おそ松「カラ松の扱いがひどい?」
カラ松「この手紙を送って来たやつは分かってるな……どうやら俺の気のせいではなかったようだ」
一松「気のせいでしょ」
チョロ松「母さん、そもそも誰宛なの?」
母「あんた達全員宛よ、ニート達」
トド松「ええっ!?」
十四松「野球の誘いの手紙!?」
チョロ松「いや、そんなこと言ってないでしょ」
おそ松「母さん、手紙見してよ」
母「はい、どうぞ」
おそ松「えーと、なになに……」
トド松「なんて?」
おそ松「分かんね、字多すぎ」
チョロ松「はいはい。いいよ、僕が見るから……」
チョロ松「……」
チョロ松「……」
トド松「手紙にはなんて?」
チョロ松「……カラ松だけ死体役だったり、無駄に殴られたり、屋根から落ちたり、ハゲにされたり、彼だけ酷い目に合ってて、私はもう傷つくカラ松を見たくないよー的な内容だった」
母「この手紙は都内在住の男性同士の恋愛を好むカラ松×一松押しの女性からよ」
チョロ松「ちょっと待って母さん!! 今の情報いる!? カラ松も一松もホモじゃないんだけど!?」
一松「おえっ……!!」ダッ
チョロ松「ほら! 一松が気持ち悪すぎてトイレに行っちゃったよ!!」
おそ松「もうそういうポジション確率しちゃったしなぁ……」
トド松「……ていうか僕達もそれなりに酷い目にあってるんだけどなぁ」
チョロ松「……つーかこの手紙やばいよ、両面のA4用紙3枚分だよ」
おそ松「なんか気持ち悪いな……」
十四松「おえっ……」
トド松「十四松兄さんも?」
十四松「ローリング打法ばっかしてたら吐きそう……」
チョロ松「紛らわしいんだよ!!」
おそ松「やっぱカラ松も気持ち悪いと思う?」
カラ松「ううっ……」ポロッ
チョロ松「泣いてる!?」
カラ松「嬉しいんだ……俺のことをこんなに考えてるカラ松ガールがいると思うと……涙が止まらない」
チョロ松「それお前だけだから。 僕ら寒気止まらないから。 過激派の恐ろしさを痛感したから」
おそ松「こんなクレーム出さなくてもいいのにさー。 俺、ちゃんと視聴者には自己責任アニメって釘打ったよ?」
カラ松「いや、この手紙を機に俺の扱いを変えるべきだ。 兄貴、弟達、これからはもっと俺に……」
ドカアアアアアアン!!!
カラ松「」
おそ松「うわっ! くっせ!!」
一松「……」
チョロ松「一松……お前、バズーカで何発射したんだよ?」
一松「自分のう○こ」
チョロ松「トイレに流せよ!! 何バズーカの弾として使ってんだよ!!」
十四松「う○こって野球ボールにも使えそうだね!!」
チョロ松「使うな!!」
カラ松「さて……外に出て小娘共のハートを撃ち抜くとするか」
カラ松「……」スタスタ
カラ松「あの件で……俺は一人じゃないということが分かった」
カラ松「カラ松ガール、見ていてくれ。 いつか俺がこの試練に打ち勝つ時を!!」
ヒュウウウウウ……
カラ松「ん?」
グサッ!!!
カラ松「ああああああああああ!!!!」
カラ松「……まさか空から旗がふるとはな」
カラ松「しかもピンポイントで俺の頭に……」
カラ松「……ん?」
ブオオオオ……
カラ松「車か……端に寄ろう」
ブオオオオ……
カラ松「えっ、ちょっと待て、なんでこっちに……」
ドゴオオオオオン!!!
一松「誰それ」
トド松「カラ松兄さんなら『カラ松ガールを探しに行く』って言って出かけたよ」
ガラ……
十四松「あ! 帰って来た!!」
チョロ松「お帰りカラ松兄……ええっ!?」
カラ松「……」
チョロ松「何があったの!? なんでそんな顔面ボロボロなの!?」
十四松「野球したの!?」
チョロ松「野球でそんなボロボロになるなんて聞いたことねぇよ!!」
カラ松「う……」
チョロ松「……?」
カラ松「うおおおおおおおおおん!!!」
おそ松「うわ、いきなり泣き出した」
十四松「なんかすっげー面白そーー!!」
トド松「周りの人も同じ被害を受けたの?」
カラ松「いや、俺だけだ。 自分だけにミサイルが直撃したり、自分だけに雨が降ったり……それに俺に被害があっても誰も声をかけてくれなかった」
チョロ松「なんでカラ松兄さんだけに……?」
一松「クソ松だからだろ」
おそ松「え、何その理由」
チョロ松「……いや、一松の言う通りかもしれないよ」
カラ松「えっ」
カラ松「ま、まさか……そんなことはない!!」
一松「もう一回外出れば? それでなんかあったら確定でしょ」
カラ松「……試しに出てみよう」
ガラッ
ヒュウウウウウ……
カラ松「!!!」
トド松「……カラ松兄さん?」
カラ松「空から……岩が降ってくる!!」
十四松「マジ!?」
おそ松「カラ松!! 今すぐ家の中に入って避けろ!!」
カラ松「ああ!!」
ツルッ
カラ松「うおっ!?」
トド松「転んだ!?」
ドゴオオオオオン!!!
