小町「お兄ちゃん、明日話しかけられたら相手の下の名前呼んで返事して」八幡「は?」
- 2015年12月04日 23:10
- SS、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
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八幡「ワンペア……」
小町「うわー微妙」
八幡「うるせー、やっぱりホントはイカサマしてるんじゃないだろうな」
小町「かっこ悪いなあ、お兄ちゃんだってもう2回勝ったじゃない」
八幡「でも7回負けてるからな」
小町「お兄ちゃんは運のからむ勝負事に向いてないねえ」
八幡「やかましい、ほら今回の罰ゲームはなんだよ」
小町「じゃあねえ、小町の肩を10回叩く」
八幡「ん」
八幡「よし、もう一勝負やろう」
小町「えー、じゃあこれで最後ね、ちょうど10回でキリが良いし」
八幡「分かった、じゃあ最後は5ポイントな」
小町「ポイント制とかじゃないし……ちっさいなー、じゃあ切るよ」
八幡「おう」
小町「……んー、お兄ちゃんも切る?さっき小町のズル疑ってたし」
八幡「じゃあちょっと切るか……ほい」
小町「んじゃ配るね」
小町「はい、小町はストレート」
八幡「マジかよ……」
小町「じゃあ最後の罰ゲームはー」
八幡「んだよ」
小町「お兄ちゃん、明日話しかけられたら相手の下の名前呼んで返事して」
八幡「…………は?」
小町「最後は5ポイント分だしね、じゃあ頑張って!」
八幡「いやいやいや無理だろ無理無理ていうか普通に気持ち悪いって」
小町「そんなに拒絶反応出ちゃうこのお兄ちゃん、本当にまずいなー」
八幡「いや、だって、なあ……?」
八幡「うーん、そうかなぁ、どうかなぁ……あ、でも戸塚が相手だったら……いやでも」
小町「戸塚さんねー……いや、でも小町は甥っ子姪っ子の顔を見る夢を捨てきれない……」
八幡「つーかマジで紙一重で俺の高校生活が終わるんだが」
小町「いやお兄ちゃんさ、終わるって言うけど、具体的にどうなる訳?」
八幡「まず、キモイって思われるだろ」
小町「うん」
八幡「……で、距離を置かれるだろ」
小町「うん」
八幡「…………ぼっちになる…………あれ?これ今とあんまり変わらねえな」
小町「でしょ」
小町「うんうん、まぁ一応、明日夜になったらお兄ちゃんの知り合い一通りに小町からネタばらししとくから」
八幡「ふむ」
小町「それで大体笑って許してくれるよ」
八幡「ふーむ……わかった、まぁ、本当に話しかけられたら、な」
小町「最低でも部活はちゃんと出てね」
八幡「うぐ」
八幡(まぁ教室では誰かが俺に話しかけてくることはまずない)
八幡(由比ヶ浜も基本教室の外でしか話さないし……まぁ戸塚くらいか)
八幡(で、部活も挨拶さえしのげば後は読書に没頭してればなんとかなる)
八幡(よし、いける)
平塚「比企谷、ちょっと来い」
八幡「うっ」
平塚「なんだその反応は」
八幡「……ちょ、ちょっとこっちへ」
平塚「む?」
八幡(くっ、流石に教室では無理だ)
平塚「おい比企谷、どうしたんだいったい」
八幡「な、なんですか、し、静……先生」
平塚「なっ!?」
平塚「な、なんだいきなり……ね、熱でもあるのか?」
八幡「は、はは、やっぱ変ですよね」
平塚「ああ、変だな」
八幡「じゃ、じゃあやっぱ止めます」
平塚「そうだな、しかし比企谷が卒業した後なら良いぞ」
八幡「え?」
八幡「あ、ああ、そうっすよね」
平塚「それにしても、ふふ、まさか年下の男に下の名前で呼ばれるとは……なかなか新鮮で良いものだな」
八幡(あれ、意外と好感触……?)
