カリオストロ「ほら、舐めてやるからひざまずけ」
これの続き
グラン「ルリア? どうしたの、改まって」
ルリア「その……一緒にお出かけしない?」
グラン「お出かけ? もしかしてデート?」
ルリア「デ、デ、デートじゃないよ! 本当にただのお出かけ……その、最近あまり一緒にいれなし……」ゴニョゴニョ
ルリア「ダメ……なの?」
グラン「ダメというか、この後は予定がね……」
ルリア「あ、もしかして用事があったの?」
グラン「あったというか、あるというか、できるというか……」
ルリア「……? それってどういう……」
カリオストロ「グラン~、デートに行こう☆」
グラン「あ、うん」
ルリア「え!?」
グラン「ちょっと遠くに行ってみようか、この前カリオストロが気に入りそうなお店を見つけたんだ」
カリオストロ「わーい☆ 楽しみぃ、ちゃあんとエスコートしてね?」
グラン「うん、それじゃあ行こうか」
ルリア「ちょ、ちょっと待って!」
グラン「どうしたの、ルリア?」
グラン「うん」
ルリア「……それって、前から約束してたの?」
グラン「約束はしてないけど、でも最近はほとんど毎日カリオストロと街に出かけてるし、多分今日もかなって思って」
ルリア「……」
カリオストロ「グラン~、早く行こうよ☆」
グラン「分かったよ……それじゃあ、ルリア、また今度ね」
ルリア「……うん」
ルリア「あ、あの……カリオストロさん!」
カリオストロ「あん、なんだよ?」
ルリア「カ、カリオストロさんに……聞きたいことがあります!」
カリオストロ「オレ様は今忙しいんだが?」
ルリア「え、何かしてたんですか?」
カリオストロ「グランを探してたんだよ」
ルリア「……」
ルリア「……カリオストロさん! 私、どうしてもカリオストロさんに聞きたい事があるんです!」
カリオストロ「あん? ……仕方ねえな、手短に言えよ」
ルリア「あの……もしかしてなんですけど……カリオストロさんは、その……グランの事が……す、好きなんですか!?」
カリオストロ「はあ?」
ルリア「カリオストロさんのことを見てると……そうなんじゃないかなって思って……」
カリオストロ「……」
ルリア「……」ドキドキ
ルリア「ど、どうなんですか!?」
カリオストロ「そんなわけないだろうが、どこ見てんだ?」
ルリア「え!? あ、じゃ、じゃあ……カリオストロさんはグランの好きじゃないってこと……ですよね?」
カリオストロ「当たり前だろうが、なんでオレ様がグランの事を好きになるんだよ」
ルリア「な、なんだ、そうだったんですね! よかったです……私、てっきり……」
カリオストロ「オレ様がグランの事を好きなんじゃなくて、グランがオレ様の事を好きなんだ」
ルリア「……勘違いを……え?」
ルリア「あ、あの、聞き間違えちゃったのかもしれないですけど……さっき、グランがカリオストロさんのことを好きって……」
カリオストロ「聞き間違えじゃねえよ、確かにオレ様はそう言ったぜ」
ルリア「……そ、そうなんですか? ほ、本当にグランはカリオストロさんの事が好きなんですか?」
カリオストロ「ああ、グランの事を見てればわかるだろう?」
ルリア「……」
カリオストロ「納得できないって顔してるな」
ルリア「い、いえ、そんなことは……」
ルリア「は、はい、お願いします……あ、グランが……」
グラン「……」
カリオストロ「お、ちょうどいいところにいたな、そこで見てろ」
ルリア「はい……」
グラン「うわ!? ……もうカリオストロ、いきなり抱きつかれたらびっくりするだろ」
カリオストロ「ああん? 嬉しいだろ、こんな可愛い子に抱きつかれてさあ?」
グラン「え、えーと……」
カリオストロ「やだあ、グランってば顔赤いよぉ?」
グラン「だ、だって、カリオストロが抱きつくからさ……」
グラン(胸が当たってるんだけど、カリオストロ気づいてないのかな……)
ルリア「……」
カリオストロ「……」ドヤッ
ルリア「……!」
カリオストロ「ほらほら、グラン君、カリオストロちゃんが暇しるよぉ? いいのかなぁ?」
グラン「わかってるってば、じゃあ今日は広場に行くのはどうかな? 噴水が綺麗なんだってさ」
カリオストロ「いいよ☆」
ルリア「……」
広場の噴水前
カリオストロ「グラン~、カリオストロね、歩いててちょっと疲れちゃったぁ」
グラン「じゃあ休憩しようか、噴水の石段に座って……」
カリオストロ「ついでに甘いものとか食べたいなぁって思うなぁ」
グラン「……何か、適当なものを買ってくるよ」
カリオストロ「わーい☆ グラン格好良い☆」
グラン「はは……」スタスタ
カリオストロ(グラン、遅いな……あんまりオレ様を待たせるなよな、噴水も見飽きたっての)
カリオストロ(……はあ、こんな噴水よりも水面に映るオレ様自身の方が百倍見てて飽きないぜ……あれ?)