カラ松「」
おそ松「……生きてる?」
一松「死んだでしょ、つーか死ね」
カラ松「……」ガクガクブルブル
トド松「めちゃくちゃ怯えてる……」
おそ松「……よし! 弟達!!」
一松「何?」
おそ松「これからカラ松が外出する時は誰かが一緒についていくこと!!」
一松「は?」
おそ松「俺達の手で襲いかかってくる物からカラ松を守るんだ!! 可能性はある!!」
十四松「おっしゃあああああああ!!! ホームラン王目指すぞーーーー!!!」
チョロ松「いや、目指さなくていいから」
一松「人間一人ごときが隕石とか旗とかに勝てると思ってんの」
おそ松「う○こには勝てる!!」
一松「冤罪は?」
おそ松「チョロ松の所為にする!!」
チョロ松「やめろ!!!!」
トド松「……というわけでさ。 カラ松兄さん、出かける時は僕達に声をかけてね?」
カラ松「あ、ああ……」
カラ松「カラ松ガールハントタイムだ……」
チョロ松「ああ、出かけるのね」
おそ松「トッティ頼んだ、俺今ゴロゴロしたい」
トド松「えーやだよ面倒くさい。 一松兄さんは?」
一松「死んでも行かない」
チョロ松「こういうのは十四松なら喜んで引き受けてくれて……」
トド松「野球しに行ったよ」
おそ松「しょうがない、ここはじゃんけんだ!!」
「「「「ジャーーンケーーーンポン!!」」」」
おそ松「だあああああ!! 負けたあああああああ!!!」
一松「おっしゃあああああああ!!!! しゃあ! しゃあ!! しゃああああああああ!!!」
チョロ松「暴れるな一松!!」
トド松「じゃあ二人とも、行ってらっしゃーい」
おそ松「くっそー……なんで俺がクソ松と行かなきゃいけないんだよぉ?」
チョロ松「発案者お前だろ!!」
おそ松「分かった分かったぁ?……行くぞカラ松」
カラ松「あ、ああ……」
カラ松「競馬場?」
おそ松「うん、俺ちょうど用があってさ。 多分そこに女の子いっぱいいると思うよ」
カラ松「そうか……だったら乗ってやる……そのレールに!!」
競馬場
おそ松「今のところ旗が降ってきたりとかはないなぁ」
カラ松「そうだな……」
おそ松「とりあえず俺から離れないでね。 離れたら守れないから」
カラ松「ああ」
スチャ
カラ松「さて……いつでもおいで、カラ松ガール」
おそ松「おっしゃああああ!! そのまま行け!! マツダーーーー!!!」
女「ねえねえ!! あそこの人、尾崎みたいよ!!」
女「本当だー!」
カラ松「……」ニヤッ
女「あ、あの?……ちょっといいですか?」
カラ松「声をかけてくれてありがとうカラ松gドカアアアアアン!!!
カラ松「」バタッ
実況『あーーっと!! 観客が爆発したあーー!!!』
おそ松「えええええええええっ!!?」
実況『何が起こるか分からない、これが競馬です!! ちなみにトップを走ってたマツダブライアンはメスの馬と六股がばれて修羅場状態になっています!! レースどころじゃありません!!!』
カラ松「カラ松ガールハントタイムセカンドシーズン……」
おそ松「一松……そっか、俺とカラ松以外みんな出かけたのか」
カラ松「兄貴、頼んだ」
おそ松「流石に俺、爆発からは守れないよ?」
カラ松「簡単さ……競馬場に行かなければいいのさ」
おそ松「そっか……じゃあパチ○コ行く?」
カラ松「ああ……未知なる世界が俺を待っている」
おそ松「おーし行こうかー」
おそ松「だあくそっ!! 全然出てこねーー!!」
カラ松「玉はみんな恥ずかしがり屋なのさ……俺が眩しすぎてな」
おそ松「じゃあお前出てけ!!!」
カラ松「えっ」
おそ松「お前が原因で玉出ないのがマジだったらどうすんだよ! だ
コメント一覧
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- 2015年12月01日 23:53
- あの絵で煽られても流石に腐女子だって無理だろう...そう思っていた時期が僕にもありました...ほんとあのひとら怖い
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