平塚「しかしまさか君がなあ、陽乃の影響でも受けたのかね?」
八幡「い、いやそういう訳じゃないんですがね……はは、あ、そういえば何か御用だったんじゃ」
平塚「ああ、そうだったな、いや放課後用事があるから奉仕部へ行くので帰らず待っててくれたまえ」
八幡「は、はぁ、了解っす」
平塚「はは、頼むぞ」
八幡(うわお前マジかよ……)
八幡「い、いや、なんでもないぞ、ゆ、ゆい」
結衣「……ふぇっ!?」
八幡「……がはま……」
結衣「!?……!?」
八幡「なんか放課後用事があるんだと……それだけ」
結衣「……」
結衣「う、うん、なに!?」
八幡「いや、話聞いてたか?先生は放課後用事があるからちゃんと部活行けって行ってたんだよ」
結衣「あ、そ、そっかー、わ、わかったー」
三浦「……」
葉山「……」
戸塚「……?」
姫菜「……」
八幡(あれ、なんかクラスの雰囲気が……)
八幡(という訳で昼休みはさっさと逃げることにした、俺のベストプレイスだ)
戸塚「あ、こんなところにいたんだ、八幡」
八幡「お、おお、彩加」
戸塚「えっ?」
八幡「な、なんだ?」
戸塚「ううん、八幡、今、名前で呼んでくれた?」
戸塚「ううん、僕嬉しいよ」
八幡(俺の戸塚がこんなに天使なんかじゃない訳ない何を言ってるのかわからねーかもしれねーが俺もわからん)
戸塚「えへへ、八幡」
八幡「……彩加」
戸塚「えへへ」
八幡(守りたいこの笑顔)
八幡「うっす」
雪乃「あら、ごめんなさいゴミかと思ったら比企谷君だったのね、こんにちは」
八幡「ご挨拶だな、ゆきの」
雪乃「……!?」
八幡「……した」
雪乃「…………?」
八幡(よしあとは読書だ、自分の世界に埋没している雰囲気でやり過ごす!)
雪乃「あの、比企谷君? 今、貴方、私の事……」
八幡(聞こえない聞こえない、読書に集中してるよー)
雪乃「……ちょっと比企谷君、聞いているのだけれど」
八幡「なんだよ、ゆきの」
雪乃「っ!? や、やはり貴方」
八幡「した」
雪乃「……貴方、私をからかっているのかしら?」
八幡「いやそういうつもりじゃねえよ……悪かったな、気を悪くしたんなら謝る」
雪乃「そうではなくて」
結衣「やっはろー!」
雪乃「由比ヶ浜さん……」
八幡「いや、お前なんか喋ってたし良いかなって」
結衣「そうかもしんないけどさあ、ちょっとくらい……」
八幡「はいはい、俺はこの本の続き読むからまた今度な」
結衣「むう」
雪乃「はぁ……まぁ良いわ、お茶を淹れるわね」
結衣「わーい」
八幡(精神的にきっつい……早く今日終われ……このままが良いッ!)
葉山「ちょっと良いかな」
三浦「結衣、いる?」
姫菜「はろはろ~」
八幡(神は俺を見捨てたもうた……)
葉山「いや、ちょっと優美子がさ」
三浦「ん……」
結衣「?」
三浦「いや、その、なに、こないだ結衣と、その……雪ノ下さん?に世話になったから、これ」
結衣「え、すごい、チョコクッキーだ! これ優美子が作ったの?」
三浦「う、うん、まぁ」
三浦「……」
雪乃「……そうね、これだけ綺麗にできてたら十分なんじゃないかしら」
三浦「ふふん」
結衣「むむ、優美子がゆきのんに認められてる……良いなあ……なんかお菓子作ってこよっかな」
雪乃「それは止めて頂戴」
結衣「ひどっ!?」
姫菜「あはは」
八幡「んだよ、俺は忙しいんだ、向こうのキラキラしたやつらで話してれば良いだろ」
葉山「君は、変わらないな」
八幡「さあな」
葉山「だからかな、なんだか安心するよ、君はいつでもそうだから」
八幡「何言ってんだよお前……海老名さんが興奮気味の視線をさっきから向けてきてるから早めにあっち行け」
葉山「はは……そうだな、そうするよ、じゃあな比企谷」
八幡「……ああ、じゃあな、隼人」
葉山「!?」
姫菜「ぶはぁっ!!」
結衣「ど、どうしたの、姫菜!?」
姫菜「デレが……ついにデレが……ぐ腐ぅっ」
雪乃「はぁ、とりあえず拭くもの持ってくるわ……むしろ水場に行っ
コメント一覧
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- 2015年12月04日 23:24
- あ
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- 2015年12月04日 23:25
- 忘れられてる静ちゃん先生マジ可哀そう
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- 2015年12月04日 23:26
- めずらしく読める
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- 2015年12月04日 23:33
- 久々に初期の俺ガイルssぽいのを見たな。
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- 2015年12月04日 23:39
- おいどうなってる
普通に読めるssじゃねぇか
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- 2015年12月04日 23:47
- ピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウピカチュウ
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- 2015年12月04日 23:48
- 登場人物が誰もクズじゃないしキチでもないなんて……こんな嬉しいことはない
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- 2015年12月04日 23:51
- ヤンホモ葉山だけ普通にあしらっていたのに草生える
でもヤンホモ戸塚きゅんがいないのでやり直し
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- 2015年12月04日 23:53
- 久々にまともなSS見た気がするわ
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- 2015年12月04日 23:57
- レス抽出したのかよ
ワイのレス載せろやカス
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こういうのもあるのか。