どんなに強い飛行機も鳥がぶつかってきたらひとたまりもない
大きな鳥や鳥の群れがジェットエンジンの中に入っちゃったら大変なことになってしまうというのは想像に難くありませんよね。ハドソン川に不時着したUSエアウェイズ機の事故などが思い起こされます。でももしたった一羽の小さな鳥が戦闘機にぶつかってきたら…どうなると思いますか?
一羽の小さな鳥でもとっても危険なんです。NATOにより投稿されたこの動画では、訓練中のチェコ空軍のジェット戦闘機に鳥が衝突(バードストライク)し、不時着する様子とパイロットのインタビューが収められています。まるで攻撃を受けて穴が開いたかのような大きな穴が右翼と翼内燃料タンクにできています。
「メーデー、メーデー」鳥との衝突直後、まずパイロットのAbel Zbynek中尉の頭によぎったのは緊急脱出でした。「右翼に深刻な損傷を受けた、即急に着陸が必要」右翼の先についたタンクが揺れはじめ、翼端タンクが落ちるのではと心配しますが、速度を200ノット落とすと揺れが止まったので着陸することに。
こうして一羽の鳥の死と機体の損傷はあったものの、無事に戦闘機とともに生還したZbynekさん。「もう終わったことだし僕は問題ないけど、修理代を自分の給料から払うなんてことにならないといいけど(笑)」なんて語られてます。
ちなみに、巨大な旅客機に小さな鳥がバードストライクするとどうなってしまうのかはこちらの動画記事をどうぞ。
Chris Mills - Gizmodo US[原文]
(abcxyz)