50年前打ち上げられたフランス初の衛星「アステリックス」の美しい発射写真
まるで映画のポスターかのようなオレンジと青の美しいロケット発射写真が、European Space Historyにより公開されています。これは1965年の11月26日、50年前に打ち上げられたフランス初めての人工衛星「アステリックス」を載せて飛んで行ったディアマンAロケットの写真です。
アルジェリアの「Joint Center for Special Weapons Testing of Hammaguir」で打ち上げられたこの衛星により、フランスはソ連、アメリカ、カナダ、イギリス、イタリア、に次いで6番目に衛星を所有する国となりました。自ら衛星を打ち上げた国としては世界3番目です。地球低軌道に打ち上げられたこの軍事衛星、当初はフランス軍初の衛星という事で「A-1」という名称で呼ばれていましたが、のちにフランスの有名コミックの主人公の名前から「アステリックス」(Astérix)と改名されています。
Photo: Ecpad
衛星アステリックスは予定されていた軌道に到達しましたが、覆い部分の切り離し時にアンテナが損傷したために何も発信できない状態に。それでもアステリックスは今も軌道を比較的高い高度で回っており、今後数百年の間は大気圏に再突入しそうになく、私たちの頭上を回り続けるとのことです。
Photo: European Space History/ESA
Attila Nagy - Gizmodo US[原文]
(abcxyz)