「ロケットで宇宙に捨ててやろうか?」ジェフ・ベゾス、ケンカを売ってきたドナルド・トランプにツイッターで反撃
世界第4位の富豪ともなれば、ケンカのスケールも大きめです。
アマゾンのCEOジェフ・ベゾス氏と共和党の大統領候補のドナルド・トランプ氏が、ツイッターでバトルを繰り広げています。発端は、こちらのトランプ氏の投稿。
The @washingtonpost, which loses a fortune, is owned by @JeffBezos for purposes of keeping taxes down at his no profit company, @amazon.
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2015, 12月 7
The @washingtonpost loses money (a deduction) and gives owner @JeffBezos power to screw public on low taxation of @Amazon! Big tax shelter
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2015, 12月 7
If @amazon ever had to pay fair taxes, its stock would crash and it would crumble like a paper bag. The @washingtonpost scam is saving it!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2015, 12月 7
2013年にジェフ・ベゾス氏に買収されたワシントンポストが、税金逃れに使われていると言ったんですね。
「大赤字メディアのワシントンポストはアマゾンの脱税に使われている。もし、マトモに税金を払っていれば、アマゾンの株価は大暴落。紙くず同然だろ」と。
相変わらずというか、なんというか、これ以上ないほどのケンカの売りっぷりです。これにはベゾス氏もご立腹でしたが、自社のロケットにかけて次のようなウィットに富んだ切り返しをしています。
Finally trashed by @realDonaldTrump. Will still reserve him a seat on the Blue Origin rocket. #sendDonaldtospace https://t.co/9OypFoxZk3
— Jeff Bezos (@JeffBezos) 2015, 12月 7
「とうとうドナルド・トランプの矛先がわたしにも向いたようだ。ブルーオリジンに彼の席は用意してあるよ(ロケットに乗せて宇宙に捨ててやろうか?)」
これは一本取られたのか、トランプ氏の反論は今のところない様子。アメリカでは2016年11月に大統領選挙を予定しています。各候補者がメディアやSNSを駆使してキャンペーン活動にいそしんでいるようですが、同じく共和党から立候補しているトランプ氏は、誰彼構わず噛みついているようですね。ネガティブな印象であっても、人に知られないよりはPRになるという考えなのかもしれません。
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souce: Popular Science, Washington Post
(高橋ミレイ)