大和「長門さん、子供が欲しいです・・・」
大和「おかえりなさい、今日は早かったですね」
長門「さすがのビッグセブンも家には帰らねばな」
大和「お風呂にしますか?御飯にしますか?」
大和「それとも・・・・・」
長門「全部だ」
大和「えっ・・・・・」
長門「だが好物は、後に取っておくのが好きでな・・・」
大和「は、はい・・・」カアア
長門「ほっぽの姿煮とは、作るのが大変だったろう」
大和「朝、つゆと一緒に鍋に入れたら、そのままですよ」
長門「それでも日に何度も様子を見ねばなるまい、うまいぞ」モグモグ
大和「ありがとうございます」
長門「テレビをつけていいか?」
大和「はい、お構いなく」
長門「おお、加賀っていいともの特番か」
大和「本当ですか?大和も見ます!」
大和(艦娘同士でしかも女同士だったが、迷いは無かった)
大和(長門さんはそのままタウイタウイ泊地の秘書艦)
大和(大和は鎮守府の外の家で専業主婦をやってる)
大和(色々なことがあったけれど、それでも幸せだ)
大和(最近は長門さんも、遊ばなくなった。浮気もしない。・・・セ○クスも、毎日する)
大和(そう、涙が出てくるくらい・・・幸せだ)
大和(・・・・・・・・・・・・・)
大和「はい・・・お布団敷いておきました」
長門「ああ、ありがとう、大和」
長門「綺麗な身体だ・・・」
大和「はい・・・・・・」
長門「・・・・・・・んっ」チュッ
大和「んんっ、・・・・あっ・・・・」チュパ
長門「・・・今夜は冷えるな」
大和「いえ・・・とろけてしまいそうです」
大和「長門さん!愛してますっ、長門さぁん!」ビクンビクン
長門「大和、大和ぉおおおおおおおおおお!」ビクビクッ
大和「はあ、はあ、はあ・・・・・」
長門「今日も・・・一段と、綺麗だ・・・」
大和「はい・・・・・長門さん」ギュッ
長門「ああ、朝まで二人だ・・・・・・」ギュッ
大和「・・・・・・・・・・・・・」
長門「おやすみ、私の大和・・・」
大和「・・・・・・・・・・・・・」
大和(・・・・・・・・・・・・・)
大和(幸せ・・・・・・?)
大和(なら、この胸の疼きは何・・・?)
大和(この、物足りなさは・・・)
大和(こんなに満たされてるのに。こんなに幸せなのに)
大和(・・・・・・・・・・・・・)
大和(大和は、悪い女です・・・)
大和「特別海域では無いんですか?」
長門「どうせ資源がなければ出撃できん。今日も何度かだけだ」
大和「では、お気をつけて」
長門「ああ、行ってくる」
大和「・・・・・・ああ、そういえば!」
大和「今日はキソーヨーカドーのハッピーデーだったわ!」
大和(最近、ぼーっとしてたせいだ・・・急がなくちゃ!)
大和「えっと、一昨日がイ級のステーキだったから・・・」
大和「今日は潜水棲姫のグラタンなんてどうかしら」
大和「よかった、紫のが・・・」
「それ、私にもくれない?」
大和「え?」
伊勢「人が多くって、うまく動けないのよ」
大和「伊勢さん!」
大和「伊勢さんも、鎮守府を抜けてたんですね」
伊勢「うん、日向と・・・ね」
大和「!!」
大和「それは・・・ベビーカー!」
伊勢「そうよ、抱っこ紐じゃ重くって」
大和(べ、ベビーカー・・・・・・)
大和(子供・・・・・・!)
大和(こ、子供・・・赤ちゃん・・・)
伊勢「特にここなんか、真っ赤で!」
大和(そうか・・・夫婦には、必要なんだ・・・普通の夫婦には)
伊勢「この間、初めて水上に立てるようになったのよ!」
大和(だ、だから・・・・・・)
伊勢「もう産むときなんて大変だったわ、設計図まで使っちゃって!でもかわいくてかわいくて!」
大和(だから、大和は・・・・・・!)
