしべ長者になるぞ」女「」コクン
男「女!縛りプレイしようぜ!」女「!?」
吸血鬼「血を吸わせて頂けませんか」元気娘「はい、わかりました!」
男「ヤバい」
女「?」
男「このままだとヤバい」
女「??」
男「テ ス ト が ヤ バ い」
女「.....そんなに?」
男「はい」
女「.....勉強、見たげよっか?」
男「女神よ!」
男「さ、入って入って」
女「....おじゃましますっ」
男友「みんなで勉強会なんて、青春してますなぁ!」
女友「はいはい」
女「ぶっぶー」
男「うそん!?」
女「」クスッ
女友「筋肉?筋肉しかないわねコレ!筋肉と見たわ」
男友「そこは筋肉じゃなくて脂肪だよ」
女友「何でだぁ!!」ガシッ
男友「オレに当たらないで!!問題当てて!!」
女友「うまくねぇ!!」
妹『兄ちゃん、ちょっと良い?』
男「おぉ、どーした」
妹「えっとね、借りたいものが....。あ、皆さんこんにちは!」ガチャッ
女「こんにちはっ」
女友「ども」
男友「お邪魔してますよん」
妹「あれ、勉強中?わたしのほうがお邪魔かな」
男「良いから。借りたいものって?」
妹「テニスのラケット」
男「却下」
妹「何で!!」
妹「あっ、あれは!!百八式波動球なんて打ってきた根岸さんが悪いんだよう!!」プンスコ
男「いや返そうとしたお前が悪い。とにかく却下」
妹「ねぇ~、そんなこと言わないでさぁ~」ベタベタ
男「えーい引っ付くな!!ガラにも無いことしよってからに!!」ポカポカ
妹「兄ちゃんちっさいよ!!人としての器が!」グワッ
男「実の兄貴にバックブリーカー!?」
男友「相変わらず仲良いねぇ」
女友「なんか男くんがもう一人増えたみたいな感じ」
女「........」
女(.....いいなぁ)
妹「やった!ありがと兄ちゃん!!」
妹「それじゃ、ゆっくりしてってくださいね!女さん、女友さん、ドドリアさん!」
ドドリアさん「何でオレだけ宇宙人!?」
男「気を落とすなよ、きたねぇ花火さん」ポン
きたねぇ花火さん「お前か吹き込んだの」
男「さーて、気を取り直して勉強だ!頼みますよ女さん」
女「」コクン
女「.......」ゴロリンコ
女(.....お兄ちゃん、かぁ)
女(男くんがわたしのお兄ちゃんだったら、どんな感じなんだろう)
女(いっぱい甘えて困らせたり、じゃれ合ったり、たまにはケンカしたり....)
女「....///////」カァァァァ
女(.....業と欲が深すぎるよわたし)
女母「女ー?母さんちょっと買い物行ってくるけど何かほしいものある?」
女「....お兄ちゃん」
女母「」
女「....はぁ」トボトボ
女(昨日からずっと『お兄ちゃん』が頭から離れない)
女(ばかだなぁ....。男くんの妹になんてなれるわけないのに)
『その望み、叶えてあげましょう』
女「!?」ビクッ
女(だれ....!?どこから....)
地蔵『ここです、ここ』
女「.....お地蔵さん?」
女「えっ、えっと....」
地蔵『私は可愛い娘が大好きです。よってあなたの望みを叶えます』
女「...そっ、そんなフワフワした理由で」
地蔵『いきますよー。バルス!!!!』カッ
女「ちょっ...!それ滅....!!」ピカーッ
地蔵『ハイ、これであなたの望みは叶いましたよ』
女「.......???」
地蔵『まぁ、すぐに分かるでしょう。では私はこれにて』
女「....あのっ、何をしたんですか?」
地蔵「」
女「......?????」グルグル
女「.......」
女(何だったんだろう、さっきの)
男「女、おはよー!」
女「!!」ピコーン
男「いやー、昨日はありがとな!おかげでだいぶ勉強がはかどったよ」
女「....どういたしまして/////」テレテレ
男「てかさー、聞いてよ!!妹のやつ結局俺のラケット消滅させやがったんだよ!!あいつと根岸マジ許さん」
女(...そうだ、さっきの話....!)
女「....ねぇっ、お兄ちゃん」
男「えっ?」
女「」
女「.....!?」アセアセ
男「あっ、アレか!『うっかりお母さん』ならぬ『うっかりお兄ちゃん』!!」
女「....ちっ、ちがうのお兄ちゃんっ!!」
男「」
女「」
女(なっ、何で....!?)
女(....!?この声、さっきの)
側溝の蓋『私は神様....。いま側溝の蓋に憑依して話しかけています』
女(...なぜ側溝の蓋...!?)
側溝の蓋『これぞ我が秘伝の一つ...。"男性を『お兄ちゃん』としか呼べなくなるおまじない"です』
女「!?」
側溝の蓋『...それでは、健やかな妹ライフを...』
女「ちょっ....!?それっておまじないというか呪いでは...!?」
側溝の蓋『おまじないと言ったらおまじないです....。あとストッキング越しも良いものですね』
女「!?//////」ガバッ
側溝の蓋『...それでは、健やかな妹ライフを...。大事なことなので2回言いましたよ』
女「......」サー
男「女、どうした?独り言に血の気の引く音とか穏やかじゃないぞ」
女「.....どうしようお兄ちゃん」ウルウル
男「」
男「男性を『お兄ちゃん』としか呼べなくなる呪い?」
女「」コクン
男「.....なんだそれは」
女「......」
男友「...神様なのに呪いとはこれいかに」
女友「ただのヘンタイじゃないの」
男「....ホントに、『お兄ちゃん』ってしか呼べないの?」
女「」コクン
男「....俺は?」
女「....お兄ちゃん」
女友「あたしは?」
女「...女友ちゃん」
女友「女性が相手だと普通に呼べるのね」
男「こっちのドドリアさんは?」
男友「ドドリアさんはもういいだろ」
女「.....お兄ちゃん?」
男「マジか」
男友「ていうか何で疑問形?女ちゃん何て言おうとしたの?」
女友「ドドリアさん?」
ドドリアさん「はい」
コメント一覧
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- 2015年11月28日 21:21
- お兄ちゃんと呼ばれたいだけの人生だった
-
- 2015年11月28日 21:36
- 強面のおじさんにおい、にいちゃんって呼ばれたことならある。
-
- 2015年11月28日 22:06
- ※2
あっ(察し)ふーん♂
-
- 2015年11月28日 22:39
- ボーボボネタ?だっけか?
兄の呼び方三上位
-
- 2015年11月28日 22:57
- はっや
-
- 2015年11月28日 23:12
- ああ、いつもの人か
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