Androidの父自ら斬新スマホメーカー立ち上げへ
GalaxyにもXperiaにも満足できない!
グーグル社内で、Androidの開発を指揮してきた功績ゆえに、広く「Androidの父」としても知られてきたAndy Rubin氏。しかしながら、2年前には、これまでのAndroid開発陣の責任者としての地位を引退。その後は、グーグルのロボット事業を率いる職に就いていたものの、昨年秋にグーグルを退社してしまっています。
モバイル業界の複数関係者が伝えているところでは、新しい携帯電話会社を立ち上げるため、このところRubin氏は人材集めに駆け回っているようだ。
こんな噂が、The Information紙によってリークされましたよ。グーグルを去った後、Rubin氏は、スタートアップ企業に出資し、革新的なビジネスアイデアを支援する「Playground Fund」を設立。これまでに3億ドルの出資金を集めるほどになりましたが、どうやらこのPlayground Fundを通じて、まったく新しいスマートフォンメーカーを立ち上げる計画のようですね。
なお、この件に関して、Rubin氏は一切コメントを正式には発表していません。とはいえ、Android開発チームトップから退いた後に、同氏は、Androidとの関わりを今後完全に断つわけではないと公言。グーグル社内での確執が伝えられたこともあったみたいですし、同氏なりのAndroidの発展へのビジョンがあり、グーグルを離れてこそ実現するアイデアがあるのかもしれませんよね……。
もしも今回の噂が本当であれば、Rubin氏が先頭に立って開発を進めるスマートフォンメーカーが、来年にも姿を現わすことになりそうです。ただし、気になるのは、どんなOSプラットフォームを採用するのかでしょう。Androidを採用するのか、それとも、新たにそこから独自仕様のスマホOSを載せて誕生するスマホになるのか? いずれにせよ、現状に満足していない同氏が、わざわざいちから立ち上げるハードウェアメーカーによる新作を楽しみにしたいものですね。
source: The Information
Mario Aguilar - Gizmodo US[原文]
(湯木進悟)