『週刊漫画ゴラク』連載、「激マン! ~マジンガーZ編~」の31話
今回は激の当時の漫画の描き方について。お昼に近い時間に朝食を食べてから家を出て、てきとーなキッサ店に入ってネーム作り。昔の漫画家ってこういうことしてたとよく聞きます。石森先生なんて店が専用のテーブルを用意してたらしいですし。「アオイホノオ」では東京の出版社に持ち込みしようとした時に、キッサ店で本当に描いていいものか迷ったことがありましたっけ。
まぁ人それぞれで そういう環境が合うってことでしょう。私だったら雑踏の中でイマジネーションなんて湧きませんがね。
同時に描かれたのが激が漫画を早く描ける理由。手塚先生が何かと理由をつけてペンが進まないのは「ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~」等で知っての通り。あまりに遅いので「おそ虫」などと呼ばれていたとも。
けれど激のペンは早い。これというのも石森先生のアシスタント時代に、ネームもペンの速さも見たことで「これでは勝てない」と思ったから。ならばどうしたか? それは原稿用紙にいきなり(下書きの)原稿を描くこと。同じことを「激マン! デビルマンの章」でも語ってましたけど、激の頭の中には漫画の全てのシーンが見えてしまうそうで、それを原稿に描き移していたそうだ。
よって担当とネームの打ち合わせなど一切しません。そのまま下書きを持ち帰ってペン入れです。このやり方が本当にいいのかは別として、それだけ漫画家と担当とが信頼してたってことですよ。
それとポピーが作ったマジンガーのソフビが出来たってことで見てみれば、ちょっとアレな出来栄えでした。ネット検索したところこれでしょう。他にも出ますので「マジンガーZ ソフビ ポピー」で検索してみてください。
これには流石に苦笑いするしかない激。激が納得する人形に出会うのは、73年7月に発売する「ジャンボマシンダー」まで待たなければなりません。
マジンガーの描き直しは破壊されたアフロダイAにスポットを当てました。原作(上の画像)では"横"に真っ二つにされてしまったのに対し、今回は"縦"に一刀両断。残酷さが増してます。
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絵柄も遠目からはほぼ完コピーだし凄いね名無し中間管理録トネガワ 1巻 「死のゲーム」開発に、利根川と黒服たちが右往左往苦労しているのはカイジだけじゃない(汗中間管理職は辛いよ
この業界も同じ、いやヒデェわ(滝汗)。
チャレンジャー
これはヤバいでしょ(汗)、編集部上にあの効果音が……聞こえたのに違いない(汗名無し岸辺露伴は動かない エピソード#07 月曜日-天気雨荒木先生らしい風刺のきいた面白い作品だった。
得体のしれない虫が敵の正体というのもグロくて動かないらしさが出ていてよかったと思う。
ただ、わからないのはエピソー戦闘潮流