カリオストロ(これ、枝毛じゃねえか……クソ! オレ様としたことが部屋から出る時に見落としてたか!?)
カリオストロ(オレ様は常に完璧な美少女なのに……まさか、グランの奴、これに気づいてないよな……? ああ、でもアイツ結構目ざといし……)
カリオストロ(そういえば今日はまだ頭撫でられてないぞ……まさかこの枝毛を気にして……)
ならず者「おや、お嬢ちゃん、そんなところで1人でなにしてるんだ?」
カリオストロ(今度作るホムンクルスは枝毛が出来ないやつにしないとな……)
カリオストロ「……ああん? オレ様に言ってんのか?」
ならず者「オ、オレ様?」
カリオストロ「……」
ならず者「ま、まあいい……よく見りゃあ中々の上玉じゃねえか」
カリオストロ(なんだこいつ、ナンパか?)
カリオストロ(ああ、人さらいのたぐいか……ちょうどいい暇つぶしになるか)
カリオストロ「ええ? おじさんがカリオストロを連れて行ってくれるのぉ?」
ならず者「そうだよ、だからおいで」
カリオストロ「でもぉ、ここで待ってるように言われてるしぃ」
ならず者「……ああ、そうだ、実はおじさんはその人から君を連れてくるように言われてたんだ、だからおいで?」
カリオストロ「そうなの? でもちょっとおじさん怪しいかなぁって思うんだけどぉ、本当にそんなふうに言われたのぉ?」
カリオストロ「面倒くさいってどうしたの? おじさん?」
ならず者「いいから来いって言ってんだよ!」グイ
カリオストロ「いたっ……」
カリオストロ(ちっ、大した暇つぶしにもならなかったな……まあいい許可なくオレ様の身体に触った罰としてとしてウロボロスで丸のみにしてやるか)
グラン「……おい、何してるんだ!」
カリオストロ「あ、グラン……」
グラン「その子は俺の連れだ、手を離せ」バシ
カリオストロ「……!」
ならず者「いてっ……この野郎……」
カリオストロ「グラン、帰ってくるの遅いぞぉ?」
グラン「ゴメン、中々甘いものを売ってるお店が見つからなくてさ」
カリオストロ「うーん、許さない☆」
グラン「え!?」
グラン「はは、それっていつもどお……」
ドゴ!
グラン「いたっ」
カリオストロ「……!」
ならず者「無視してんじゃねえよ、クソガキどもが、ただですむと思うなよ」
グラン「この……」
ならず者「てめえは商品にならねえからボコボコにしてやるよ、そ
コメント一覧
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- 2015年12月06日 22:52
- クラリスちゃん連れてきて団長をノンケに戻さないと…
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- 2015年12月06日 23:05
- なんだこのおっさん!?(驚愕)
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- 2015年12月06日 23:07
- むしろカリオストロなら肉体に精神が引っ張られる現象を愉しんでそう
あと美少女だと想像できる自分の脳内が悔しい
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- 2015年12月06日 23:39
- ヴァンピィちゃんはもらいますね^ ^
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- 2015年12月06日 23:41
- ぼくはヴィーラちゃん!
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- 2015年12月06日 23:49
- ※4※5 ガンダゴウザで我慢しとけ
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- 2015年12月06日 23:53
- シルヴァ姐さんと爛れた関係になりたいです(真顔)
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- 2015年12月06日 23:57
- ラカムゥゥゥ!!!
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