1,000円でお釣りが来るコンピューター「Raspberry Pi Zero」が品薄状態!
まさかWindows 10まで無料で載せられたり?
だれでも手軽にプログラミングの世界を楽しめるように……。そんな願いから、これまでも数十ドル程度の破格値でシングルボードコンピューターを提供してきた「Raspberry Pi」シリーズ。日本国内にもコアなファンユーザー層が存在しており、とりわけマイクロソフトがWindows 10を無償提供する発表は注目を集めましたよね。
そんなRaspberry Piのラインナップの中で、なんと過去最低価格の5ドルにて、11月下旬に米国と英国で発売された「Raspberry Pi Zero」。発売から1週間で早くも品薄になっているそうですよ!
より多くの人にコンピューターを提供すべく、日本円にして600円台まで価格を下げたRaspberry Pi Zeroは、さすがに控えめなスペック。1GHzのBroadcom製プロセッサーに、512MBのRAM、microSDカードスロット、miniHDMI出力ポート、microUSBポートを、すべて65×30×5mmサイズのシングルボードへと詰め込みました。
Raspberry Pi Zeroの人気ぶりについて、Raspberry Pi FoundationのCEO、Eben Upton氏はこう語っています。
Raspberry Pi Zeroの生産台数は万単位になっており、今後も製造ペースをアップさせていく方針です。とはいえ、しばらくは入手しづらい状況が続くことでしょう。
英国および米国にて発売されたRaspberry Pi Zeroですけど、早くも品不足。ちなみに、Raspberry Pi Zeroの製品名となった「ゼロ」ですけど、もっとプログラミングを身近に楽しめる環境整備のために、可能ならば、「限りなく無料に近いハードウェアを提供したい」と謳われた結果とされており、Raspberry Pi Foundationの発行する「MagPi」紙の12月号には、Raspberry Pi Zeroが無料で付録になっていますよ。
残念ながら、Raspberry Pi Zeroに初期搭載されているのは、Windows 10ではなく、Raspbianとなります。Scratch、Minecraft、Sonic Piなど、各種アプリケーションを動かせますが、できるならば、HDMIポートがあるテレビやモニターにつなぐだけで、Windowsをバリバリと使えるコンピューターに仕上げてみたいものですよね。もっと手軽に日本国内でも買えるようになってほしいな~。
source: Raspberry Pi
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(湯木進悟)