1: casillas ★@\(^o^)/ 2015/12/09(水) 23:06:07.89 ID:CAP_USER*.net
◆ チームの状態とリンク
昔のプロ野球は先発完投型、どちらかといえばそれ以外の投手は二線級に見られがちだったが、少しずつ分業型となり、その地位は確立されてきた。
現代野球では救援投手、とりわけ優秀なクローザーがいるかが、チームの勝敗を左右するほど、非常に重要なポジションになった。
クローザーの成績を見るとき、セーブ機会に限定して成績を見ると、そのクローザーの特徴がよくわかる。セーブ成功率の順に、各球団のクローザーを並べてみよう。まずはパリーグからだ。
ロッテの西野勇士は骨折でシーズン終盤で離脱したが、セーブ機会で34度登板し、一度も失敗しなかった。被本塁打が0。
しかし防御率は1.85、これは4月、5月のシーズン序盤に2試合黒星がついたことが影響している。
特に5月は5日のソフトバンク戦で2敗目を喫したあと、20日の西武戦、23日のオリックス戦で2失点。不安定な投球が続いたがその後改善され、マリーンズのクライマックスシリーズ進出へ大きく貢献した。
松井裕樹は8月8日の日本ハム戦で失敗したのみ。成功率は97.1%。内容を見れば、西野よりも上だ。しかしチームが不振だったため、セーブ機会に恵まれなかった。
そのほかの登板機会が29試合もあり、同点の場面での起用や、複数イニングを投げることもあった。
セーブ王に輝いたサファテは、9月13日の楽天戦、9月22日の日本ハム戦で失敗。このうち楽天戦は味方が同点に追いつかれた直後に逆転し、白星が転がり込んでいる。
しかし失点試合はその2試合のみ。セーブの付いた登板はすべて無失点。ホークス連覇に欠かせない選手の1人だった。
日本ハムの増井も極めて優秀な数字を残した。5月27日のヤクルト戦、9月23日のソフトバンク戦で失敗しているが、他の失点試合は1だけ。それも失策が絡んだものだった。自責点は最少の2、信頼感は高かった。
西武の高橋朋巳は、前半戦は抜群の安定感だった。6月末日までは防御率1点台。しかし、7月に入ると初戦で3失点、今季初黒星がつくと、打ちこまれるケースが目立ち、7月末には防御率が3点台に落ちた。
8月以降はセットアッパーへ配置転換となり、他に増田達至(3セーブ)、牧田和久(3セーブ)ら5人がセーブを記録している。高橋は西野同様に9月終盤で骨折が判明し、シーズンを終えた。
序盤Aクラスにいたが最終的にBクラスだったライオンズ、まさに高橋の成績とリンクしている。
オリックスは最後までクローザーを固定できなかった。佐藤が13セーブ、平野佳寿が12セーブなど6人がセーブを記録している。
昨年、絶対的なセットアッパーとしてチームの躍進に貢献した佐藤だが、今季は大きく成績を落とした。セーブ失敗は2試合、失点はその2試合だけだが合わせて7点を失っている。
セーブ機会とその他の登板機会の防御率を比較すると面白いことがわかる。
西野、松井のように防御率があまり変わらない投手もいるが、サファテはセーブ機会のほうが防御率が良く、打ちこまれた高橋はセーブ機会で当然ながら防御率が悪い。クローザーの適性の問題なのかもしれない。
◆ 同じセーブ王でも安定感に差
次にセリーグを見ていこう。
セの最多セーブはヤクルトのバーネットと阪神の呉昇桓が分け合った。しかし二人のセーブ機会での投球内容は大きく異なっている。
バーネットは成功率100%、失点も3試合だけ、それぞれ1失点したのみ。対戦相手はバーネットがマウンドに上がっただけで、あきらめムードになっていたことだろう。それほどの安定感があった。
一方の呉昇桓は4度失敗。それ以上に目につくのは失点試合が12もあることだ。被本塁打も6本。その他の登板機会のほうが防御率ははるかに良く、セーブ機会では相当なプレッシャーがかかっていたのではないかと思われる。
2: casillas ★@\(^o^)/ 2015/12/09(水) 23:06:51.73 ID:CAP_USER*.net
むしろ安定感でいえば、DeNAの山崎康晃のほうが呉昇桓よりもずっと上だ。失敗は9月4日の巨人戦だけ。自責点もバーネットと並ぶ最少の3。
山崎はその他の登板機会ではよく打たれたが、クローザーを任されるとほぼ完ぺきに抑えている。適性があったのだろう。
巨人の澤村はセーブ機会だけでなく、同点でマウンドに上がることが多かった。勝ち星が7つもあることがそれを物語っている。
9月23日の阪神戦ではセーブに失敗するが裏に味方が逆転して勝ち星が転がり込んでいる。打たれたのは呉昇桓だった。
広島は当初、クローザーに予定していたヒースが離脱したため、5月からセットアッパーの中崎が配置転換。難しいポジションを任され当初は不安定だったが、8月27日以降は無失点だった。
先発の頭数がそろっていたが、やはり絶対的なクローザーがすぐに確立できなかったことが、ポストシーズン進出を逃した要因でもある。
中日は、NPBのセーブ記録を持つ岩瀬仁紀が今季絶望だったため、クローザーを固定できなかった。福谷の他に田島慎二が9セーブ、浅尾拓也が3セーブを挙げている。
福谷浩司は失敗は4度だけだが、自責点は12点。防御率も4.98。仕事を果たしたとは言えない。
こうしてみると、クローザーの出来がペナントレースを左右していることが実感できる。
クローザーは激務であり、短期間で潰れる投手も多い。来季はどんな顔ぶれが、試合終盤のマウンドに上がるだろうか。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151209-00010002-baseballc-base
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四番ピッチャー名無しさん
- 2015年12月10日 23:11 ID:DbzqgGG.0
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まあ打たれた場面のほうが印象に残るから多少はね
2.-
四番ピッチャー名無しさん
- 2015年12月10日 23:41 ID:U3YFiQXgO
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9月23日の阪神戦ではセーブに失敗するが裏に味方が逆転して勝ち星が転がり込んでいる。
↑正しくは裏に味方が勝ち越し(サヨナラ)