アップルストア表参道店の巨大3D Touchテーブルで気付いた、iPhoneの進化した指先革新
何度も足を運んでいるアップルストア表参道店。最近ですとiPhone 6s発売初日に行列しに行ったりと、ギズモード編集部でもいつの間にかアップルストアといえば表参道というイメージが定着してしまいましたよ。
そんなアップルストア表参道店がホリデーシーズン用に模様替えしたと聞いたので、早速店内を覗いてきました。
店内に足を踏み入れると、壁紙が全て新調されてました。
こちらの壁紙も。iPad ProにApple Pencil。写真アプリのiPhoneと何かクリエイティブな雰囲気が漂う...。
Apple WatchにiPhoneにはApple MusicのアプリやBeatsヘッドフォンと並ぶ音楽の壁。
アップルストアのスタッフが着るシャツも衣替え。ホリデーシーズンに合わせて赤で統一されています。
近くで見ると、(PRODUCT)REDみたい。
並べられている商品も新しくなっていますよ。まずは発売したばかりのiPad Pro。テーブルではSmart KeyboardとApple Pencilが試せる展示に。
出来が良すぎると好印象のApple Pencil。店舗ではイラスト用のアプリが入っているので、使い具合を試せました。
次はApple Watch。10月に発売となったエルメスのApple Watchも展示されています。2連になる38mm用の「ドゥブル・トゥール(Double Tour)」、シンプルなデザインの38/42mm用「シンプル・トゥール」、太めの42mm用「カフ(Cuff)」とそろっています。エルメスのApple Watchが購入できるアップルストアは国内3店舗のみ(表参道、銀座、心斎橋)。その他は、Apple Watch at Isetan Shinjuku、Dover Street Market Ginza、エルメス銀座、エルメス大阪御堂筋ととっても限定的。
新しくラインナップに加わったローズゴールドアルミニウムケースとラベンダースポーツバンド。ローズゴールドのiPhoneと並べてコーディネートするともはやファッションアイテム。
10月末に発売された新型Apple TVも触れます。専用のコントローラを使ってプレイできるほど、ゲーム推し。もちろん動画も再生できますし、Netflixやバンダイチャンネルにも対応。テレビから離れられなさそう...。
アクセサリー売り場で面白いiPhone用の撮影キットを発見。なんとiPhoneをカメラとして使う人向けのアクセサリーがひとまとめに。
incaseやマンフロット、HISYなど各社のアクセサリーを一つにまとめた便利なパッケージ「Photography Kit」。iPhoneでちょっと外出して写真を撮りたい時に使えそうな三脚やレンズ、リモコンが揃ってますよ。
こちらは動画撮影向けの「Videography Kit」。本格的に撮影をしたい人向けはチェックしてみてください。
3D Touchテーブルを試す
さて、(記事冒頭にも登場した)この巨大なシルバーのオブジェクト。実はこれはiPhone 6s / 6s Plusに採用された3D Touchテクノロジーを体験できる唯一の専用テーブルなんです。この3D Touchテーブルが触れるのは日本ではアップルストア表参道店だけ。早速触ってみました。
一言で言うと3D Touch凄い! テーブルの上に置かれたiPhone 6sのディスプレイを触ると、画面の動きとシンクロして、テーブルの天板も波紋や波の動きといったビジュアル効果を作って、リアルタイムで変化していきます。
横から見ると、鏡のような筐体。アップルらしいシンプルなデザイン。シンプル過ぎます。
斜め上から見たiPhone。わずかにテーブルから浮いた状態で設置されています。画面には、パッケージにも登場したさまざまな種類の金魚が現れます。
真横からのショット。
この3D Touchテーブルが素晴らしく楽しいポイントは、ディスプレイを押す指の強さや速度も読み取って、テーブルのビジュアル効果に反映させていくところ。iPhoneの変化に合わせてテーブルも動くよう。
アップルストア表参道店。3D Touchテーブル驚異的な反応! pic.twitter.com/85LhqQCDPd
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) 2015, 11月 30
これからアップルは3D Touchを使ってアプリ開発にも視野を拡げていくことは極自然な流れで、これが今後のスタンダードになることに間違いないはず。情報やテキスト、動画の見方接し方を変える、たった一つの新機能を追加しただけで、iPhoneユーザーにまだ見たことのない新しい未来を再び切り開いたゲームチェンジャー、それが今回の3D Touchのインパクトです。
SNSやニュース、友人とのコミュニケーション。常に新しいアプリやサービスが出現しては、トライされ、消えていきます。結局みんなに使ってもらえるアプリやサービスのカギはユーザーエクスペリエンスじゃないかなと思います。でも一度型にはまって成功したユーザーエクスペリエンスを変えることは、大きなチャレンジで勇気がいることです。それでユーザーの感動の度合いが激減することだってあるかもしれませんよね?
スペックを継ぎ足せば、求められるニーズは解消していくかもしれませんね。ですが、現状の延長線上を超えて継続的なインパクトを生活に生み出すことがそのやり方で実現できるかは、今の時代はどんどん難しくなっています。人の概念を変えるインパクトが生まれる時、それはもしかしたら普段何気なく接している日常の行動を見直した先にある何かが現実になった時かもしれません。スマホに触る行為そのものを再定義したアップルのエンジニアリングとデザイン、やっぱり凄いよと言いたいです。
3D Touchが開く未来の生活は、新たに追加されるスペックで実現されるものではなく、すでに皆さんの指先にあったのです。
source: アップル
(Yohei Kogami)
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