長門「・・・・・・・・?」
長門「大和、いないのか?」
大和「・・・・・・・・・・・・・」
長門「なんだ、奥に・・・・・・大和?」
大和「・・・・・・・・・・・・・っ」ダキッ
大和「長門さん、子供が欲しいです・・・」
長門「!!」
長門「大和。残念だが・・・」
長門「私たちは二人とも女だ。同性愛者なのだ」
長門「だから・・・・・」
大和「はい・・・わかってますっ・・・」
大和「でもっ・・・それでも、欲しくてっ・・・!」
長門「大和・・・・・・」
大和「でも、それを埋めようと思っても、どうしようもできなくて・・・」
大和「どうして・・・・・」
大和「女が、女の人を愛しては、いけないんですか・・・?」
長門「・・・・・・・・・・・・」
長門「罪ではないさ・・・」
長門「だが、ままならん・・・」
大和「・・・・・・・・・・・・」
長門「私たちに子供は残せない、だが育てることは出来る」
長門「親の無い子供なら、いるではないか。鎮守府に」
大和「長門さん・・・・・・」
長門「私たちは艦娘だ」
長門「だが、人並みの幸せは手に入るはずだ」
大和「ありがとうございます・・・・・・」
長門「喜べ大和、家族が増えるぞ」
大和「こんにちは、初雪ちゃん。大和です」
初雪「・・・・・・・・・・・・」サッ
大和「あっ・・・・・・」
長門「初雪は人見知りが激しいのだ・・・」
長門「まあ、ゆっくり慣れていこう」
大和「・・・・・・初雪ちゃん、自分の家だと思って、いいからね?」
初雪「うん・・・」
大和「初雪ちゃん!お夕飯の前に、そんなに食べたら駄目よ!」
大和「あと、宿題はちゃんとやったの?」
初雪「今やろうと思ってたし・・・」
大和「長門さんに恥ずかしくないように、立派な人にならないと・・・」
長門「まあまあ、そこまでにしておけ、大和」
大和「長門さんは、そうやってすぐに甘やかしちゃう・・・」
長門「いいではないか。子供のうちしか遊べないのだから」
長門「少しは甘やかしたほうが子供にはいいだろう」
長門「さあ初雪!お父さんとでち亀でも見るか!」
初雪「銀多摩見る・・・・・・」
大和「二人ともお風呂に入ってください!」
初雪「後で入る・・・・・・」
長門「私もだ!」
大和「もう・・・・・・」
長門「どうした初雪!こんな遅い時間に帰ってきて!」
長門「なんだその派手な魚雷は!まるで不良ではないか!」
北上「うるさいねえ!」バシュッ
長門「ぐおおおおおおおおおおおおおお!?」大破
大和「長門さん!」
北上「アタシは雷巡の北上。初雪なんてダサい名前じゃないよ」
長門「お、お前、お父さんに手を出すなんて・・・」
北上「アンタなんか別に親じゃないよ。行こう大井っち!」
長門「」
大和「そんな・・・・・・」
大和「家にも帰らなくなりましたね・・・」
長門「嘘だ・・・そんな・・・あんなにかわいがったのに・・・」
長門「うう・・・・・・甘やかしすぎたのか・・・?」
大和「長門さん・・・・・・でも・・・」
長門「ああ、子供は・・・宝なのだ」
長門「また、新しい子を迎えるか・・・」
大和「はい・・・」
清霜「本当に大和さんだ!すっごーい!」
大和「初めまして、戦艦が好きなの?」
清霜「はい!いつかきーっと、立派な戦艦になってみせます!」
長門「ははは、私と大和がいるのだ、間違いないさ」
大和「そうですね、ビッグセブンの娘、ですから!」
大和「私も色々なこと教えてあげるわ、よろしくね」
清霜「はい!頑張ります!」
大和「駄目です長門さん!」
長門「何故だ・・・はっ!」
コメント一覧
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- 2015年11月30日 22:46
- イコクノチ イコクノウミ カナシイナア……
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- 2015年11月30日 22:57
- ぼかぁ悲しいなぁ……(若大将並の感想
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- 2015年11月30日 23:16
- 長門の酷いSS多いけどなんか恨みでもあるんかw
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- 2015年11月30日 23:18
- なんだかなぁ
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- 2015年11月30日 23:20
- 幸せってなんだろう…
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- 2015年11月30日 23:23
- まーたタウイタウイの糖尿長門の人か
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- 2015年11月30日 23:36
- 前もなんか大和と長門がケッコンしてて、夫婦(?)仲が冷え切ったssなかったか?
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- 2015年11月30日 23:49
- ・・・このシリーズって鎮守府作製・長門と大和コンビ主演のギャグ映画なんじゃ。
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